南北朝鮮首脳会談開催へ – 動き出した朝鮮半島の平和プロセス

中朝韓米首脳写真
安倍にとどめを いま、私たちは何回目かの戦後世界の大転換に立ち会っているのではないか。朝鮮半島をめぐる動きを見ていると、そんな思いを強くする。1989年東西冷戦が終わった。戦後世界で最大の動きだった。しかしそれはヨーロッパの出来事でもあった。そしていま、東アジアで最後の東西冷戦が終わろうとしている。
 もちろんそれは紆余曲折、前進もあれば後退もある長い道程が見込まれる。だが歴史がこの方向に動くことはまちがいないだろう。すでに、その後いかなる東アジアを作っていくかを見据えた動きが政治でも経済でも始まっている。
 問題は日本の安倍政権のみが、そうした歴史的視野をもたず、相変わらず冷戦思考を脱しきれず、日米同盟と米国の核の傘に固執していることだ。(お)

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朝鮮半島と東アジア – 現在そしてこれからをどう見るか
解説】日帝支配下での韓半島 近現代史概説年表

 まず、最近の経過を整理しておく。
平昌オリンピック

  • 平昌五輪の場を利用しての南北平和外交
  • その後訪朝(3月5・6日)した韓国大統領特使一行に対して金正恩委員長が南北首脳会談と米朝会談の意向を表明
  • 韓国文在寅大統領、特使を米国に派遣。南北首脳会談に結果を報告。トランプ米大統領、米朝会談受け入れを表明(3月8日)。
  • 金正恩委員長、中国を電撃訪問、中朝首脳会談(3月26日)。
  • 韓国芸術団が平壌を訪問(4月1日)、金正恩委員長夫妻が公演を鑑賞、使節団一人一人と握手。
  • 米韓合同軍事演習始まる(4月1日)。規模縮小。

 事態はめまぐるしく動き、4月27日には「南北首脳会談」、そして5月中に「米朝首脳会談」が予定されるまでになった。この間、4月1日にはワシントン発共同電が驚くような動きを伝えた。
 中国の習近平国家主席が3月9日にトランプ米大統領と電話で北朝鮮情勢を協議した際、朝鮮戦争の主要当事国である米中と韓国、北朝鮮の4カ国による平和協定の締結を含む「新たな安全保障の枠組み」の構築を提唱していたというのだ。複数の米中外交筋が明らかにした、と共同は伝えた。

 中朝首脳会談が行われたのは3月26日だから、それ以前に習主席は一定のシナリオをもち、それをトランプ米大統領に伝えていたころになる。
 共同電は、国連軍と北朝鮮、中国が1953年に締結した朝鮮戦争休戦協定の平和協定への移行を念頭に置いているとみられる、とその中国側の狙いを分析し、習氏は日本に言及しておらず、南北、米朝の首脳会談後の交渉を、4カ国を中心に進める考えを示唆した可能性があるとしている。

 つい2か月前までは想定もつかなかったこうした動きをどうみたらいいのか、この先どういう未来を描くのか。アジア民衆の視点から考える。
以下、本号4面へつづく

アイスホッケー南北統一コリアチーム

アイスホッケー南北統一コリアチーム「私たちはひとつ」の声援が世界の感動を呼んだ


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