3・27新宿デモ、山城さん激しい怒りを叩きつける

3・27新宿デモ、山城さん激しい怒りを叩きつける

そこに正義があるからだ! そこに希望があるからだ!


3・27新宿アルタ前 辺野古の海を埋め立てるな!  山城博治さん発言

 3月4日、安倍政権は裁判所の「和解」勧告を受け容れ、辺野古の埋立工事は一時中断した。しかしこれは沖縄県民の闘いによって追い詰められた結果でしかなく、まだ工事再開を諦めたわけではない。こうした状況を受けて27日、辺野古への基地建設を許さない実行委員会主催により、新宿アルタ前で「辺野古の海を埋め立てるな!3・27新宿デモ」集会が開催された。

● 勇気を持って立ち向かおう かならず変わります!!

 最初に沖縄からきた山城博治さんが挨拶した(→動画と発言全文)。まず山城さんは、前日代々木公園で開催された脱原発集会に多くの人々が集まったのを例にあげ、「この国の末期的症状・断末魔のような苦しみをまったく意に介さない安倍総理」を糾弾した。「放射能が建屋から毎日のように飛び交い、人々が逃げ惑い、恐怖におののいているのに、『放射能はコンクリートでブロックされた。20ミリシーベルトの世界に帰れ!』と言って、帰らぬ者は支援を打ち切る。信じられない!」と怒りのこぶしを突き上げた。
3・27新宿アルタ前 辺野古の海を埋め立てるな!  山城博治さん発言
 また警視庁から200名の機動隊、沖縄からも200名の機動隊を動員して行われる25名の逮捕者、44名の救急搬送というすさまじい弾圧にもひるまず闘い続ける県民の怒りを紹介し、「70年間闘ってきたんだ。そんな脅しに負けるか! 人々の悲しみと歴史と誇りをなめるんじゃない! そういう私たちの運動がついに彼らを止めました。『和解』という名の工事中止に追い込んだのです!」「どんなに弾圧されても、どんなに機動隊にゴボウ抜きされても、ゲートで闘う人が増えます。なぜか? そこに正義があるからです。そこに未来があるからです。そこに希望があるからでしょう。」と語り、「どうぞ、勇気を持って立ち向かいましょう。がんばり抜けば、必ず変わります。原発も、安保法制も、憲法も、労働問題も、搾取も、朝鮮やその他の人たちに対する差別や排外を止めて、人々が仲良く平和に暮らせる時代は来るはずです。その事をめざしてがんばりましょう!」と、辺野古の闘いが全ての人たちのあらゆる闘いと結ばれて前進している事を訴えた。

●もうこれ以上美しい海を日本軍のために奪わないで!

デモの先頭に立つ花輪伸一さん

デモの先頭に立つ花輪さん

 主催者あいさつに続いて「辺野古・高江を守ろうNGOネットワーク」の花輪伸一さんが高江での米軍オスプレイ用ヘリパッド建設に反対する運動への支援を訴えた。
 続いて、辺野古現地で船に乗って闘っている仲間からのアピールに続き「ストップ辺野古埋め立てキャンペーン」の芦沢さんから埋め立て工事を請け負っている企業への工事中止の呼びかけの要請があった。この日のデモコースにも辺野古の海に巨大なコンクリートブロックを何十個も沈めた大成建設の本社があり、声を上げていこうと訴えた。

3・27新宿アルタ前 辺野古の海を埋め立てるな!  最後に、一坪反戦地主会関東ブロックの外間さんからの訴えがあった。宮古島、石垣島に建設されようとしている自衛隊のミサイル基地に反対して要請団が来ることを紹介し「みなさんは京都や奈良に戦争の本部を作りますか? ヤマトンチュは首里城に地下壕を掘ったんです。もうこれ以上、美しい島を日本軍のために奪わないでください」と訴えた。石垣・宮古住民は29日の国会包囲に参加し、30日には京橋で集会を開催する。
 集会のあとデモ行進に移り「米兵の暴行をゆるさないぞ! 危険な米軍基地を撤去しろ! 辺野古新基地を止めよう!」と訴えながら靖国通り、西口を通り、新基地建設反対を訴えた。

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山城博治さんの発言




 みなさんこんにちは。辺野古から参りました山城です。素晴らしい!新宿でこんなに大きな集会が開かれているのになかなか顔も出せませんで申し訳ございませんでした。本当に心強く思っております。ありがとう!
 すごいですね。うしろのビルの下にはマスクをした東京警視庁の人がいっぱい。警視庁! 辺野古で世話になっております。東京でもこんな格好かい。ひとつお手柔らかに頼みますよ。

