キャンプシュワブ米兵による女性暴行、連日の抗議行動が続く

米海軍兵士、深夜の凶行!

■ ゲート前でただちに抗議集会(13日)

抗議のダイ・インをする市民たち

抗議のダイ・インをする市民たち


 3月13日沖縄県警那覇署は、同日深夜1時~4時ころ、ホテルの廊下で熟睡していた女性を自分の部屋に連れ込み暴行したとして、在沖米軍キャンプ・シュワブ(名護市辺野古)所属の海軍1等水兵ジャスティン・アレクサンダー・カステラノス容疑者(24)を準強姦の容疑で逮捕した。女性は本土から観光に来ており、容疑者とはまったく面識はなかった。
 報せを聞いた市民たちからは、「沖縄の怒りを分かっていない」 「許せない!」 と怒りの声があがっている。また米軍キャンプ・シュワブゲート前には14日に80人、16日午前には200人と、連日抗議の波が押し寄せ、基地ゲート前で抗議の座り込みや路上に寝て抗議の意志を示すなどの抵抗が続いている。

■ 米軍が抗議者を挑発し逮捕(15日)

 15日にはキャンプ・シュワブゲート前で抗議中の男性を米軍が不当に拘束し、「刑事特別法違反」の容疑で名護警察署に逮捕させるという事件が起きた。現場にいた山城博治さんは 「県民を侮辱するにも程がある。徹底して抗議したい」 と憤った。

■ 緊急抗議集会開催を決定(15日)

 「基地の県内移設に反対する県民会議」はこの事件を重視し、同主催により、キャンプ・シュワブゲート前で 千人規模の 「緊急県民抗議集会」 を開催することが、同会議を構成する沖縄平和運動センター、平和市民連絡会、統一連、ヘリ基地反対協議会などの代表者の会議で決定された。県議会も22日に臨時本会議開催が決まった。会議では抗議決議が全会一致で可決される見通し。

■ 翁長知事も厳重抗議(16日)
米軍に厳重抗議をする翁長知事

米軍に厳重抗議をする翁長知事


 翁長雄志沖縄県知事は16日、在沖縄米軍トップのローレンス・ニコルソン中将と県庁で会談し、「過去の不幸な事件を想起させる悪質なもので、激しい怒りを禁じ得ない」と述べ、再発防止などを求める文書を手渡した。
 沖縄タイムス記者によれば、「遺憾」という言葉を他人ごとのように何度も使うニコルソン中将の態度にはまるで 「事件の被害者は米軍側」 とでも言いたげな印象さえ感じられ、会談中、何度も「良き隣人」ということばを発したが、被害女性への謝罪の言葉は最後までなかった。翁長知事は「今回の事件は、県民に過去の不幸な事件を想起させる悪質なものであり、激しい怒りを禁じ得ず、強く抗議する。戦後70年間、同じような事件事故があり、抗議しても一向に良くならない。 『良き隣人』 という言葉が実行されたためしがないというのが正直な気持ちだ」 と強い口調で米軍の姿勢を批判した。

安保の本質が問われる!

■ 前泊博盛さん(沖縄国際大学)

 「有事」に日本を守るとされるが、「平時」における犯罪被害、爆音被害、演習被害の除去と抑止を訴える県民の願いは、なぜ無視されるのか。日米安保や米軍基地は、一体、何から何を守っているのか。「安保の本質」が再び問われる。
 犯罪が起きるたびに在沖米軍が外出と基地外飲酒を制限する行動指針「リバティー制度」は、犯罪抑止力になっていない。制度が緩和されると、すぐに犯罪は急増する。犯罪米兵を裁けない日米地位協定の限界がそこにある。犯罪米兵の起訴率の低さ(約10%前後)が、そのことを物語っている。(要旨)

「軍隊の構造的暴力だ」

■ 「基地・軍隊を許さない行動する女たちの会」

 「基地・軍隊を許さない行動する女たちの会」(高里鈴代、糸数慶子共同代表)は3月15日、県庁で会見し、被害者への謝罪や全米兵の基地外行動の禁止などを求める抗議声明 「被害者への十分な対応を求め、米軍の撤退を求める要求書」 を発表した。声明 は、那覇市内で米兵による性暴力事件が相次いでいることを挙げ、事件を「兵士個々の犯罪にとどまらず駐留する軍隊による構造的暴力だ」と指摘している。声明は安倍晋三首相やオバマ米大統領ら日米各機関に送付する。

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