STOP!南西諸島の自衛隊配備 院内集会&政府交渉
日本を中国攻撃の尖兵に使う 米オフショア・コントロール戦略

STOP!南西諸島の自衛隊配備 院内集会&政府交渉
日本を対中国攻撃の尖兵とするオフショア・コントロール戦略
南西諸島地図
 1月18日、てぃだぬふぁ島の子の平和な未来をつくる会ミサイル基地のない平和な島を!てぃだぬふぁ応援団・南の島を標的にされないチーム風かたかの会主催で「STOP!南西諸島の自衛隊配備!院内集会&政府交渉」が東京の参議院議員会館101講堂で開催され、300人収容の講堂が参加者でいっぱいとなった。

南西諸島に配備される「有事即応部隊」とは

 初めに参議院議員の伊波洋一さんが講演を行なった。

 辺野古、高江で、伊江島と米軍基地強化の中で、与那国島、石垣島、宮古島、沖縄本島、奄美大島への自衛隊配備が進められている。普通の自衛隊は有事になったらその場所へ駆けつけるが、南西諸島に配備されるのは普通の自衛隊ではなく「配備された場所が戦場になる」事を想定した「有事即応部隊」だ。

STOP!南西諸島の自衛隊配備 院内集会&政府交渉 チラシ 去年、政府は自衛隊法を改正し「南西シフト」を正式に決定、南西諸島での戦争準備が進んでいる。これは万が一、中国とアメリカが有事になった時、その戦争を日本列島と南西諸島で引き受けさせ、そこで戦争を終わらせるという、米軍の「オフショアコントロール」戦略に基づくもの。

 アメリカは2008年のリーマンショックで停滞する一方、中国経済は2ケタ成長を遂げ、2020年代にはアメリカを抜くと言われている。そのためアメリカは中国とは直接戦争をせず、日本を戦場にする「オフショアコントロール」戦略に切り替えた。

●自衛隊の任務は中国艦船へのミサイル攻撃

 2012年末の安倍政権誕生後、安倍首相はアメリカのハドソン研究所で「集団的自衛権を容認、憲法を見直す」と演説。「日本はアメリカの弱い環になってはならない」と語った。南西諸島軍事化の表明である。翌年「集団的自衛権」を容認、沖縄で「離島奪還訓練」を開始、宮古島への地対艦ミサイル部隊配備、那覇でも訓練を開始と、軍事化が急速に進んでいる。
88ミサイル
 ミサイル部隊配備の目的は、南西諸島を通過し太平洋へ出る中国艦船を阻止すること。これは米中戦争を想定し、集団的自衛権の行使として行う。その想定のもとで毎年十数回、自衛隊が日本各地から派遣され「沖縄での戦争」を想定した日米合同訓練を行なっている。また米海兵隊が持っているような強襲揚陸艦も購入が検討されている。オスプレイ17機、水陸両用車52両などの購入はすでに決まっている。

 日米安保は「アメリカが日本を守る」のではなく「日本の領土は日本が守る」というものに変化している。これに符合して日中間に「尖閣問題」が起こり、「中国の脅威から日本を守る」という空気が振りまかれている。

●非武装・無防備のほうが戦争を回避できる

 4年前の石垣島市長選挙の数日後、自衛隊が公表した広報ビデオは、全国各地から南西諸島への部隊展開や、「日本版海兵隊」の創設を映している。また在日米軍海兵隊は宮古島、石垣島、西表島周辺の大きな地図を拡げ、沖縄の島々を舞台とした図上演習を行なっている。
市街戦訓練
 防衛省に南西諸島への自衛隊配備の理由を「空白地帯(無防備)だから」と説明する。しかし、国際法上、「非武装・無防備地区」はジュネーブ条約第1追加議定書第59条に「紛争当事者が無防備地区を攻撃することは、手段のいかんを問わず禁止する」とあり、島嶼は非武装・無防備状態にしておく方が戦争を防ぐことができる。
 だが自衛隊は「戦争状態」を前提に、「島を守る」訓練ではなく「島が敵に攻撃・占領されたあと奪還する」訓練をやっている。