 昨日、代々木でも大集会がありました。皆さんも参加されたと思いますが、本当にこの国の末期的症状といいますか、断末魔のような、もだえうつ、のたれうつ苦しみがこの世界を覆っているのに、ここのリーダー、総理はほとんど意に介さない。不思議な存在です。なんとも理解ができません。
 人々が苦しんでいるのに、放射能がぶっ飛んで建屋から毎日のように放射能が飛び交い、人々が逃げ惑い、そして未来に向かって恐怖におののいているのに、「放射能は止まった、コンクリートでブロックされた」と言って、「20ミリシーベルトの世界に帰れ帰れ」と言って、帰らない人には支援を打ち切る。本当に信じられないような状況にいま置かれています。怒りが炸裂するのも当然です。3万といわず、5万、10万の集会で安倍をぶっ倒せ! そう思いますね、みなさん。ああいう男になんでいつまでも政治を任せるんでしょう。
3・27新宿アルタ前 辺野古の海を埋め立てるな!  山城博治さん発言
 東京オリンピックに福島の人たちを招くと言ってますね。フザケたことを言うな! 東京オリンピックに招いたら福島の悲劇が消えるのか! 放射能が消えるのか! そんなオリンピックなんかいらないわ! オリンピックを言う前に、あの建屋をまず廃炉にしろ! あの建屋をコンクリートで囲ったらどうなんだ。なぜ放射能を毎日毎日通さなきゃならないんだ。福島のみなさんにあまりの許しがたい悲劇の押し付け! こどもたちがすでに身体に異常を来しているというのに、医師団を巻き込んで「放射能と病気の因果関係は無い」とうそぶいて、こどもたちの支援をしない。そして原発を再稼働し、あげくの果ては、世界有数の悲劇を体験した日本の原発を「買ってくれ」などと言ってあちらこちらに売り込みをやっている。貴様、いったい何者なんだ! おまえはそれでも人間なのか! 人間の顔を被った放射能の化け物か! と言いたくなりますね。ぜひそういう奴らにめげないで、怒りをもってがんばり抜き、抗議の声をあげるべきだろうと思います。

 東京の皆さん、全国の皆さん、7月参議院選挙が参ります。いよいよ奴らを徹底してやっつける絶好のチャンスじゃないですか! 選挙に勝てる枠組み、選挙に勝てる方策をぜひとって欲しい。政治家のみなさん、政治に携わるみなさん、そうでしょう。今やるべきは自らの党派の党利党略を、「我が派、我が会派、我が党」の話をする前に、安倍が襲い来る、憲法を変え、我々や若者たちを戦場に引っ張り出す、放射能を引っ張り出す、沖縄を軍事基地で固める、そういう手合いの連中に「もはや君たちと付き合うわけにはいかない!お前らの政治を降ろせ!」そういう事をするための選挙だし、そういう事が何より求められているはずです。国民・有権者はその事を望んでいます。どうぞ皆さん、我々も声をそろえて言いましょう。政党は党利党略をやめ、国民・有権者を最優先に選挙に勝てる枠組み、人々の暮らしを最優先にできる政治の実現を今こそやるべきじゃないのか。

 同じような状況が辺野古でも続いています。信じられません。県知事選で勝ち、衆議院選挙で勝ち、市長選挙で勝ち、あらゆる民意が示されているのに方針を変えない。「辺野古が唯一だ」という。ふざけるな! 何が唯一だ!  東京のど真ん中に持って来て「ここしかないんだ」と言って見ろ! 彼らの開き直りを許さない県民・国民の怒りがわき上がっています。その怒りが東京警視庁の機動隊200名、沖縄の機動隊200名を動員して、どんなにありったけの逮捕者を出しても、25名の逮捕者を出しても、44名の救急搬送を出しても、沖縄の運動は止まないでしょう。むしろこれから更に大きく大きくなるでしょう! 70年闘ってきたんだ。そんな脅しに負けますか。こんなチンピラのような連中に負けるか! 人々をなめるんじゃない! 人々の悲しみと歴史と誇りをなめるんじゃない!
3・27新宿アルタ前 辺野古の海を埋め立てるな!  山城博治さん発言
 そういう私たちの運動がついに彼らを止めました。「和解」という名の工事中止に追い込んだのです、みなさん! やりました。みんな喜んでいます。「すべて最高裁の判断に従え」という「和解」条項の第9項への懸念もあります。しかしみなさん、そんなもん通るわけがありません。一事が万事で、「最高裁判決が下だったら、以後沖縄は黙れ! 最高裁の判決に従え」そういう条項が入ったとしてもあり得ない! そんなもんに従えるか! 裁判は最後までやれ! 裁判所の勝手は許さない! 翁長さんはその決意でしょう。県民もその決意です。ひとつひとつ問います。ひとつひとつ、国家の犯罪、防衛省の犯罪、ひとつひとつ辺野古に関わる彼らの手法を問います。そしてひとつひとつが違法で許しがたい蛮行だということを天下にあまねく示して参ろうじゃ有りませんか、みなさん! その力で、必ず辺野古を止めることができます。

