労働者のための身近な労働法講座 大阪労働学校アソシエより

山元一英さん(全港湾)

山元一英講師

 読者のお世話になっています、大阪労働学校アソシエ事務局です。
 前号の記事では有名講師の講義の一節から少しだけ紹介させていただきました。

 さて2018年度から労働講座が新設され、その受講学生としてのメインターゲットは一般労働者や労働組合員です。授業構成は第一週目に労働関連法を、第二週目に労働運動理論を講義していただく形式です。

 第二週目に行う労働運動理論講座の前期では、全日本港湾労働組合(全港湾)大阪支部顧問の山本一英氏が講義を担当されます。
 前半の労働関連法基礎講座では労基法や社会保険についての概要を解説するのに対し、山元氏の労働運動講座はご自身の組合運動での経験を交え、情熱的に理論を解説する講義をされているように感じます。

■ 山元講師の講義から

「労働基準法第二条には、【労働条件は労働者と使用者が、対等の立場において決定すべきものである。】と。労働者にとってはとってもいい事が書いてある。
 ところが、皆さんは会社で採用された時、対等に決められますか?
 採用された際に、労働条件を聞いて、『賃金17万は安いなぁ、20万にしてもらえへんか?』と聞けますか?会社はきっと、『そんなんやったら他所行ってくれ』と言うはずや。つまり、労働者と企業は対等な関係やない。」

 山元講師がご自分の言葉で話しているというのが、ひしひしと伝わってきます。
 労働関連法の講義で解説された労働基準法を用いながら、それをより具体的に示していきます。

■ 講義の一部

 「団結して労働組合を組織し、使用者と対等な立場に立つ。ほんで、労働協約を【言うた、言うてない】を避ける為に書面で結ぶ。」
 当事者ですら時折、目の前のことで忙しくて忘れてしまうような労働組合の意義を見つめ直させてくれる。そういう真に受け止めやすい言葉選びを山元講師はしてくれていると、事務局員には思えます。

 この講義は当然、一般労働者へも開放されています。
 その為、コモンズの読者の皆様で関西にお住まいの労働者の方、もしくは身近に労働者がおられる方、ぜひ講義にお越し頂くかお誘いください。
 労働に関する法的知識や労働組合の理論があって損することはありませんが、ないままでは得することも永遠にありません。皆様にお会い出来ることをお待ちしております。(大阪労働学校アソシエ事務局)

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