協同の力で復興を~南三陸町・共同食堂 農漁家レストラン「松野や」オープン

近畿地区生コン関連団体から建設資金を寄付
地元・南三陸町の杉材を使用し共同食堂を昨年12月に完成!


共同食堂「松野や」全景

 宮城県南三陸町の森林を活用して共同食堂「松野や」の建設が始まったのは昨年の11月。南三陸町では全国生協のパルシステムが支援し、被災者の住宅再建を地元の木材を活用してすすめようという試みが始まっています。その第一号が、近畿の生コン業界で応援してきた共同食堂「松野や」です。
「松野や」内部
 共同食堂建設を支援しようと昨年、近畿地区生コン関連団体で寄付金を400万円集めました。そして、3年前の仙台でのシンポジウムでつながったパルシステムの協力で今回、建設がはじまったのです。

 昨年11月、南三陸町では住宅再建にむけて「南三陸木の家づくり互助会」が発足しました。「結い」の精神を受け継ぐ新たな相互扶助の取り組みとし、会員同士が作業を手伝い、互いにもつ技術技能をもちよって家造りをすすめようというものです。

 今回、建築された「共同食堂松野や」は一部2階で、延べ床面積は約100平方メートルで、材料には、松野さんの所有林を含む地元産の杉材を使ったとのことです。そして毎日、大工と互助会員の地元住民が作業に加わり完成させました。
伝統的な工法で建設される「松野や」 建築法は板倉構法を採用し、これは伝統的な工法で柱と柱の間に厚い板を落とし込んでいくものです。複雑な作業がないことで素人が手伝いやすく、さらに耐震性や断熱性に優れ、安価で工期が短いというのが特徴です。

 現在、互助会の会員は約25人。互いに協力し合い住宅の建築を進めることによって建築費用を抑え、被災地での住宅再建を促進しようというのが目的です。
 2年前に開催された仙台でのシンポジウムで「協同の力で復興を」と呼びかけ始まった連帯が実った取り組みとなりました。食堂は1月20日(月)オープンしました。

仙台シンポジウムの記録集


共同食堂「松野や」看板


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