2017春闘 今年も2会場300台超でミキサー車パレード

産別闘争こそ運動の原点そして未来 高まる関西春闘の意義
関西生コン関連6労組の団結

2017春闘 今年も2会場300台超でミキサー車パレード

2017春闘 今年も2会場300台超でミキサー車パレード


 例えば原発問題を巡り連合など企業別労働運動での限界と方向性喪失は明らかだ。反国民性を露わにする安倍政権への対抗手段として…。労働運動の原点であり、未来も内包する<産業別労働運動>。その具体例としての関西生コン運動への注目と期待はさらに高まる。
 一昨年に党派の壁を乗り越えて大同化を果たした関西の生コン関連6労組で、その中心となる2組織<連帯関生支部><全港湾大阪支部>幹部に、今春闘へかける意気込みを聞いた。

****************************************

労使共闘の産業政策深化図る
連帯ユニオン関西地区生コン支部 武洋一書記長
武 洋一さん

武 洋一さん


――6労組が団結を果たし2年目の春闘ですが。
武 対資本と言う事でのわが組織でのスタイルに大きな変化はないが、従来足の引っ張り合いなど不毛な軋轢を解消した分運動の前進に必ず効果はある。
いずれにしても賃金交渉は5桁を狙いたい。
実質賃金が下がり残業費抑制などの中、停滞している消費を活性化するにも労働者国民中間層の所得拡大こそ急務だからだ。

――産業全体で考えると、輸送運賃アップが焦点に?
武 生コン価格の値戻しのない時期、輸送コストを切り詰める事でプラントは生き残ろうとする悪弊があった。
輸送労働もいきおい本勤が切られ非正規化を余儀なくされる状況になった。
この改善を図るには生コン輸送。バラ輸送の運賃上げは必須だ。輸送会社に賃上げ分の原資を保証するためにも、製品末端価格の値戻しからさらに値上げまでに業界全体で取り組む決意。それを呼びかける春闘になる。

――運送会社の体力を強化させたい?
武 これは労使一貫としての認識であり、運賃切り下げ圧力を跳ねのける中小一体=労使全体の取り組みと言う産業政策の引き続き追求深化させる事になる。

****************************************

中央団交存続に組織の成否かけ
全日本港湾労働組合関西地方大阪支部 樋口万浩執行委員長

樋口万浩さん


――前任の山元一英氏を継いで新委員長での今春闘の課題は?
樋口 全国7組織としての我が組合だが、いま最大の懸念は我々が主導してきた中央団交が、<独禁法に抵触>との資本からの言いがかりから物別れに終わった事。
 大阪地区でも臨時大会を行い、これは中央とも意志を一つにしてストをやりきると言うことで固まっている。
 9日の中央団交で進展がなければ、12日にも24時間スト貫徹を通告している。

――これこそ力関係での正面突破を図ると…
樋口 資本は要するに最低賃金と個別要求など全体で論議出来ないなどの論法で来ているが、これは従来慣習を破り今年が初の事だ。勿論経団連主導で各船会社に、中央団交と言う(彼らにとって都合の悪い)制度を見直せとの、現今の反動的政府の意を受けてのものだ。

――そのための戦列の整備はどのように?
樋口 分会数が多く要求の平準化が難しいが、港湾・運輸・一般で意見を集約し、最低賃金の壁を崩そうとする資本攻撃に反撃する姿勢を保ちたい。
 産別労働協約を崩されると言う事であれば、全国唯一の港湾産別労働組織としての根幹価値が揺らぐ危機であり、 他の産別運動にも及ぶ瀬戸際だと重く認識している。

(「コモンズ」105号の目次にもどる)

  1. コモンズ最新号目次

特集記事(ランダム)

  1. コモンズ創刊号

    2016-12-24

    創刊号呼びかけ文に私たちの熱い思いと「志」が‐「コモンズ」100号への道(1)

季刊「変革のアソシエ」No.29

最近の記事

  1. ■編集後記  大事な仲間がまたひとり亡くなった。松平耕一君は重度の大腸ガンだったが、集会などでよく…
  2. 枯れた花
    ファーストの百合もそろそろ枯れはじめ 放射能A1すらも手におえず 徴用の二字の重さを知っ…
  3. 1982年米国:J・ローダー監督作品 原爆なんて怖くない…黒いジョーク、今も  第2次大戦後…
  4. 借金なし大豆
    (→先月号からの続き) 秩父郡横瀬町の百姓、八木原章雄さんの話を聞いた。 幻の大豆  借金なし物…
  5. technology-slaves2
     スマホの世帯普及率がガラケーを上回ったのは2015年度。つい2年前にすぎない。そして今、電車に乗る…
私たちは戦争を許さない―安保法制の憲法違反を訴える市民大集会

行動予定

特集(新着順)

  1. 借金なし大豆

    2017-9-20

    種は誰のものか「種と百姓の物語」種子法廃止に思う(下)

  2. 社会的連帯経済の実践に学ぶ-6.30シンポジウム

    2017-9-18

    社会的連帯経済の実践に学ぶ 山形県置賜地域から菅野芳秀さんを招いて

  3. 文在寅(ムン・ジェイン)

    2017-9-15

    講演】東アジアの平和を!韓国・文在寅(ムン・ジェイン)政権の誕生を受けて/李泳采(イ・ヨンチェ)(恵泉女子学院大学教授)

  4. 島袋文子さんを迎え沖縄に連帯する市民のつどい

    2017-9-5

    8・17島袋文子さんを迎え沖縄に連帯する市民のつどいー高校生たちと対話

  5. 2017-8-14

    種は誰のものか 種子法廃止で思う「種と百姓の物語」(上)

バックナンバー

カテゴリ一覧

本日
昨日
累計
FROM 2014/01/01
ページ上部へ戻る