11・15 不二越東京本社前行動 70人で強制連行の責任を追及

不二越本社前抗議

ガードマンの人垣で入館を阻止する不二越

 11月15日、韓国から来日した「韓国挺身隊ハルモニと共にする市民の会」の人たちに呼応して、富山で不二越を追及する運動を続けてきた第二次不二越強制連行・強制労働訴訟を支援する北陸連絡会と、首都圏の多くの仲間たちおよそ70名が、東京の汐留の住友ビル内にある不二越東京本社前に集まり抗議した。

 アジア太平洋戦争末期、12歳から15歳の朝鮮の少女たち約1090人が「学校で学びながら働ける、習い事もできる」と甘いことばでだまされて徴用され、富山市の軍需工場「不二越鋼材株式会社」で「朝鮮女子勤労挺身隊」として兵器生産労働に従事した。しかし終戦直前になると支払いを遅らせてきた給与も一切支払われずに朝鮮へと追い返されてしまった。

 現在80歳を超える年齢となった女子挺身隊のハルモニたちは強制連行・強制労働を強いた不二越に対して給与の支払いを求め、また日本政府によるこのような仕打ちに対する謝罪と賠償を求めて訴えている。

 だが悲しいことに不二越は自らの責任をまったく省みることなく放棄し、ビルの警備会社に全てを任せ、ガードマンの人垣を作って入館を阻止し、シャッターを下ろして近付けないようにした。

労働者の国際連帯で戦争責任を追及しよう
不二越本社前抗議

 抗議の人々は、第二次不二越強制連行・強制労働訴訟を支援する北陸連絡会の中川さんのあいさつにつづいて、神奈川シティーユニオンの外国人労働者たち、強制連行問題を長年追及してきた寺尾光身さん、中学校で戦前の日本政府の戦争犯罪の実態を生徒に教えた事を理由に免職となった増田都子先生らが次々とあいさつした。

 ラテンアメリカ出身者が多い神奈川シティーユニオンの外国人労働者たちはピノチェトのクーデターと闘ったチリ人民の歌「不屈の民」「ベンセレーモス」、そして労働者の国際連帯を讃える「インターナショナル」を歌った。

 日本は安倍政権のもとで再び「戦争ができる国家」に造り変えられようとしている。過去の侵略戦争と植民地支配、国内外における差別虐待の責任に対して全く向き合うことなく戦争を美化し、アメリカ追随のもとでふたたびアジア侵略の尖兵となろうとしている。日本が冒してきた過去の犯罪事実を消し去ることはできない。被害者たちが血のにじむ思いで、命をかけて訴えていることを私たちの問題として受けとめ、闘っていこう。

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