さようなら原発さようなら戦争全国集会 代々木公園に9500人

さようなら原発 さようなら戦争全国集会」 代々木公園 9月18日、東京代々木公園で「ともに生きる未来を!さようなら原発、さようなら戦争全国集会」「が開催され、抜けるような青空のもとに9500人が参加した。

「予測できなかった」は東電のウソだった
 落合恵子さんが登壇した。「(福島原発事故の)被災者の生活がこのまま終わるなんて許すことができない。廃炉、汚染水、補償、事故の終息なんて何ひとつ見ていない。私たちは忘れてはいない。オリンピック誘致の国際会議で放射能は『アンダーコントロール』(制御している)と言ったのはいったい誰なのかを。」
 「撤去された経産省前テントの前で集まり、敷地の外を一周するウォーキングでひとりの方が逮捕されました。ウォーキングがなんで逮捕の対象になるのか、これは私たちへの脅迫です。沖縄で山城さんが5ヵ月も拘禁されたことも忘れてはならない。」と語り、最後に都議会選挙の時に秋葉原で「あんな人たちに負けるわけにはいかない」と暴言を吐いた安倍首相をさして「あんな人たちに負けるわけにはいかない!」と結んだ。

 次に、福島原発刑事訴訟支援団団長の佐藤和良さんが発言した。「いまだかつて、福島原発事故の責任をとった人は、東京電力にも、原子力保安委員にも、経済産業省にも、内閣にも、自民党にも、誰ひとりとしていない」と訴えた。また津波被害を予測できなかったといっている東電が、実は津波の3年前に予測し対策を検討したが途中でやめてしまったのであり、刑事罰に問えることだ、と語り、今後の訴訟裁判への注目を訴えた。

こどもたちにバトンを渡すのはおとなの責任
 2人の子どもを連れて福島県から避難し、大阪で訴訟を起こした原発賠償関西訴訟原告団代表の森松明希子さんは「この6年半のあいだ、平和のうちに生きていると実感したことは一度もありません。平和のうちに生きる権利は世界に誇る日本国憲法の一番最初の前文に高らかに謳われている。人の健康と命よりも優先するものはない。健康に生き、こどもたちに次のバトンを渡すことが私たち3・11を体験したおとなの責任です」と語った。

 原水禁佐賀県協議会徳光清孝会長のあいさつ、総がかり行動実行委員会の菱山南帆子さんによるカンパ要請アピール、在日韓国人ミュージシャンのパギやん(趙博さん)の演奏のあと、「戦争させない、九条壊すな!総がかり行動実行委員会」の福山真劫さんが登壇し「米朝の戦争は絶対に阻止しなければならない」と訴えた。翌日国会前で行われる「戦争法強行採決2周年」集会への結集と戦争法の廃止を呼びかけ、また安倍の改憲と自衛隊の軍隊化策動阻止へ向け、3千万の署名と11月3日の行動への結集を呼びかけた。
 沖縄の闘いとの連帯、共謀罪の阻止を訴えたあと、今回の選挙をチャンスととらえ、野党共闘を訴えた。「前回の衆議院選挙で野党共闘が実現していたら、全国60の選挙区で与党候補者が落選していた。なんとしてもみんなの力で野党共闘を造り出し、安倍政権を引きずり降ろしましょう!」と呼びかけた。

正義は私たちの手に取り返すことができる!
 次におおきな拍手に迎えられて山城博治さんが登壇した。
 山城さんは「福島原発の悲劇から何年経っているんだ。東京にオリンピックを誘致したら放射能がブロックされたりアンダーコントロールされるという。何を寝ぼけているのだ。」「安倍は拉致問題を解決すると言って第一次安倍内閣を発足させ、朝鮮を叩くだけ叩いてアメリカの尻馬に乗っかって、ミサイルだ、イージス艦だ、オスプレイだと何兆円もの兵器を買わされて、今また『北朝鮮の脅威』を煽って憲法改悪でこの国を変えようとしている。安倍の政治の延命のためにこの国を核戦争のエジキにしてはいけない!」と訴えた。
 そして「今こそ起ち上がろう」(5月のパリ)と「ここへ座りこめ」を天にも突き抜けるほどの勢いで歌うと、会場からも大きな手拍子と歌声が鳴り響いた。「正義は私たちの手に取り返すことができる! 翁長知事を先頭に、勝利するまでめげないでがんばりたい! しなやかに、したたかに、断固として頑張ってまいりましょう!」と結んだ。

 最後にジャーナリストの鎌田慧さんが閉会あいさつに立った。「ミサイルが飛んでくる」と言って電車や地下鉄を止め、意味もなく解散総選挙を行なう安倍政治を「恐怖政治」「ペテン政治」と糾弾し、「長期持久戦でたたかっていきましょう。人間が人間として生きていける平和な社会を子や孫に残していかなければならない」と述べた。

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