カタルーニャ人民の自決権を踏みにじるスペイン政府

我々の未来は我々が決める!前号よりの続報
カタルーニャ市民を弾圧するスペイン機動隊

カタルーニャ自治政府、独立宣言を採択

州都を埋め尽くすカタルーニャ独立派デモ 10月1日、カタルーニャ自治政府はスペイン政府による暴力的直接介入にもかかわらず住民投票を決行し、その結果、約204万票対18万票という圧倒的大差で独立賛成派の勝利が確認された。

 スペイン政府はこの住民投票を阻止するため数千人の警官を動員し、強権的弾圧を行なった。9月28日までに投票用紙1千6百万枚を押収。さらに投票箱の3割を持ち去った。これらの妨害により約77万人が投票できなかった。またカタルーニャ州保健省によると警察の暴力により1000人以上の市民が病院で治療を受けた。

 選挙後、プチデモン州首相は独立宣言に署名したものの、憲法裁判所からの停止命令などを理由に保留を宣言、中央政府との対話の道をさぐっていたが、27日、州政府議会は独立の動議を賛成多数で可決し、スペインからの独立を宣言した。

中央政府、カタルーニャの自治権をはく奪
カタルーニャ市民を弾圧するスペイン機動隊

 独立宣言後、中央政府ラホイ政権は直ちにスペイン憲法155条に基づいて州政府の自治権停止を可決し、プチデモン州首相や州政府閣僚を解任。12月21日に州議会選挙を強制的に実施すると発表した。

 10月30日にはカタルーニャ州政府庁舎に自動小銃で武装した警官隊を投入。プチデモン首相を「国家叛逆罪」(最高で禁固30年の重罪)容疑で逮捕に向かったが、首相はすでにベルギーへ脱出していた。

 11月3日、スペイン司法当局はプチデモン首相を国際指名手配。首相は5日、他の幹部4人と共にベルギー警察へ出頭したが、ベルギー当局は首相らを保釈した。首相はベルギーのテレビ局のインタビューで12月21日の州議会選挙に出馬の意志を表明している。

自らの権利を実力で守るカタルーニャ民衆
投票所を防衛するカタルーニャ市民を弾圧する機動隊

 カタルーニャ州では独立賛成派と反対派の数は拮抗しており、これまではわずかに反対派が上回っていた。世論は常に揺れており微妙な関係にある。しかし重要なのは「独立するかどうか」ではない。「独立するかどうかを自分たちで決める権利がある」ということだ。この点では独立賛成派も反対派も含めおよそ75%の住民が「住民投票実施」に賛成している。

 英国政府はこの権利を守ったからこそ、スコットランド住民は自らの意志で英国残留を決めたのだ。このような当然の権利をはく奪し、武装警官による「流血の弾圧」を行なったスペイン中央政府の今回のやり方は、3年前の住民投票では観られなかった異常なものだ。フランコ時代を想起させるこのような異様な弾圧体制は、スペイン民主主義の裏にファシズムがまだ生き残っている事実を突きつけている。

 投票3日前の9月29日夕刻から主要な投票所には防衛のためにそれぞれ数千人もの市民が駆けつけ占拠した。また、投票妨害や自治権はく奪に抗議する大規模なゼネストがわき起こっている。カタルーニャ民衆は自らの民主主義を自らの力で建設していこうとしている。彼らは中央政府・武装警官隊への警戒を解いていない。カタルーニャ人民の闘いに続こう! スペイン政府は不当な干渉をやめろ!


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