6・18第八期沖縄意見広告運動 関東報告集会に400名が結集

 沖縄の未来はわたしたち沖縄の人間が決めるのであって、永田町や霞ヶ関の住民にきめて欲しくない。永田町・自公政権の論理には従いません。私たちはアジアの人々とともに基地のない平和な東アジア地域を創っていこう。それは米軍基地を各国から追い出すことです。これは自己決定権のたたかいです。辺野古新基地建設反対が沖縄県民の74%です。過去20年たたかってきて、ようやく経済界も含めたオール沖縄ができている。だからこそ私たちはがんばれる。私たちは決してあきらめない。勝利するためには諦めないことです。これからも現場の闘いにつなげていきたい。」

あまりにもひどい機動隊の暴力
中村吉且さん

中村吉且さん

 次に、沖縄の座り込みで警察に暴行を受け重傷を負った中村としこさんのおつれあいの吉且(よしかつ)さんが発言した。
 「立川から来た中村と申します。5月終わりから1週間の予定で現地に行き、海上抗議行動や辺野古の座り込みに参加していましたが、事件があったのは6月2日でした。最初に私が排除され、トイレに行って現場をみていないんですが、帰ってきたら救急車が来た。話を聞いたら、うちの彼女が機動隊の囲みの中に運び込まれ、立ち上がろうとした時、男性を落とすように投げ込んだ。身長150センチ、体重50キロ足らずの女性の上に男性を落としたらどうなるか。

 『ゴツン』とすごい音がしたそうです。彼女は朝からのことは一切覚えてないそうです。救急搬送され、お医者様から聞かされたのは、頭蓋骨骨折、脳挫傷、血腫ができているということで、とりあえず集中治療室に。集中治療室に1週間、そのあと一般病棟に1週間いまして、大動脈血腫がほとんど消えましたんで、6月15日に退院しました。それから支援者のところで静養しています。土曜日には東京へ連れて帰る予定です。

 みなさんから心配していただきましたが、本人はいって元気です。私たちは沖縄に行って現地の闘争に参加します。これからも共にがんばっていきましょう。」

李泳采(イ・ヨンチェ)さん

李泳采(イ・ヨンチェ)さん

 中村さんは自営業で、入院のあいだ、仕事にも支障を来すことになった。会場出口の受け付けにて多くの参加者から支援のカンパが寄せられた。

 5分の休憩のあと、恵泉女子学院大学教授の李泳采(イ・ヨンチェ)さんが「東アジアの平和を!韓国・文在寅(ムン・ジェイン)政権の誕生を受けて」と題して講演を行ない、100万人もが参加した朴政権打倒デモから文在寅新大統領の登場までの経緯について分析し、それをふまえて今後の東アジアに平和を構築してゆくための道筋を提起した(参加者に感銘を与えた素晴らしい報告の詳細は次号に掲載)。

米政府は米軍の『域外環境保護基準』に違反している
  ヤンバルの貴重な自然を破壊する政府

伊波洋一さん

伊波洋一さん

 次に伊波洋一さん(沖縄意見広告全国世話人、参議院議員)が発言した。

 「今回の意見広告では一番右端に普天間、あるいは辺野古や高江、日米安保の問題を訴えました。1996年、太田県政の時に『普天間は危険だから辺野古に移す』という事になって21年が過ぎましたが、実際にはあと10年かかる見込みです。

 96年当時もしも『あと30年かかる』と言われたら誰も喜ばなかっただろう。当時は『5~7年以内、2003年には返還』ということであった。しかし返還されないまま今日まで来ているわけです。私は2003年に宜野湾市長になり、2期宜野湾市政を担当しましたが、本来この期間に変えるべきものができずに異議申し立てをしました。

 現在は参議院の外交防衛委員会に所属していますが、その議論の中で明らかになったのは辺野古に基地がえきても普天間が直ちに返されるということではないことです。それは普天間飛行場の滑走路は2800メートルですが辺野古は1600メートルしかないからです。実際には新田原(にゅうたばる)の2700メートル滑走路に機能が移っているんですが、それでは足りないと日米間で議論されていることが明らかになりました。いつまでアメリカの要求に従わなければいけないのか。本当に隠されたものがいっぱいあります。

 安次冨さんからも報告がありましたが、このシュワブ基地周辺の辺野古の海と埋め立てられようとしている大浦湾には希少生物種を含め海洋生物が500種類以上いる。それが今潰されようとしています。名護市が作ったパンフレットにもあるように、ジュゴンも、サンゴの群落もある。

 もう一方、北部訓練場に去年7月ごろから機動隊が導入され、原生林を切り拓いて作られているのがオスプレイパッドです。そこにはノグチゲラをはじめ希少種がいっぱいいます。およそ4000種の動植物がいて、ここは去年9月にはヤンバル国立公園として告示され、また政府はここを世界自然遺産にしようと言っているかたわらで、基地づくりをしている。基地は自然を生かさない。自衛隊機も動員して山を切り拓き工事が進められたのが去年です。大きく切り拓いたオスプレイパッドD地区、H地区、N1など、道路も造り、そのために2万4000本もの木が切り倒されました。樹齢は40年~50年。直径1メートルの木もあります。

次ページ:基地問題は「人権の問題」そのものだ

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