新年挨拶】2018-新しい闘いの地平へ/武建一(連帯労組関生支部委員長)

労使共同による中小企業民主化確立、関生型運動への不屈の確信
武建一(連帯労組関生支部委員長)

武健一委員長 昨年末には、連帯関生支部・全港湾大阪支部を中軸とした果敢な取り組みにより、関西生コン産業での真の経済民主化を具現化するストライキ要求が、多くの労働者の参加で打ち抜かれました。
 これについて、参加組合員の熱い団結と勇気ある行動により短期間で多くの成果と獲得するに至り大きな反響も得ました。平素からの地道な組合運動への学習と意志確認が大きな力となったことに、今後への大きな確信を抱いた今回の闘争経緯でありました。
 さて、過る1年、国内外では激動・変化の慌ただしい年日でありました。

日米安保解消と植民地支配の歴史反省による「極東平和」
260208日露首脳会談前の安倍

 2016年12月、鳴り物入りで安倍総理とロシアのプーチン大統領との「北方領土返還交渉」という会談が行われましたが、3000億円の経済支援だけで領土は「1mmも」動きませんでした。

 この問題を解決するために認識すべきことは、過去の侵略戦争のツケが回ってきているということです。結論を言えば、日米安保が足かせになっており、米国への従属関係を断ち切ることが解決への道です。

 歴史認識問題では、中国・韓国との溝が埋まっていません。
 これは、日本が過去の侵略行為についての謝罪・反省・償いを行っておらず、靖国神社参拝や慰安婦問題などへの対応が間違っていることが原因です。
 「足を踏んだ側は踏まれた側が納得するまで謝り続けること」こそ問題解決に繋がるのです。拉致問題では派手なパフォーマンスばかりで解決の見通しすら立っていません。

 36年にわたる植民地支配の間に日本苗字への改名を強制し、100万人もの人々を強制連行した過去を隠蔽して「制裁」「圧力」を叫ぶばかりの政権では解決できるはずがありません。
 米・韓・日の合同軍事演習をやめ、圧力から対話に切り替えて米朝・日朝の国交回復を実現することこそ解決への道なのです。

安倍政権の根底的腐敗と社会構造の矛盾の激化
安倍晋三

 「国政の私物化」が露わになった森友・加計問題では真相究明はおろか真実は闇の中です。経済政策では国民の年金と日銀を使った「操作」によって株価を引き上げ、大借金で大型予算を組むとともにマイナス金利を実行。
 こうしたなかで、大企業は莫大な利益を上げながらタックスヘイブンで税金逃れをしていますが、地方や中小企業、労働者には「一粒の滴(恩恵)」すらないのが現状です。

 また、東芝や神戸製鋼、日産自動車など大企業のモラルハザードが表面化。さらに、安倍総理は国会質問にまともに答えず、はぐらかし、すり替え、誤魔化し、開き直っています。「謙虚に、真摯に」とは言葉だけで不誠実な態度に終始。「魚は頭から腐る」とはまさにこのことです。

 年収200万円以下の労働者(ワーキング・プア)が1000万人超、非正規雇用労働者は2000万人超、生活保護は160万世帯超に上ります。
 安倍政権は経済的な行き詰まりを打開するために残業代ゼロ法案、長時間労働の法制化、社会保障・教育・医療・福祉・文化など全ての分野で競争原理を導入するなど一層の格差拡大と差別・排除政策を強行しています。

米国追従政権の軍国化と民意から乖離の選挙制度

 さらに、安倍政権は「自由・民主主義・法の支配」で日本と米国とは価値観が完全に一致していると言って米国べったりの姿勢を続けています。
 さらに米国の戦争政策に積極参入し、朝鮮民主主義人民共和国と中国を敵視することにより「安全保障の危機」を叫び、国民を戦争体制に動員。
 米国兵器の大量輸入、防衛費5兆円突破、武器輸出3原則の緩和など「死の商人」への道をひた走っています。ロケットについても民生から軍事分野へと道を開いています。

 行き詰まった支配者が行うのは国民への搾取・収奪の強化、他国への侵略です。この道を走り続けているのが自民・公明であり、それに追随しているのが維新・希望なのです。
 今回の総選挙ではこのことがより鮮明になりました。支配者は民意が反映しにくい選挙制度にするものです。それが小選挙区制です。この制度は多くの死票を生み出し、その分、多数の民意を切り捨てているのです。

