「森友疑獄」発覚の一歩から一年 渦中の木村豊中市議に聞く(下)
― 官僚に責任押し付ける権力の末路

安倍は辞めろコールの広がり
官僚に責任押し付ける権力の末路
右翼カルト教育なる「悪」を地域から根絶する

 前号で「佐川辞めろコール」の広がりを伝えたが、一気に佐川前国税庁長官国会喚問にまで事態は進んだ。この喚問で安倍政権はみそぎを済ましたかのような素振りを見せようとするが、肝心の自らの応援媒体・読売新聞でさえ支持を大きく上回る不支持の世論であり、首相夫人の明恵氏への喚問は免れない状況だ。昨年の大阪地裁への資料開示請求から始まる木村真豊中市議の行動が燎原を焼き尽くす炎になるのか。全ては国民の怒りの深さによる。【文責・編集部】

――最初のターゲットである籠池夫婦が検察に長期拘留のままだが。

木村真豊中市議木村 この異常とも思える拘留だが積極的に動く余裕は今は持てないが、ただこの籠池夫婦がこれまでいかにひどい正体であったか。幼稚園で彼らから被害を受けたお子さんが5年も10年も経った今も彼らの手酷い仕打ちのトラウマに脅えている異常な右翼カルト教育の恐ろしさは想像以上のもので、罪もない幼児やお子さんへの虐待を続けた彼らに同情の余地はないのだが、ひどい司法の手口に変わりはない。

――最近では、人民新聞の編集者も不当逮捕を受けています(→参照)。

籠池木村 言うまでもなく(沖縄の)山城博司さんの長期拘留もそうだし、ネット上では籠池夫婦を憐れむ論調も一部にあるが実際はこれら事例…不当逮捕で公判まで出さないという、あってはならない事例はこの国で現に数多くある。
 この際、籠池夫婦の有名さを借りて日本の人質司法の前近代性についてアピールする機会ではあるかなとも思える。
 あからさまな国策捜査でもあるし、私自身は昨年6月頃から口封じの動きありと権力側の動きを警告していた。

――日本の刑事司法のひどさを一般に知らしめたいと…。色々、権力とその周りにいる者たちの暗部がさらけ出されたこの一年の感想を。

安倍昭恵氏と籠池夫妻木村 森友問題についてだが、最終責任者にたどりつくまでは絶対に終わらない。具体的には安倍昭恵氏への証人喚問、財務省への強制捜査の二つは何が何でも求め続ける。
 ただこの森友問題への受け止めだが、ここまで大きく波紋が広がったというのはたまたまの事かとも。元はと言えば地元豊中から右翼カルトの根を一掃したいとの思いからで。しかも安倍政権へ直結の人脈集団であったから調べ始めたのがきっかけでしたからね。自身では何か特別の事をし遂げたとの感じはない。

――でもたまたまではあっても、石は投げ続けていない限り当たらない。

木村 僕自身、地方議員とはどんな存在か?と問われると地域活動の専従者であると位置づけている。専従として色んな問題にアンテナを張って、あれ?と思った事があれば取り合えず調べてみると。
 おかしな動きがあれば地域の人たちにこんな事がと、市民の方もおかしいとの反響があればビラを作ったり、広報活動なども。
 これまでやって来た事の通例だが、これまでに拡大するとは。

――何度もそんな地道な予行演習と言うか、草の根からの問い直しがあって…。

木村 これまで戦争法採決強行のあと当時防衛政務次官をやっていた公明党議員の選挙事前運動的動きなども摘発した。
 豊中の中学校で参院選挙直前の時期に父兄を集めて国政講演会を催すというあからさまな事前選挙運動的動きだし、学校ぐるみでのチラシ配りなどは目に余ると教育委員会に問題を訴えたし。これら地域の人々と一緒に問題発生次第、動いて来た経緯があって…。

――そう言う下地があってこそ…。

木村 その延長線上にあった問いかけが、(森友での)示された文書が見事な黒塗りと言う事で、市民皆で追求しようとの声に押された形だったのが今回であったと。

――木村議員を支える市民の核というか、土台こそ。

木村 だから、これからもこんな形で問題があるごとに調べて、市民全員で追求して行きたいと言う姿勢は続けて行く決意ですね。

――どうもありがとうございました。今後も地域市民のためにご活躍を。(終)


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