●非常時の島民保護計画は全く考慮せず

海幹校戦略研究 海上自衛隊幹部学校の『海幹校戦略研究』には、米軍の戦略が多数翻訳掲載され、自衛隊の演習や装備の目的と戦略を明らかにしており、宮古島、石垣島の周辺で中国軍艦船を阻止する「アメリカ流非対称戦争」戦略の重要性が書かれている。

 その目的は「台湾防衛」で、台湾の脆弱な東海岸側へ向かう中国軍艦を阻止すること。米中戦争を琉球列島での戦闘にとどめ、米中全面戦争や核戦争にエスカレートさせない制限戦争とする。

 ミサイル部隊はミサイル発射後速やかに移動し、発射地点が敵に察知されるのを防ぐ。市街地へ移動したりトンネルや掩体壕に隠れるので、有事には島全体が戦場となるが、住民保護のための予算は1円も計上されていない。住民向けの避難実施要領も作成されていない。

 今年は日中平和友好条約40周年。中国との戦争を想定するよりも日中友好を深める方がよい。尖閣問題は早く収め、米中戦争のために戦場を提供するよりは基地を無くしていくべきではないか。


南西諸島を結ぶ巨大な「不沈空母」化計画

 参議院議員の福島みずほさん、てぃだぬふぁの楚南有香子さん、石嶺香織さん、衆議院議員の赤嶺政賢さん、映画監督の三上智恵さん、奄美のミサイル基地配備を考える会の佐竹京子さんらのあいさつのあと、軍事ジャーナリストの小西誠さんが南西諸島における自衛隊の軍拡計画について解説した。

 奄美諸島周辺では「鎮西29」機動展開演習という訓練をやっている。
 自衛隊の訓練は通常は訓練場で行なうものだが、奄美では市街地や総合運動公園などで行なっている。港では水陸両用車で上陸訓練を行ない、種子島では民間地でパラシュート降下訓練を行なっている。民間地域で堂々と訓練を行なうのは、戦前の光景と同じだ。「島嶼防衛」「中国の脅威」と言えば何でも許される状況になりつつある。
空母に改造された護衛艦「いずも」 また大型巡航ミサイルを開発、ヘリコプター護衛艦「いずも」などを空母に改造。自衛隊の軍事力強化が進められている。

 空母改造だけではない。与那国、宮古、石垣、大東島までも含む南西諸島に20個ほどある民間空港のいくつかを結んで自衛隊の空港としても運用し垂直離着陸戦闘機F35Bを配備する、南西諸島の「不沈空母化」計画が進んでいる。こうして琉球列島弧全体にミサイル部隊を配備し、同地域の「制空権」を確保する。南西諸島全域で巨大な軍拡が始まっている。