沖縄基地反対と原発反対ほか現地と結び大衆闘争の継続

 さらに安倍政権は、沖縄・高江でのヘリパッド建設や辺野古新基地建設を強行。オスプレイ・大型ヘリの墜落事故が続出してもなお、民意を無視し続けています。
 我々は沖縄現地での闘い、本土でのストライキ、沖縄意見広告運動などに全力を尽くし、この闘争に勝利するまで闘います。

 原発については、金儲けのために地球環境を破壊することを認めない闘いを継続します。ロシアのチェルノブイリ、米国のスリーマイル島、核実験を繰り返したネバダなどでの住民の健康被害と福島で起きている健康被害の実態を暴露して闘います。

 戦争法や共謀罪は悪法であり、今後、廃止を目指す闘争を本格化しなければなりません。憲法改悪は断固阻止します。

真実の報道へマスメディア糺す階級的行動を展開へ

 戦前、政府発表を鵜呑みにした新聞などは「大本営発表」と連日報道していましたが、今日のマスメディアはまさに「大本営発表」を垂れ流しているのです。
 権力に迎合し、国民の権利を抑制する側に立っているマスコミに対し、私たちは真実の報道を求め、歪んだ報道姿勢を是正するための大衆行動を展開します。
投票所を防衛するカタルーニャ市民を弾圧する機動隊

 米国でのトランプ大統領誕生、イギリスのEU離脱、スペインのカタルーニャ州の独立運動は階級闘争が激化している象徴です。
 最も裕福な8人の資産が貧困にあえぐ36億人の総資産に匹敵するこの社会は、完全に行き詰まっているのです。

 民衆の闘いは昨年7月の国連における核兵器禁止条約の採択(122ヵ国・地域が賛同、米・露・仏・英・中・日などは不参加)に表れています。

 また、韓国労働者の闘い、沖縄や福島などの民衆の闘い、関生型運動の全国化と着実に運動は発展しています。その原動力は資本主義の構造的危機であり、敵の攻撃が人民の団結条件を拡大させているのです。

中小企業経済民主化支え関生型運動の裾野を拡大
17春闘ミキサー車

 この影響を受け、中小企業が99%を占める生コン関連産業では近畿全域で大きな変化が生まれています。

 この間、各協同組合の人事についてはセメントメーカーの介入を排除しました。
 また、府県単位で広域協同組合や連合会を設立。労働組合との協力関係が大きく発展しています。これにより生コン値戻し・値上げを実現し、出入り業者の運賃引き上げに成功しています。これは長年にわたり産業・経済民主化を掲げ闘ってきた労働組合の粘り強い闘いの成果です。

 労働側は2015年5月に6つの労働組合による連合会を結成し、2ヵ月ごとに近畿2府4県の関連企業350社との政策懇談会を実施。春闘時には集団交渉により賃金・雇用・労働条件を決め、さらに、労使共同の学習会を定例化しています。

 また、関生支部では労働学校を設立し、若者を中心とした人材育成に着手。さらに、昨年6月には「業種別職種別ユニオン運動研究会」をスタートさせ、私たちの運動を全国に広げるための活動を本格化させています。

 国際的には「ソウル宣言の会」に参加し、2016年にはグローバル社会的経済フォーラムのモントリオール大会に参加。今年はスペイン大会に行き、関生型運動の国際化を進めます。

