新年挨拶】沖縄からのメッセージ/安次富浩(ヘリ基地反対協共同代表)

辺野古現場、2月名護市長選、11月知事選、断じて負けられない!
安次富 浩(ヘリ基地反対協議会共同代表)

安次富浩さん 沖縄現地では、辺野古新基地建設を止めるため道交法違反、公務執行妨害などを乱用した県警機動隊の弾圧に恐れず、連日作業車輌の搬入阻止座り込み行動を闘っています。また、寒い海上においても作業現場に近づけさせないためのフロートを越えるカヌー隊とそれを支援する船団への海上保安庁のゴムボートによる強制排除と対峙する闘いを展開しています。

 安倍政権は強引に建設工事を進めることで、県民に「あきらめろ」という「印象操作」を狙っているのです。しかし、翁長県知事、稲嶺名護市長の行政権限があるため、埋め立て工事に踏み込むことができません。キャンプ・シュワブの沿岸部では埋め立てに向け基礎的工事が進められていますが、最近判明した大浦湾の断層問題は、脆弱な地盤に滑走路を造ること自体が杜撰な計画であったことを証明するものです。米カリフォルニア州では数度のサンフランシスコ大地震の教訓から、断層上への公共施設建設を固く禁じています。私たちは日米のダブルスタンダードを今後も強く暴露し、弾劾していかねばなりません。

沖縄での地上戦を想定した要塞化

 昨年11月1日付の琉球新報において「2020年代前半に在沖海兵隊の約8千人がグアムなど国外移転するに伴い、次期中期防衛力整備計画で、来年3月に新設する陸上自衛隊の水陸機動団(司令部佐世保、日本版海兵隊)の一部を、キャンプ・ハンセンで訓練する」との報道があり、“海兵隊の抑止力”という主張は非現実的な論理となりました。

 何故なら、米軍再編計画の修正に伴い、在沖海兵隊は第31MEU部隊(約3千人)だけとなり、自衛隊の増派によってカバーすることとなるからです。また、自衛隊は旧型の水陸両用装甲車を米国から購入することも決定されており、17機のオスプレイ、F35Bステレス戦闘機の購入と照合すれば、自衛隊が米軍と共に戦場へ派遣されることは間違いありません。

 与那国島から始まった南西諸島への自衛隊配備計画は中国との戦争を睨んだものであり、在沖米軍海兵隊の実戦部隊が沖縄から撤退することと重なり合い、再び沖縄での地上戦を想定した日本軍の要塞化へと狙っています。

事故多発!米軍植民地時代のようだ

 沖縄現地では米軍が北朝鮮との戦争を睨んでの訓練が激化し、地元の反対の声を無視した夜間パラシュート降下訓練が度々行われ、一昨年12月MV22オスプレイ墜落事故以降も普天間所属のオスプレイがオーストラリアにおいて墜落事故、エンジントラブルによる大分空港などの民間空港への緊急着陸、昨年のCH53ヘリ墜落、同型機による窓ガラスなどの部品落下事故、米兵の飲酒運転による死亡事故など、事件・事故が多発し、まさに米軍植民地時代を彷彿とさせる状態です。

 国連総会で核兵器廃絶法案に反対した日本政府は広島・長崎の被爆者の想いを裏切り、福島原発事故の被害者を見捨てるような原発再稼働政策に邁進しています。戦争法や共謀罪などファシズム化が進むこの日本を変革することが重要です。市民運動と反安保・反原発を公約に掲げる野党との共闘運動を全国各地において成功させなければならない時期に来ています。オール沖縄版を全国各地域に設立することが必要なのです。

 それゆえ、2月4日の名護市長選挙は重大な意味を持ちます。11月県知事選挙も見据えた沖縄の命運をかけた重大な政治課題です。断じて負けられません。今年は現場での闘いと同時に、選挙・政治闘争と連動させ、「オール沖縄」の団結で安倍政権からの分断攻撃を打ち破り、南西諸島への自衛隊配備など戦争政策を進める安倍政権と闘っていきます。

「勝つ方法はあきらめない」の精神で

 私たちは、今後とも「弾圧は抵抗を呼び、抵抗は友を呼ぶ」(故瀬長亀次郎)と「勝つ方法はあきらめないこと」の精神で、「非暴力・不服従」の抵抗闘争を力強く推進します。永田町や霞ヶ関の住民に、沖縄の未来を委ねません。自己決定権、平和的生存権の確立、オール沖縄の訪米成果、サンフランシスコ高裁によるジュゴン裁判の一審差し戻しショーン・マクブライド平和賞を受賞をしたように、国際的な支援・連帯運動の拡大をもって闘いぬく決意です。
(文中中見出しは編集部による)

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