関生労組から全国への要請書/弾圧抗議声明

連帯・関生労組関西生コン産業の<異常事態>に連帯労組が全国へ要請アピール発信
差別・排外主義との闘いを社会的使命として

<目次>
【解説】今、関西でなにが起きているのか
関生労組から全国への要請書 / 抗議声明 ←今ココ
業界での異様な現況に反撃の言論サイトより

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連帯労組・関生支部から全国への要請書(全文)

2018年3月15日

関係各位

全日本建設運輸連帯労働組合
関西地区生コン支部
執行委員長 武 建一

要 請 書

 拝啓
 日頃の貴組織の活動に敬意を表します。
 さて、すでにお聞き及びのことと存じますが、私どもはいま、特異な労働争議をたたかっています。
 「特異な」と形容するのは、個別の企業による解雇や仕事差別との闘争といった一般的な争議ではなく、業界団体が組合つぶしの主体となった組合つぶし攻撃との闘争であり、しかも、ヘイトスピーチで悪名をはせてきた人種差別・排外主義者集団を傭兵のように使った攻撃との闘争だからです。あらましは次のようなものです。

  1. この業界団体は大阪広域生コンクリート協同組合(大阪広域協組。169社184工場)で、ご承知の通り、中小企業である生コン業者が結束して共同受注・共同販売事業をおこない、大手ゼネコンと対等な取引を実現するための経済事業者団体です。
     かたやネオナチとも称される差別・排外主義者集団のリーダー格の瀬戸弘幸は、ヒトラーにあやかった「日本国家社会主義同盟」をつくってハーケンクロイツを掲げた外国人排斥運動をおこなった経歴をもつ人物。現在は「在特会」の桜井誠氏の日本第一党の最高顧問です。もうひとりの渡辺臥龍氏は、ヘイトスピーチ規制法の立法に尽力した有田芳生参議院議員の暗殺を示唆するブログを書き、脅迫罪で略式起訴された人物です。ふたりとも今年2月の朝鮮総連本部銃撃犯らとも関係があります。

  2. この畑違いなふたつの集団が結託したきっかけは、私どもが昨年12月に実施したストライキでした。若者に魅力ある業界をつくるための最低年収600万円、それを実現するために必要な生コン運送会社の運賃引き上げ。そして大阪広域協組の民主化を要求して、ストは12月12~18日、近畿地方一円、車両1500台規模で決行しました。
     京都、滋賀、奈良、和歌山の協組と輸送業者の協同組合は要求を受け入れましたが、大阪広域協組は全面対決方針を打ち出しました。大阪広域協組は2年前に暴力団関係が疑われる一握りの人物らが理事会を乗っ取り、相互扶助を理念とする協同組合であるにもかかわらず一部の業者が利益を独占する、不公平かつ恐怖政治を思わせる組織運営をほしいままにしていました。かれらはスト対策を口実に、このような組織運営を批判する労働組合つぶしへと舵を切ったものです。
     協組執行部の一握りの人物たちは「もう我慢できない。関西地区生コン支部との関係に決着をつける」と宣言。元大阪地検刑事部長らを顧問弁護団に担ぎあげ、予算10億円で「威力業務妨害・組織犯罪撲滅対策本部」を設置したと発表しました。そして、労働組合との協調関係をとってきた業者に対して、ストに同調したと難癖をつけ、「厳格な処分を下す」として仕事を干し上げたり、私どもの組合員が多数を占める運送会社は使うな、契約を解除しろと強要。協組が主体となった不当労働行為を乱発しはじめました。

  3. 年が明けた1月8日には、差別・排外主義集団が大阪梅田のヨドバシカメラ前に登場しました。20人あまりの集団は「不正な金の流れ」「不正蓄財疑惑」と記したのぼりを立て、「関西地区生コン支部は労働運動の名をかりた、ゆすり・たかりのプロ集団」などと書かれたビラを配布して誹謗中傷宣伝を開始しました。
     異様なことに、この街頭宣伝には大阪広域協組の一部執行部が加わっていました。木村理事長は協組加盟業者にこの街宣活動への参加をよびかけ、さらに協同組合のホームページには「感銘を受けた」「今後も全面的に応援していく」と記しました。
     以後、ネオナチ集団は大型宣伝カー2台とマイクロバスを仕立て、連日のように大阪市内、和歌山、京都など各地を街宣してまわり、争議現場にも出没。1月22日には、私どもの会館に乱入しようとして組合員に暴行を加え、負傷させました。
     大阪広域協組の一部執行部はこの乱入・暴行事件にも参加して一体となって行動。自らは手を汚さず、離れたところでガムをかみ、笑いながら眺めていたのです。

  4. 社会的な差別にさらされてきたマイノリティを標的にして社会を分断するかれらの活動は、ヘイトスピーチ規制法の制定でやや下火になるきざしがみえました。しかし、業者団体、暴力団関係者らと野合して息を吹き返すかのようです。
     したがって私どもは、この争議は組合員の雇用や権利、中小企業の経営を守るための闘争であることはいうまでもありませんが、それにとどまらず差別・排外主義者らが大手を振って活動することを絶対に許さない社会的な使命をもった闘争であると位置づけてたたかっています。

  5. つきましては以下の点についてご理解、ご協力をいただけますよう要請致します。
    (1)事態のあらましを描いた動画「関西生コン業界で、いまなにがおきているのか」を作成しました。ぜひとも多くのみなさまにご覧いただけるよう宣伝、普及してくだされば幸いです。(約10分。https://youtu.be/o5heQXVQsOQ
    (2)この事態に警鐘を鳴らし、大阪広域協組の一部執行部の運営に疑問を呈する、文化人、ジャーナリスト、学者、弁護士らの共同声明が近く発表されることになっています。その宣伝、普及についてもお力を貸してくだされば幸いです。
    (3)大阪広域協組の一部執行部に対する反撃の決起集会を準備しています。あらためてご案内差し上げますが、これについてもご協力くだされば幸いです。
敬具

→PDFダウンロードはこちら

⇒次ページ「大阪府警介入への抗議声明」

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