主催 名護・ヘリ基地反対協議会
11月県知事選に向けて邁進しよう
2月27日、衆議院第一議院会館国際会議室において、名護・ヘリ基地反対協議会主催による「自然破壊の辺野古基地建設はやめろ!」環境省交渉報告院内集会が開催された。
最初にヘリ基地反対協議会共同代表の安次富浩さんが主催者を代表して次のように語った。
「世界遺産リストが徳之島、奄美大島、国頭村、西表などがあげられている中で名護だけが除かれている。なぜ大浦湾も含まないのかを環境省に問い詰めたが、環境大臣の石原伸晃は『辺野古の海には守るべきものは何もない』と国会答弁をしている。
自民党の石破幹事長が沖縄選出の自民党国会議員を恫喝して屈服させた。それに手を貸したのが仲井真だ。彼は『普天間基地固定化は政府の無能の現れだ』『政府の態度は沖縄差別だ』と激しく批判したが結局県民を騙した。彼はペテン師です。
米議会では『焦点は11月の知事選だ』と見ている。仲井真が承認しても知事選の結果によってはどうなるかわからない。だから我々は知事選に勝利しないといけない。百条委員会で知事を追及したが、彼はのらりくらりとかわしている。今後もこの追及は続く。
私達は環境省に辺野古を世界自然遺産の暫定リストに載せるよう追及してゆく。県知事選に勝利すれば、国定公園に指定させる可能性もできる。こうして一歩一歩積み重ねながら大浦湾、辺野古、高江、やんばるの森を守って行きたいと思っています。」
10万人署名をオバマ大統領に届けよう
なお、安次富さんはあとで補足説明として次のように語った。
「知事の埋め立て承認の取り消し訴訟を194名で行なったが、原告はさらに増えて650名となる。稲嶺市長は防衛省からの要請を一切拒否している。名護市に対していろいろな圧力が加えられるだろう。これに対抗するために法的関係者による懇話会を作り協議している。
またオリバー・ストーンさんたちが呼びかけた29名の国際署名が先日103名になった。現在は8000名を超えている。これにはアメリカだけでなく日本人もインターネットで署名が可能なのでこれをさらに拡大していきたい。オバマ大統領が4月下旬に来日するが、それまでに10万人に増やして大統領に届けよう」。
次に平和フォーラム事務局長の藤本泰成さん、沖縄選出の国会議員玉木デニーさん、赤嶺政賢さん、照屋寛徳さん等が発言した。
続いて名護市議会議員の東恩納琢磨さんは、環境省環境保護課に要請文を手渡してきた報告を行なった。
国際的に注目された名護市長選挙
次に同じく名護市議会議員の具志堅徹さんが2月9日に行なわれた名護市長選挙の報告を行なった。また沖縄生物多様性ネットワークの吉川秀樹さんがアメリカで行なわれているジュゴン訴訟の報告を行なった。
質疑応答のあと、最後に東恩納琢磨さんが閉会のあいさつを行なった。
※追記:インターネット署名の紹介は意見広告ホームページへ
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