国は(原発放射能)汚染の事実を認めよ。全てのデータを調べて公表せよ。
全ての被害者を救済せよ――東電福島3・11原発事故での放射能汚染で全国に避難を余儀なくされていた原発被害者たちが新組織を作り、大阪を中心に深刻な現状理解をと関係方面に訴えている。
3月10日、大阪市の中央会館で「原発避難者と仲間たちのよる大集会&デモ」が行われた。主催は「Go West,Come West 3.11東北・関東 放射能汚染からの避難者と仲間たち(略称:ゴーウェスト)」で、避難者自身が企画・運営したものだ。関東からの避難者が主体となって声を上げ、東北の避難者や地元住民とも連帯して被ばく被害の告発や避難の必要性をこれまで訴えてきた団体だ。
当日は約150人が参加し、原発事故の健康被害や避難者の声を共有した。3.11後に東京で4千人もの患者を診た上で岡山県に避難した三田茂医師が発表した論文・『新ヒバクシャ』には<能力減退症>が始まっているとの恐るべき内容資料も配布された。
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