11・11 尾形憲さんを偲ぶ会のご報告

尾形憲さんを偲ぶ会 伊波洋一さん挨拶 11月11日、法政大学市ヶ谷校舎601教室において、今年1月21日に逝去された尾形憲さんを偲ぶ会が開催された。

尾形教育が残したもの

 第一部では尾形さんにゆかりのある人々が講演を行なった。沖縄自立経済の研究者でもある法政大学名誉教授の屋嘉宗彦さん、尾形さんの「教育経済論」の講師にもなった福祉法人ドリームヴィ理事長の小島靖子さん、夜間中学の運動を進めてきた「えんぴつの会」代表の見城慶和さん、尾形ゼミの聴講生でもあり尾形さんが開校した「法政平和大学」の事務を担当した島修一さんらが、それぞれ尾形さんに関わる講義を行なった。尾形さんの教育実践は着実に成果を残してきたと実感した。

いま一番の焦点は沖縄

 第二部懇親会ではとりわけ尾形さんが半生を賭けて取り組んできた反戦平和運動に関わる人たちが発言した。最初に一瀬敬一郎弁護士が尾形さんと共にテロ特措法裁判や中国に同行して重慶爆撃の被害地訪問をした思い出などを語った。

尾形憲さんを偲ぶ会 生田あい一さん挨拶 次に長年反戦平和運動を共にしてきた生田あいさんが思い出を語った。4月に放映されたNHK「インパール作戦」の記録の中で93歳の元将校が慟哭する姿に、尾形さんの魂の最も深いところにある慟哭、怒りが重なり、尾形さんの社会変革へ向けた生き方を納得するものだ、尾形さんから反戦平和運動のいま一番の焦点は沖縄だ、沖縄意見広告運動を頼むと託された、と報告した。

 また尾形さんが中国とベトナムの身寄りのない子どもの養父として定期的に送金していたこと、お金も衣類もなにもかも人にあげ、最後にはほとんど身一つで亡くなられたことを報告し、参加者全員で黙祷を捧げた。

ピースボートから散骨

 献杯のあと、沖縄意見広告全国世話人のひとりで沖縄選出参議院議員でもある伊波洋一さんが思い出を語った。伊波さんは「沖縄米軍基地は沖縄の問題ではなく日本全体の問題です」と語り、尾形さんと共に沖縄の問題に取り組んできた思い出を語った。

 次にピースボート共同代表の野平晋作さんがマイクを握った。平和を求めて世界を旅行するピースボートの最初の段階から尾形さんは参加し、金銭でも退職金などによる大きな援助をしていただいた。また死後その遺言により、博多から上海に向かう途中、ボートの上から散骨したことを報告した。

 尾形さんはコモンズ紙2014年1月号から翌年1月号までの1年間に5本の文書を寄稿している。先に死んでいった戦友たちへの追憶、平和への思いを綴る文章はどれも胸を打つ内容。編集部ではこれらの寄稿を「コモンズ号外」としてまとめ、会場の参加者に配布した。

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