投稿】日韓青少年平和交流団を迎えて(上)/村山和弘(不二越訴訟連絡会)

投稿 稲田防衛大臣は、8月4日記者会見(以下は私の要約)「私(個人)は一貫して『侵略でなくアジア解放戦争・南京虐殺の事実は無い・慰安婦に強制は無い』と言っている」が「防衛大臣としての発言は安倍政権の見解です」と言った。即ち、安倍政権の本音を稲田が防衛大臣として発言したのである。

日韓青少年平和交流団・未来の平和と友好は彼ら若者にかかっている

未来のアジアの平和と友好は彼ら若者の双肩にかかっている

 戦争渦中の南スーダンへ空自機を飛ばせたことは重大な派兵のエスカレートである。邦人救出を名目にして中国出兵を行った歴史の再現です。自衛隊員は生死の境の戦場に置かれている。安倍政権は自衛隊の戦死を望んでいる。稲田は「当然に戦死者が出るので靖国に祀ってこそ国の為に死ねる」と言っている。
 東北アジアをめぐる民衆の闘いは激動情勢です。米国の世界支配が衰退を示しているが、産軍共同体による米軍の巻き返しは軽視できない。北朝鮮危機を口実にした中国包囲網は、韓国に高高度ミサイル、沖縄の米軍基地、南中国(シナ)海へ日米の軍事展開を進めている。稲田は代議士時代に独島上陸を韓国政府から拒否された。その本人が防衛大臣になって日韓軍事一体化の下で自衛隊は朝鮮半島に米日韓の共同作戦を行うと宣言している。日韓民衆が戦争政治に立ち向かう強い意思と実践が必要です。

■ 青少年平和交流団が決まるまで

ホームスティで交流を深めた

ホームスティで交流を深めた

 光州市の学校では180人が応募して試験と面接で来日メンバーが決まります。1ヶ月ほど親も含めた集まりで、説明や富山金沢の歴史、ホームステイ、企業の強制連行責任追及の闘いなど予備知識を持ちます。富山は田舎だから3階建てビルはあるの?と聞かれたそうです。

 韓国は世代を越えて植民地支配の苦労話を若者も知っています。日本の現実も、日本に居たら分かるという訳でありません。強制連行の責任追及も最高裁棄却された後では、企業への門前闘争は聞こえません。強制連行の責任は誰もとっていません。不二越門前行動に対し北陸右翼総結集で「不二越頑張れ」やヘイト罵倒で騒ぎます。

 韓国で不二越を訴える裁判は第三次訴訟まで広がっています。何よりも70年前に韓国から強制連行された現場は富山本社工場であり、毎日「愛国寮」から工場に行進しました。不二越から脱走した姜徳景(カンドッキョン)さんは慰安婦にされました。不二越正門行動では、遺影と花に絵画を飾ります。不二越は「強制連行の世界遺産」に登録する存在です。正門前とは強制連行責任を居直る日本(企業・政府)と、我々「被害者(亡き人)の意思を引き継ぐ」闘う現場です。日本と日韓の現実、日本の進路をも凝縮しているのです。⇒次号につづく

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