戦争法・辺野古・原発・TPP 総がかりで闘いを/土屋源太郎(伊達判決を生かす会)

戦争法廃止・辺野古新基地建設阻止・反原発・TPP反対
総がかりで闘いを

伊達判決を生かす会共同代表 土屋源太郎

■立ち上がる様々な人たち
土屋源太郎さん

土屋源太郎さん


 去年は戦後70年平和国家として歩んで来た国を、戦争の出来る国家へ変えようとする安倍政権との闘いの波乱の年であった。
 県民の多数の意志を無視し、辺野古新基地建設工事の強行、秘密保護法の施行、武器輸出禁止三原則破棄そして9月19日閣議決定で憲法九条解釈改憲によって造られた安保法制の参議院での強行採決。

 原発がなくても電力供給が問題ないのに住民の不安を無視して大飯、川内原発の再稼働、さらに原発輸出をも目論み危険を他国にもバラマキ、すでに経済政策は破綻したアベノミクスにより富は一握りのモノとなり社会保障も切り捨てられ、貧困と格差は増大し就労者にしめる非正規雇用者の割合は40%を超えています。国民の生活を危機にさらし生きるための基本的人権を侵害し、民主主義を踏みにじり、平和主義、立憲主義をも無視し、米国にすり寄り三層の出来る国に変える安倍政権は打倒しなければなりません。

 安保法制に反対する闘いは今までの平和運動を変えるほどのインパクトでした。国会を包囲する波状的な集会、デモ、全国各地での抗議行動、シールズの学生や母親たちそして学者文化人も参加した広範な闘いであり、60年代、70年代とは異なり組織された人々を超える組織されない人々の参加を生み出しました。総がかりの運動となり国会周辺のみならず全国各地で反対するエネルギーは大きく燃え拡がりました。

■沖縄の闘いは私たちの闘い

 辺野古新基地建設に対しては翁長知事が公有水面埋立承認取り消しを決定しましたが、政府は代執行行使の訴訟を起こし、その裁判を有利にするために、三里塚裁判で悪名高い判事を福岡高裁那覇支部裁判長へと異動し担当させています。法の公平・正義から許されることではない。
 辺野古の浜ではオジイ・オバアが長年座り込み海上でも危険をかえりみず闘い続け、キャンプシュワブ前では機動隊の暴力に屈せず座り込みを連日行なっています。
 島ぐるみ会議とヘリ基地反対協は、沖縄の実態を知ってもらい、建設反対の世論を建機するため、辺野古基金を使って全国51紙に新聞広告を出し大きな反響を創りだしました。

 沖縄は琉球処分によって圧殺され、サンフランシスコ講和条約で切り捨てられてきました。そのうえ本土の反基地闘争の結果、本土の基地の大半が移設され、沖縄の人々の苦しみは倍増した事実を、度重なる差別のもとで沖縄の人々が文化も生活も破壊されてきた事実を、私たちは重く受け止める必要があります。
 いま沖縄は「自己決定権」を勝ち取る闘いを進めています。私たちもこのことを理解し、連帯していきましょう。

■砂川最高裁判決は違憲

土屋源太郎・著「砂川判決と安保法制―最高裁判決は違憲だった!」 (情況ブックレット)

土屋源太郎・著
「砂川判決と安保法制―最高裁判決は違憲だった!」 (情況ブックレット)

 1月4日、通常国会が開催されます。安保法制は3月に施行されます。
 PKOによる武器使用・駆けつけ警護、自衛隊派兵などを阻止し、実際に使えなくする闘い、そして廃止へ!
 国会包囲行動を始め全国各地で総がかりの闘い、2000万人反対署名活動の展開へ!
 安倍内閣が閣僚による解釈改憲により作られた安保法制は明らかに憲法97条98条99条に違反し違憲です。全国各地で違憲訴訟を起こしましょう。

 沖縄の闘いは日本の基地反対闘争「米軍駐留はいらない」の闘いです。本土での闘いをもっともっと拡げましょう。1月24日投票の宜野湾市長選は大変重要です。政府は現市長当選のためあらゆるキタナイ手段を使っています。辺野古建設反対を表明している志村候補を当選させる支援を本土でも拡げます。6月の沖縄県議選も重要です。
 辺野古新基地建設反対、オスプレイ配備反対、海兵隊はいらないなどを表明する第7期沖縄違憲広告運動が開始されました。新聞広告を通して世論を拡げ、またアメリカにも意見広告を出しアメリカの市民に実情を知ってもらいます。今年は7000人の賛同人を目指します。是非ご協力をお願いします。

 米軍駐留は違憲とした砂川伊達裁判を破棄した最高裁判決は日米両政府が介入した汚染され無効な判決であることが米国国立公文書館の公式文書により明らかになり、この判決は憲法37条違反として司法の公正・正義を求め、再審請求を行なっています。この砂川最高裁判決を安保法制の法的根拠として悪用したデタラメな安倍政権に対する抗議として再審開始決定を勝ち取ることは大きなインパクトを与えます。今年早々に決定が出るかも知れません。注視とご支援をお願いします。

■闘いは智恵と工夫が必要 楽しんで根気よく長く続けましょう

 安保法廃止、辺野古新基地建設阻止、原発再稼動許さない、TPP反対、貧困格差社会構造の変革、闘いの課題は多くあります。闘いを進めるためにはあらゆる人々の参加が必要です。総がかり運動は大きな力になります。
 市民運動をさらに拡げ、野党に呼びかけ参議院選挙で野党協力を進め、自・公政権と闘い勝利し、安倍政権打倒に向け闘いましょう。

 運動には創意工夫が必要です。過去の運動にこだわらず、楽しみながら発想しそして繰り返し繰り返し根気強く長く続ける運動が必要です。
 今年もみなさん、総力を挙げて頑張りましょう。

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