東アジアに平和を!戦争準備の辺野古埋立て工事を止めよう!
第8期沖縄意見広告 東西両集会が大盛況 第八期沖縄意見広告運動では、昨年第七期の賛同者数9002件を受けて、なんとしても1万件を超えようと渾身の力を込めて運動にまい進してきた結果、6月3日の新聞意見広告において昨年を4割も上まわる賛同者数となった。これは安倍政権の強権政治が人々に大きな反感を抱かせた結果あり、なりふり構わぬ辺野古埋立て工事の強行に対する人々の「ノー」の意志の現れである。
多くの人々の努力を担って広告が掲載された6月3日、はたして意見広告事務局には、早朝4時の第一電を皮切りに感謝と励ましの声が多くの人々から続々と寄せられた。今回は、いつもかかってくる嫌がらせの電話もなく、全てが感動と共感を伝えるものばかりだった。また来年九期にむけて早くも賛同金が寄せられ続けている。
また意見広告掲載に踏まえて東京と大阪で開催された報告集会には多数の人々が駆けつけた。辺野古埋立てを何としてもやめさせたい、安倍政権から平和を取り戻したいという参加者の切実な想いが熱気となって会場を包み、関東・関西の両集会を成功に導いた。この力をもって新基地建設阻止へ突き進んでゆこう!
6・18第八期沖縄意見広告運動関東報告集会に400名が結集
第八期沖縄意見広告運動関東報告集会は6月18日、東京永田町の星陵会館ホールにて開催され、約400名の人々が参加した。開会に先立って、6月3日に沖縄で警察官の暴行に抗議する市民のビデオ映像が映し出された。その姿にはもはや「公務を遂行する公務員」の面影はなく、市民に無法な暴力を振るうヤクザ顔負けの態度に、会場の参加者も怒り呆れるほどだった。
司会の上原公子さん(沖縄意見広告全国世話人、元国立市長)が今年の第八期賛の同者数は前期を大幅に上回る1万2548件となった事を報告し、開会あいさつ者として土屋源太郎さんを紹介した。
権力への怒りが賛同を拡大した
開会の挨拶に立った土屋源太郎さん(沖縄意見広告全国世話人・伊達判決を生かす会)から、「本日はこんなにも大勢の方にご参加いただきましてありがとうございました。多くの方が見開きの新聞に感動されたと思います。事務局のみなさんにも感謝申し上げたい。安倍政権が安保法制、集団的自衛権の行使、さらに民主主義を踏みにじって共謀罪を成立させた。こんなインチキな法案に負けるわけにはいかない。『戦争ができる国』の重要なひとつが辺野古新基地建設です。これは『沖縄の問題』ではなく本土の問題です。今後も弾圧に負けずに粘り強く闘うことが重要です。ぜひみなさん、一緒に闘いましょう。」との発言があった。
次に事務局長の生田あいさんが登壇し、今回の成果について分析し報告した。
「100円から何十万にいたるまで様々な方から賛同金をいただきました。国家権力による暴力の限りを尽くした基地建設に対する沖縄の非暴力のたたかいが苛烈になるに連れて2月、3月、4月と日を追うごとに賛同が寄せられた。
また沖縄、中国・四国、岡山、大阪、富山、名古屋、千葉と各地を走り回り、3万枚もの意見広告チラシの配布や街頭呼びかけを行なった全国キャラバンも大きな力となった。また今回も協賛をいただいた週刊金曜日の読者の皆さまのおかげもある。ひとりひとりが沖縄と共にこころをひとつにして創り上げた広告です。またこのための作業に多くの人がボランティアで関わってくれた。
また沖縄の護岸工事と背中合わせのように討議されていた共謀罪の審議の最中、毎日100件ずつ、自分の名前を名乗っての賛同が送られてきたことにも感動した。市民の運動を潰そうとする安倍の意図に反して1万何千もの人々が自分の名前を出したという事実に込められたひとりひとりの勇気と行動に敬意を表してお礼を申し上げたい。」
沖縄の未来はわたしたち沖縄が決める
つづいて安次冨浩さん(沖縄意見広告全国世話人、名護・ヘリ基地建設反対協議会共同代表)が以下のような沖縄現地からの報告を行なった。「沖縄では毎日、雨の中ゲート前の座り込みが続いている。その過程で機動隊のゴボウ抜きで女性に向けて別の男性を投げつけたため、女性が脳挫傷し、急性硬膜下血腫の怪我を負い、現場の救護活動を受けている。1週間に1回は逮捕がある。最近は道交法違反で1泊2日という状態。昨日は大雨のなか議員も座り込みに参加したが、議員たちが帰ると、そこを狙って座り込みを排除し100台あまりの作業車が入っていきました。腹もたちますが、私たちは翁長知事や稲嶺市長を支えて行かなくてはならない。