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11月
17
18:30 パレスチナ問題連続学習会/大阪 @ エルおおさか
パレスチナ問題連続学習会/大阪 @ エルおおさか
11月 17 @ 18:30 – 20:30
パレスチナ問題連続学習会/大阪 @ エルおおさか | 大阪市 | 大阪府 | 日本
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11月
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10:00 港合同 第40回 交流秋まつり/大阪 @ 田中機械 構内
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11月 18 @ 10:00 – 15:30
港合同 第40回 交流秋まつり/大阪 @ 田中機械 構内 | 大阪市 | 大阪府 | 日本
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10:00 第12回「国際有機農業映画祭」/市... @ 法政大学市ヶ谷キャンパス
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14:30 井筒高雄さん 横田基地へのオスプ... @ 青梅市福祉センター
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18:30 原発事故から7年『福島の今』講師... @ ウイングス・京都
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18:30 辺野古・海は哭いている/文京 @ 文京区民センター
辺野古・海は哭いている/文京 @ 文京区民センター
11月 21 @ 18:30 – 21:30
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11月
23
14:00 パリ5月革命・プラハの春から50年... @ スペースたんぽぽ
パリ5月革命・プラハの春から50年... @ スペースたんぽぽ
11月 23 @ 14:00
パリ5月革命・プラハの春から50年 朝鮮半島と世界のパラダイムシフトを問う 鵜飼哲さん他 @ スペースたんぽぽ | 千代田区 | 東京都 | 日本
1968年「パリ5月革命」「プラハの春」から50年 朝鮮半島と世界のパラダイムシフトを問う 11・23 シンポジウム ■ 日 時:2018年11月23日(金祝)14時開始(13:30開場) ■ 会 場:スペースたんぽぽ  〒101-0061 東京都千代田区神田三崎町2丁目6−2 ダイナミックビル4階  http://vpress.la.coocan.jp/tanpopotizu.html ■ 発言者:  鵜飼 哲(一橋大学教員、フランス文学・思想家)  原 隆(NO―VOX Japan)  草加耕助(ジグザグ会)  司会:津川 勲(差別・排外主義に反対する連絡会) ■ 会場費:500円 ■ 主 催:11・23シンポジウム実行委員会  連絡先:090-1429-9485(荒木) ●今から50年前、1968年に二つの大きな歴史的出来事が起きた。フランスの「5月革命」とチェコスロパキア(当時)の「ブラハの春」だ。一方は68年5月、大学や政府の管理強化に対するパリの学生反乱で始まり、ベトナム反戦運動とも結びついて西側先進国に波及。 既成の価値観や権威、秩序といった旧来の国家権力や体制の枠組み(パラダイム)に対する反逆が世界的規模でうねり、各国の社会運動や反体制運動に大きなインパクトを与えた。他方、「ブラハの春」は、「人間の顔をした社会主義」を掲げたドプチェク新政権による民主化を、8月旧ソ連と東欧諸国のワルシャワ条約機構が軍事介入によって圧殺し、「社会主義=スターリン主義」への幻滅を広げた。「社会主義」への信頼は地に落ち失望と怒りに取って代わられた。それは89—91年の東欧・ソ連の「疑似社会主義体制」の相次ぐ崩壊の連鎖をもたらす前奏曲になったとも言える。 ●この「冷戦」時代、資本主義と「社会主義=スタ一リン主義」の東西両陣営で同時期に起きた異議申し立ては、不公正・不平等な社会の変革を求め、民主主義を問う(あるいは真の民主主義を目指す)闘いであった。それは今日の草の根からの反乱のうねり ―欧米の占拠(オキュパイ)運動や韓国のキャンドル運動に象徴される世界中で登場した新しい変革の潮流— の歴史的な源流として捉えることもできるのではないか。89年「ペルリンの壁」が崩壊、「冷戦」そのものも終焉した。その一方で、米ソによって南北に分断された朝鮮半島は今も「冷戦」構 造を引きずったままだ。だがこの間の南北―米朝の首脳会談によって「世界で最後に残った冷戦構造」は終わりの始まり―つまりパラダイムシフト、歴史的転換を迎えている。 ●なぜ今、50年前の二つの歴史的出来事を問おうとするのか。そんな必要があるのか? それは端的に言えば、未来への扉を開くためには、過去と向き合い対話することによって、示唆や教訓を得て現状を打破していくことが肝要ではないかと考えるからだ。世界の歴史的な動きを俯瞰して見れば、「パリの5月」や「ブラハの春」は、遠い過去の、済んだ話なのだろうか。今日の政治状況に、それは重なっていることはないだろうか。「歴史とは現在と過去との対話である」とE・H・カーは述べた。だとすれば、私たちは現状の淀みの中で過去と対話し示唆を得ようとする思想的営為や議論を怠っているのではないか。行動も大事だが、思考停止に陥って井の中の蛙にならないために、立ち止まって、これでいいのかと考えることも必要ではないだろうか。 ●異論を認めぬ「反多元主義jを特質とした国家主義(ナショナリズム)が台頭する日本や世界は、かってないほどの危険水位に達している。何もしないことは、こうした現状を認めることになる。本当にそれでいいのか?世界はいま、国家主義と草の根からの民主主義という二つの大きな潮流が攻めぎ合う歴史の転換点にある。したがって国家主義との対抗軸を明確に打ち立てることは今日、世界共通の政治的なテーマであり「時代の要請」とも言える。そのことを問い、草の根から直接民主主義をいかに可視化するか。私たち自身のこれまでの思考―行動様式のパラダイムシフトもまた求められているのではないか。

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