沖縄短信】辺野古護岸工事着工へ/沖縄に日本版海兵隊

辺野古、新護岸工事着工へ
稀少サンゴの保全も放棄


辺野古埋立地図 沖縄県名護市辺野古の新基地建設に向け、沖縄防衛局は11月6日以降に新たな護岸工事に入る。埋立て工事予定地となるN5、K1の近くには稀少種の「オキナワハマサンゴ」の棲息が確認されており、沖縄県は、サンゴの保全措置が不十分なため工事の停止を求める行政指導をおこなったが、政府・防衛局は県の指示にまったく耳を貸さず、工事を強行するつもりだ。
 防衛局の担当者は2日、県庁を訪れ、「工事を停止する必要はない」とする回答を提出した。
 また、工事内容が途中で変わる場合には県の許可が必要であるが、K9の護岸工事は護岸の先端に台船を係留し、私財を海側から搬入する方針に切り替えたにもかかわらず。防衛局は県との協議を行わないまま県の許可なく工事を進めようとしている。無法・不法な工事を国家ぐるみで行うのはもはや「法治国家」とは言えない。

沖縄に日本版海兵隊
「基地負担軽減」と逆行する方針

 防衛省は来年3月に陸上自衛隊の「水陸機動団」を沖縄県の米軍キャンプ・ハンセンに配備する方向で検討していることが10月31日に明らかになった。2020年代前半に在沖米軍海兵隊8千人がグアムなどへ移転するが、そこへ自衛隊を配備することをめざしている。キャンプ・ハンセンに自衛隊が配備されれば「海兵隊移転による沖縄基地負担の軽減」と逆行することになる。政府はこれまでも何度も約束を反故にしてきたが、またもや沖縄県民をだまそうとしている。
 防衛省関係者によると、日米両政府の外交・防衛担当閣僚による安全保障協議委員会(2プラス2)で、南西諸島を含めた自衛隊の配備強化のために基地の共同使用が確認された。
 なお、陸上自衛隊水陸機動団とは、「日本版海兵隊」と言われるもので、防衛目的ではなく、敵陣へ乗り込んで行って攻撃する「侵略攻撃」型の兵種である。政府与党はこれまで、憲法9条のもとでも「自衛隊は合憲」とするために空母や原子力潜水艦などの遠洋まで航行できる兵器を持つことを禁じてきたが、明らかな攻撃専門の兵科である水陸機動団を持つことは平和憲法にも違反している。

「コモンズ」112号の目次にもどる

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Twitter で

  1. コモンズ最新号目次

特集記事(ランダム)

  1. 稲嶺進さん

    2018-7-23

    辺野古新基地建設阻止へ、しなやかにしたたかに闘おう/稲嶺進

緊急出版「ストしたら逮捕されまくったけど それってどうなの…」

最近の記事

  1. 新年天皇一般参賀(2019)
    ■ 編集後記  コモンズ4月号をお届けします。なお、今号は、統一自治体選挙のため、発行日を前倒…
  2. 淵上太郎さん
    昭和ファシズムそして令和を重ねあい 新元号また忖度をする輩 令和とは民に命令下す気か …
  3. 淵上太郎さん
     去る3月20日朝、私たちの大切な仲間である淵上太郎さんがご逝去されました。  淵上太郎さ…
  4. 辺野古新基地断念を!3・19国会議員会館前行動
    辺野古新基地建設は断念を! 政府は沖縄の民意に従え! 安倍9条改憲 NO! 憲法審査会を始動させる…
  5. 3・21さようなら原発全国集会に1万人
     3月21日、東京代々木公園において、「さような原発全国集会」が開催され、約1万人が参加した。 …

職場・労働相談はこちら(外部リンク)


連帯労組の闘い ↑ 映画「フツーの仕事がしたい」より 労働相談は連帯ユニオン

特集(新着順)

  1. 関西生コン弾圧跳ね返そう!全国規模の大カンパ運動がスタート

    2019-4-7

    関西生コン弾圧跳ね返そう!全国規模の大カンパ運動がスタート~あなたにもできることがある

  2. 労働運動研究の権威 熊沢誠氏(甲南大学名誉教授) が3・10集会に出席、特別講演

    2019-4-6

    特別講演】熊沢誠氏「関生の弾圧状況は19世紀当時の英国と酷似」

  3. ストライキが犯罪か!3・10集会に600名超

    2019-4-5

    ストライキが犯罪か!3・10集会に600名超

  4. bansky ther is always hope

    2019-3-23

    天皇制と闘うとはどういうことか(8)/菅孝行(評論家) 国家への幻想を超える隣人相互の信認の形成へ

  5. ブリューゲル「野外での婚礼の踊り(部分)」

    2019-2-23

    天皇制と闘うとはどういうことか(7)/菅孝行(評論家) 幻想の共同性を踏み越えて隣人の相互信認へ

バックナンバー

カテゴリ一覧

本日
昨日
累計
FROM 2014/01/01
ページ上部へ戻る