 現在、各協同組合内における関生支部の組織率60%の確保が射程圏内に入っています。新年はこれまでの活動を飛躍的に発展させ、掲げた目標を必ず達成します。

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行動予定

10月
21
13:30 変えよう!日本と世界!第12回反戦... @ 円山公園音楽堂
変えよう!日本と世界!第12回反戦... @ 円山公園音楽堂
10月 21 @ 13:30 – 17:00
変えよう!日本と世界!第12回反戦・反貧困・反差別共同行動in京都 稲嶺進さん・雨宮処凛さん 他 @ 円山公園音楽堂 | 京都市 | 京都府 | 日本
9条改憲阻止!東アジアの平和を妨害し、 政治を私物化する安倍政権を倒そう! ■ 日時:2018年10月21日(日)13:00開場 13:30~   *雨天決行・集会後デモ ■ 場所:京都円山公園野外音楽堂 ■ 講演:  アベノミクスの失敗と貧困/雨宮処凛(評論家)  沖縄辺野古への米軍新基地建設許すな  /稲嶺進(前名護市長・「オール沖縄」共同代表)   安次富 浩(沖縄/名護・ヘリ基地反対協共同代表) ■ 歌:趙 博/川口真由美/よしだよしこ ■ 主催:反戦・反貧困・反差別共同行動In京都  連絡TEL090-5166-1251(寺田)
10月
27
18:30 パレスチナ問題連続学習会/大阪 @ エルおおさか
パレスチナ問題連続学習会/大阪 @ エルおおさか
10月 27 @ 18:30 – 20:30
パレスチナ問題連続学習会/大阪 @ エルおおさか | 大阪市 | 大阪府 | 日本
■ 講師:役重善洋(パレスチナの平和を考える会) ■ 会場:エルおおさか(大阪市中央区北浜東3−14)  http://www.l-osaka.or.jp/pages/access.html ■ 第1回 米国大使館エルサレム移転と帰還大行進の歴史的意味  2018年9月29日(土)18:30~20:30  会場:エルおおさか701号室(定員54) ■ 第2回 ジェンタイル・シオニズムとイスラエル国家  10月13日(土)18:30~20:30   会場:エルおおさか707号室(定員18) ■ 第3回 中東和平とオスロ合意  10月27日(土)18:30~20:30   会場:エルおおさか707号室(定員18) ■ 第4回 “反ユダヤ主義”をめぐる議論  11月17日(土) 18:30~20:30  会場:エルおおさか707号室(定員18) ■ 第5回 日本とパレスチナ問題、BDS運動の経過と課題  11月24日(土)18:30~20:30   会場:エルおおさか707号室(定員18) ***** ■ 参加費:毎回¥1000(割引希望の方は応相談)  ☆通し参加を申し込まれた方は第2回以降各¥800 ■ 主催:パレスチナ問題連続学習会実行委員会  賛同団体:ATTAC関西グループ/関西共同行動/パレスチナの平和を考える会  連絡TEL090-42980-3952(喜多幡)
11月
17
18:30 パレスチナ問題連続学習会/大阪 @ エルおおさか
パレスチナ問題連続学習会/大阪 @ エルおおさか
11月 17 @ 18:30 – 20:30
パレスチナ問題連続学習会/大阪 @ エルおおさか | 大阪市 | 大阪府 | 日本
■ 講師:役重善洋(パレスチナの平和を考える会) ■ 会場:エルおおさか(大阪市中央区北浜東3−14)  http://www.l-osaka.or.jp/pages/access.html ■ 第1回 米国大使館エルサレム移転と帰還大行進の歴史的意味  2018年9月29日(土)18:30~20:30  会場:エルおおさか701号室(定員54) ■ 第2回 ジェンタイル・シオニズムとイスラエル国家  10月13日(土)18:30~20:30   会場:エルおおさか707号室(定員18) ■ 第3回 中東和平とオスロ合意  10月27日(土)18:30~20:30   会場:エルおおさか707号室(定員18) ■ 第4回 “反ユダヤ主義”をめぐる議論  11月17日(土) 18:30~20:30  会場:エルおおさか707号室(定員18) ■ 第5回 日本とパレスチナ問題、BDS運動の経過と課題  11月24日(土)18:30~20:30   会場:エルおおさか707号室(定員18) ***** ■ 参加費:毎回¥1000(割引希望の方は応相談)  ☆通し参加を申し込まれた方は第2回以降各¥800 ■ 主催:パレスチナ問題連続学習会実行委員会  賛同団体:ATTAC関西グループ/関西共同行動/パレスチナの平和を考える会  連絡TEL090-42980-3952(喜多幡)
