最高裁へ破棄を求める緊急集会 高裁トンデモ判決の内容とは

10・28 とんでもない!辺野古埋立容認の高裁判決

最高裁へ破棄求める緊急集会


10・28とんでもない!辺野古埋立容認の高裁判決 最高裁へ破棄求める緊急集会 米軍辺野古新基地建設に向けた日本政府の沖縄への弾圧と工事強行はあまりにもすさまじい。
 これまでの選挙にも国政・県政・市政すべてに連勝し「基地ノー」の県民の意志がはっきりと示されているにもかかわらず、その意志を踏みにじり、警察、海保、そして高江のオスプレイパッド建設に至っては自衛隊まで動員するという無軌道・無法ぶりだ。
 戦後まがりなりにも積み上げられてきたこの国の民主主義の歴史を権力者だからといって根こそぎ破壊することに対する怒りがうず巻いている。
 7月参議院選挙以降、弾圧は沖縄県民への露骨な敵愾心と差別意識を剥き出しにして行われている。政府は選挙で自民党現職候補惨敗が決定するやいなや、「和解」合意も投げ捨て翁長県知事を裁判に訴えた。

■あまりにひどい!国の主張のコピペだ!

 9月16日の福岡高裁那覇支部(多見谷寿郎裁判長)の判決は驚くべきものであった。一方的に国側勝訴とするのみならず、国政方針にまで立ち入って行政への完全な従属を明らかにする判決で、三権分立を基礎としてうち立てられできた民主政治をもないがしろにするものであった。
 10月28日、この多見谷判決に対する抗議と最高裁での高裁判決破棄を求める集会が東京水道橋の全水道会館にて開催された。
 最初に主催者あいさつに立った沖縄・一坪反戦地主会関東ブロックの外間三枝子さんは多見谷判決について「あまりにひどい!コピペだ!」と、こみ上げる怒りを表明し「こんな判決文を許さない。これは沖縄の問題ではない!本土の問題だ!」と述べ、最高裁での破棄を求めるため共に闘うように訴えた。

■基地を造らせない、造れないという確信

 続いて辺野古訴訟・沖縄県弁護団の加藤裕弁護士が、今回の判決についての問題点を解説した。
 加藤さんもその判決内容が国側の主張を丸呑みした、いわゆる「コピペにすぎない」ことの指摘と共に、そもそも辺野古でなければならない理由がまったく理由になっていない。地理的に「沖縄が最適の距離である」という理由が成り立っていない。
 また「辺野古でなければ世界一危険な普天間の固定化だ」という判決も全く人権侵害を容認する脅しであり、「人権救済」という裁判所の使命を忘れたものと言わねばならない。「沖縄以外」という選択肢を初めから除外し「辺野古か普天間か」の二者択一を突きつけ「辺野古移転こそが沖縄の民意だ」というのは沖縄の民意を愚弄する態度に他ならない。
 そして極めつけは「仲井真前知事が承認した以上は疑問が解消されたと追認される」という判決理由である。これは「結論によって結論を説明する」というおかしな論理と言わねばならない。また判決文は地方を尊重する態度が全く観られない傲慢なものだとも語った。
 加藤さんは、もし最高裁で負けても翁長知事は基地を造らせないし造れないという自信を持っていると語った。建設に向けてまだまだ沢山の許可事項があるが、名護市も県もそうした許可を出すはずがなく、裁判後も闘いは長く続くという確信をもって解説を終えた。

■これからのたたかいに連続して立とう

 続いて、今後のたたかいに向けて高裁判決破棄を要求する署名の提起、11月20、21日の最高裁包囲キャンドル行動が提起された。また辺野古・高江で中心となって闘っている山城博治さん不当逮捕、島袋文子さんへの弾圧などへの抗議、大阪府警機動隊員の差別発言にみられる沖縄への本質的な差別意識、それを容認する大阪府知事への糾弾の闘いなどが提起された。

 平和フォーラムの藤本泰成さん、東京全労協の藤倉さん、止めよう辺野古埋め立て国会包囲実行委員会の野平晋作さん、辺野古への基地建設を許さない実行委員会の中村利也さん、警視庁機動隊の沖縄への派遣中止を求める住民監査請求実行委員会の岩川さん、沖縄のたたかいと連帯する東京東部実行委員会の小松さん、パトリオットミサイルはいらない習志野行動実行委員会の山口さんから連帯のあいさつが行われた。
 当日会場から9万7937円のカンパが集まったことが報告され、最後にたたかいへの決意を込めて木村辰彦さんの音頭で力強く「団結ガンバロー」を行なった。

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