5・3憲法集会に5万5千人!沖縄と共に安倍政権を倒そう

2017・5・3憲法集会有明

沖縄と共に安倍政権打倒し、
改憲・共謀罪・辺野古新基地阻止しよう!

 トランプ・安倍両政府による朝鮮への軍事的挑発が朝鮮半島に緊迫した危機を生み出している最中の4月25日、安倍政権は沖縄辺野古の新基地建設で埋め立ての第1段階となる護岸工事を強行した。この暴挙は、浜の水際にわずか5つの砕石の袋を置いて工事開始を誇示し、新基地に反対する沖縄県民の「もう後戻りできない」との「諦めムード」を狙ったものである。
 沖縄県民は、「政府の専横に屈しない」、「私たちは諦めない」と、辺野古キャンプ・シュワブゲート前で4月29日、「辺野古新基地建設阻止!共謀罪廃案!4・28屈辱の日を忘れない県民集会」を開き、3000人余が参加して、工事強行へ抗議に声を上げた。(2面「県民集会決議」など関連)

 そして、戦後憲法施行70年目の節目を迎えた5月3日。安倍首相が「9条に自衛隊を明記」した新憲法を「2020年施行にしたい」とその野望をむき出しにした同日、沖縄の仲間を迎えて、安倍政権の戦争国家への暴走を阻止し、平和といのちと人権を守る決意を込めた5万5000人余が結集して、5・3憲法集会が開催された。
 編集部は、沖縄の辺野古新基地阻止し米海兵隊撤退を要求する沖縄意見広告運動の仲間とともに、第8期賛同を求めるチラシや6・10国会包囲行動への参加を訴えるチラシを配布し参加した。

施行70年目の「いいね!日本国憲法 5・3憲法集会」
有明に5万5千人が結集!

 5月3日、晴れ渡った空のもと有明・東京臨海防災公園に多くの人々が思い思いの旗や横断幕、プラカードなどを持ち結集し、広い芝生を埋めつくした。11時半より先行したイベントやプレコンサートのあと、午後1時より開会し、ファッションデザイナーのピーコさん、世界平和アピール7人委員会に名を連ねる総合研究大学院大学名誉教授の池内了さん、劇作家で「燐光群」主宰の坂手洋二さん、映画監督の山田火砂子さんらが発言した。

 カンパアピールのあと、各党からのあいさつが行われた。民進党代表の蓮舫さん、日本共産党幹部会委員の志位和夫さん、自由党参議院議員の森裕子さん、社民党党首の吉田忠智さんのあと、最後に「沖縄の風」会派の伊波洋一さんが次のようにあいさつした。

沖縄には憲法の光が「基地の壁」に阻まれ届かない
(伊波洋一さんあいさつ)

 「憲法が誕生した時、沖縄は厳しい米軍統治下でそれが25年続いたあと施政権が返還された。それ以来日本国憲法が適用されているが、まだまだ完全には適用されていない。米軍基地の存在が憲法を排除しているからだ。45年前に沖縄県民が復帰を望んだのは、『憲法がある日本への復帰』を望んだからである。1960年、国連第15回総会が植民地の解放宣言を決議し、民族自決の権利の保障の流れができた。当時の琉球政府立法院はそれを受けて沖縄の施政権の日本への返還要求を決議し、日本・米国を含むすべての国連加盟国へ送付した。沖縄はその時、独立ではなく、「日本の政権下に戻る」道を選択した。それは日本国憲法が輝いていたからである。この憲法によって沖縄の基本的人権を、平和を守るという思いで決議が行われ、復帰運動が始まったのである。

 私たちは1972年5月15日に返還を実現したが、憲法の光は『基地の壁』で遮断され、それが45年も続いている。高江で、辺野古で、米軍に奉仕するために貴重な自然を平気で破壊しているのが安倍政権だ。国民主権ではないという事は明らかだ。沖縄の民意が無視されているのが明らかだ。このまま許してはいけない。沖縄県民は起ち上がっている。みなさんと共に連帯し、憲法をしっかりと根付かせて基本的人権の尊重、平和主義を、国民主権を発揮して4野党、沖縄といっしょに闘っていこう。元の日本国憲法を取り戻そう!」

闇は光に勝てない、嘘は真実に勝てない、私たちは決してあきらめない(「朴槿恵退陣緊急国民行動」の李泰鎬さん)

 菱山南帆子さんのプラカードアピールのあと、クレヨンハウス主宰の落合恵子さんは「わたしたち市民にとっての安全保障はテロの標的になるかも知れない原発を無くすこと、米軍基地を無くすこと、主権在民・基本的人権・平和主義をさらに育てていくこと。それが私たちの考える安全保障」と訴え、大きな拍手と歓声に迎えられた。弁護士の伊藤真さん、憲法学者で中央大学教授の植野妙実子さんのあいさつに続き、特別ゲストとして韓国から「朴槿恵退陣緊急国民行動」の李泰鎬(イ・テホ)さんがあいさつした。

県民は稲嶺市長、翁長知事と共に政府に真っ向から抗していく
我々は負けない!(山城博治さん)

 続いて、沖縄を代表して不当逮捕・長期勾留から解放された山城博治さんがあいさつに立つと、会場は大きな拍手とたくさんの声援に包まれた。

 山城さんは、「憲法を変えて戦争の道にまっしぐらに突き進む安倍を止めよう!この国はヤツのものではないはずだ。我々ひとりひとりの市民の暮らしを、我々のいのちを守るためにこそ政治はあるはずだ。戦争屋にこれ以上やりたい放題を許すわけにはいかない。みんなでがんばっていきましょう!これから始まる裁判にはわたしたちの行為の正当性、県民の想い、全国の皆さんの平和への想いを訴え、辺野古の現場とつなげ必ずや政府・防衛局に打ち勝っていきたい」と語った。

 また、今始まろうとしている埋立て工事について「心折れることはありません。埋立てはできないのです。新基地はできない。なぜなら、稲嶺名護市長の許可なく埋め立て地のど真ん中を流れる川の水路変更ができず、工事をすれば土砂が流れ去る。ダム周辺の土砂を採ろうにも、稲嶺市長の許可無しにはできない。来年1月の名護市長選挙で、あるいは11月の県知事選挙で勝たなければできない。しかし県民は稲嶺市長と共に、翁長知事と共に、政府に真っ向から抗していくだろう。我々は負けないのだ!」と高らかに宣言した。

 共謀罪についても「県民のたたかいを潰すために、全国のたたかいを潰すために共謀罪が用意されようとしている。この法案を通してしまえば憲法が変わるまえに我々は圧殺されてしまう。力を合わせて共謀罪を葬ろう!」そのためにも、「野党共闘・反政府共闘」の推進があるはずだと訴え、「ぜひとも力強い国民戦線を創って、凶暴化し暴走するファシスト内閣に立ち向かおう!」と呼びかけたあと、「心さわぐ青春のうた」(ヤンバルバーション)、「美しきパリの五月」(山城バージョン)を歌うと、会場から大きな歓声がわき起こった。

9条改憲、「共謀罪」、辺野古新基地を強行し、
戦争の道にまっしぐらに突き進む安倍政権を打倒しよう!

 その後、共謀罪法案に反対する法律家団体連絡会の米倉洋子さんの発言、総がかり行動実行委員会の行動提起が行われ、パレードが豊洲方面とお台場方面の2手に別れて行われた。
 連休明けの国会では、「共謀罪」法案の強行採決の危険が高まっている。辺野古埋め立て即時中止を求め屈せず闘う沖縄とともに、廃案を目指し、国会を包囲しよう!(5月3日記 東京・M)

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