11月
24
18:30 パレスチナ問題連続学習会/大阪 @ エルおおさか
パレスチナ問題連続学習会/大阪 @ エルおおさか
11月 24 @ 18:30 – 20:30
パレスチナ問題連続学習会/大阪 @ エルおおさか | 大阪市 | 大阪府 | 日本
■ 講師:役重善洋(パレスチナの平和を考える会) ■ 会場:エルおおさか(大阪市中央区北浜東3−14)  http://www.l-osaka.or.jp/pages/access.html ■ 第1回 米国大使館エルサレム移転と帰還大行進の歴史的意味  2018年9月29日(土)18:30~20:30  会場:エルおおさか701号室(定員54) ■ 第2回 ジェンタイル・シオニズムとイスラエル国家  10月13日(土)18:30~20:30   会場:エルおおさか707号室(定員18) ■ 第3回 中東和平とオスロ合意  10月27日(土)18:30~20:30   会場:エルおおさか707号室(定員18) ■ 第4回 “反ユダヤ主義”をめぐる議論  11月17日(土) 18:30~20:30  会場:エルおおさか707号室(定員18) ■ 第5回 日本とパレスチナ問題、BDS運動の経過と課題  11月24日(土)18:30~20:30   会場:エルおおさか707号室(定員18) ***** ■ 参加費:毎回¥1000(割引希望の方は応相談)  ☆通し参加を申し込まれた方は第2回以降各¥800 ■ 主催:パレスチナ問題連続学習会実行委員会  賛同団体:ATTAC関西グループ/関西共同行動/パレスチナの平和を考える会  連絡TEL090-42980-3952(喜多幡)
12月
3
19:00 元陸自レンジャー隊員・井筒高雄さ... @ 元町映画館
元陸自レンジャー隊員・井筒高雄さ... @ 元町映画館
12月 3 @ 19:00 – 21:00
元陸自レンジャー隊員・井筒高雄さん講演会「元自衛官だからこそ語る 自衛隊を憲法に明記してはならない理由」/神戸 @ 元町映画館 | 神戸市 | 兵庫県 | 日本
元陸自レンジャー隊員・井筒高雄さん講演会 「元自衛官だからこそ語る 自衛隊を憲法に明記してはならない理由」 ■ 日 時:2018年12月3日(月)19:00~21:00(開場18:30) ■ 会 場:元町映画館2Fイベントルーム  〒650-0022神戸市中央区元町通4丁目1-12  https://www.motoei.com/access.html ■ 講 師 井筒高雄さん(元陸自レンジャー隊員) ■ 参加費:1000円   ※お申込みなしでどなたでもご参加できますが人数把握のためご連絡くださればありがたいです。  メール:civilesocietyforum@gmail.com まで。 ■ 主 催:市民社会フォーラム  http://shiminshakai.net/post/4784 ■ ご案内  安倍首相は9月3日、防衛省の自衛隊高級幹部会同での訓示で、「全ての自衛隊員が強い誇りを持って任務を全うできる環境を整えるのは、今を生きる政治家の責任だ。私はその責任をしっかり果たしていく決意だ」と述べ、憲法に自衛隊の存在を明記する改正に取り組む考えを改めて示しました。  10月から12月まで開会予定の通常国会でも、安倍首相は憲法改正の自民党案を提出し、早期の発議を目指す方針を明らかにしています。  はたして、自衛隊を憲法9条に明記すれば、日本の平和を保障することになるのか? 9条を現実に合わせて現状追認するだけのことなのでしょうか?  そして、有事があれば命がけで日本を守る自衛官たちも、憲法に自衛隊を明記することを望んでいるのでしょうか?  元自衛官の井筒高雄さんに、改憲発議がされようとする今、自衛隊を憲法に明記することの問題点についてお話しいただきます。 井筒高雄(いづつたかお)さん 1969年、東京都生まれ。 88年、陸上自衛隊第31普通科連隊に入隊。91年にレンジャー隊員に。 92年にPKO協力法が成立すると、武器を持っての海外派遣は容認できないとして翌93年に依願退職。 大阪経済法科大学卒業後、2002年から兵庫県加古川市議を2期務める。 元自衛官の立場から戦争のリアル、コスト、PTSD などリスクを 伝える講演活動を行う。 現在、ベテランズ・フォー・ピース・ジャパン(VFP) 共同代表。 共著に『安保法制の落とし穴』(ビジネス社)、単著に『自衛隊はみんなを愛している』(青志社)など

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    2018-10-15

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