 私たちのゲートでの闘いに、もうたくさんの人たちが来たでしょう。日々日々人が増えます。どんなに弾圧されても、どんなに機動隊にゴボウ抜きされても、日々人が増えます。なぜか? そこに正義があるからです。そこに未来があるからです。そこに希望があるからでしょう。だから人々は集まる。どんなに叩かれても、雨の日も風の日も、寒い日も暑い日も、みんな集まる。なぜ?「そこに希望があり、それが正義だし、それを信じて闘い抜けば、必ずこの闇夜が開かれる。希望が生まれる」そう思うからです。

 そして全国のみなさんも、辺野古の闘いにつながることで、この閉塞感いっぱいで闇のような安倍政治の中でも、この一点を突破すれば、必ず未来が開ける。希望が拡がる。辺野古は今まさに、民主主義の窓口、我々の希望の窓口になっている感じがします。どうぞみなさん、この辺野古の闘い、負けるわけにはいかない! 勝つ以外にないでしょう。
 そして今、勝てるような体制に来ています。勝てます。アメリカの世論もどんどん変わりました。やがて上院で「辺野古は不可能だ」という決議が出るでしょう。そして「辺野古はもうあきらめる」という決議がされるでしょう。そういう運動が全国で、世界中で拡がろうとしています。私たちもそのことを感じます。現場にいてメゲる気持はありません。そうでしょう、みなさん。辺野古の闘いはみなさんの中に燦々と輝いているでしょう?

 希望をもってがんばりましょう。辺野古で歌がうたわれます。踊りがあります。語らいがあります。笑顔があります。それは、私たちが堂々といま闘い、歴史のただ中で、襲い来る政府・国家権力の暴力を止めて、自分たちの未来は自分たちで創る! 奴らの思うままには絶対にさせない! 奴らの思うままにさせたらまた地獄が待っているだけだ! もはや沖縄は戦前のような地獄は二度と繰り返させない。未来を創るのは自分たちだ! その誇りと感動の中で生きています。
3・27新宿アルタ前 辺野古の海を埋め立てるな!
 辺野古は勝ちます。負けません。そして同時にみなさん、申し上げましたように、全国津々浦々、多くの課題が拡がり、安倍の政治が横行してみんな泣いているでしょう。どうぞ、勇気を持って立ち向かいましょう。いつまでもやつらをのさばらしておくわけにはいかない。必ず、政治の潮目はあります。変わる折はあります。がんばってがんばってがんばり抜けば、必ず変わる折はあります。どうぞ勇気を持って、原発も、安保法制も、憲法も、労働問題も、搾取も、朝鮮やその他の人たちに対する差別や排外を止めて、人々が仲良く平和に暮らせる時代は来るはずです。その事をめざしてがんばりましょう!

 辺野古で歌われる歌、まよなかしんやさんが残している歌を一曲披露して、皆さんと勇気を分かち合いたちと思います。
 (歌:まよなかしんやさんの「命の海に杭は打たせない」)

  命の海をつぶしてはならない  世界に繋がる 辺野古の海
  命の海に基地は要らない  命の海に 杭は打たせない

  オジー オバーの海  命はぐくむ 大浦湾
  海がめジュゴンの海 サンゴの海  ニライカナイへ つづく命の海
  戦争ならん 戦やならん  戦のための基地は要らない

  命の海を 壊してはならない 未来を開く 命の海
  命の海よ いつまでも輝け  命の海よ いつまでも輝け

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