報告】「沖縄を救え」6・16 練馬集会

 6月16日(土)、「沖縄連帯ひろば」主催、「高江と辺野古を守りオール沖縄と連帯をする会」共催により、練馬文化センター大ホールにて「沖縄を救え」練馬集会が開催された。(本記事は電子版のみの掲載です)
「沖縄を救え」6・16 練馬集会
■ 沖縄の経済発展に米軍基地はいらない

井筒高雄さん 最初に井筒高雄さん(元陸上自衛隊レンジャー部隊、ベテランズ・フォー・ピース・ジャパン代表)が登壇した。

 「現在日本には米軍兵力は本土に1万人、沖縄に2万5千人が駐屯しているが、その6割が海兵隊。しかし米軍再編が進んでおり、沖縄海兵隊のほとんどをグアムへ移転、沖縄には2千人しか残らない。わずか2千人の海兵隊のためになぜ辺野古に基地が必要なのか。

 また、返還以来これまでに県民総所得は約5千億円から4兆円にまで増え、企業数も7倍に、観光収入も324億円から6600億円へと20倍に増大した。一方、基地経済への依存度は15・5%から5・7%へと縮小。逆に日本は、駐留米兵ひとりあたり1293万円も負担しており、ドイツ(265万円)や韓国(266万円)と比較しても巨額である。これはもはや在日米軍特権です。在特会の皆さんはアメリカ大使館へ抗議に行ったらどうか。沖縄は経済特区を設けて経済発展を起こして行くべきだ。基地は必要ない」と語った。

■ いっしょに手をとりあって政治を変えよう

山内末子さん 山内末子さん(前沖縄県議会議員)は米軍事故について次のように語った。
 
「うるま市では今年に入って2度もヘリが墜落・不時着しています。6月30日、宮森小学校にジェット機が墜落してから59年の夏を迎える。その5年前には同じ地域で6歳の少女ゆみこちゃんが海兵隊兵士に暴行を受け殺され、ゴミ捨て場に捨てられていた。5年後の宮森の墜落事故では民家をなぎ倒し、児童11名が亡くなった。民家では黒焦げの遺体の首が見つからなかった。小学校では、いたずらを叱って運動場に立たせていた子が被害に遭った。その子を立たせた教師はそれから50年もの間『自分があの子を死なせた。あの子でなく自分が死ねば良かった』と苦しみ続けてきた。そういう思いを抱く人たちは沖縄に多くいる。2年前にも20歳の女性が殺された。

 日米安保は大切だと言う。でもなぜ沖縄だけがその7割8割を負担しなければならないのか。米朝会談を見ても世界は変化している。変わらないのは沖縄だけです。政治を、日本を変えるために、みなさんとこれからもいっしょに手をとりあっていきたいと思います。」

■ 沖縄の記者は戦争のためにペンを執らない

泰真実(やすまこと)さん 次に登壇した泰真実(やすまこと)さんは、辺野古で座りこみをしている人たちに対して、あるいはそのテントに来てデマをまき散らす人々の実態を語った。

 続いて、三上智恵さんと共同で映画『沖縄スパイ戦史』を制作したスペシャルゲストの大矢英代(はなよ)さんが、この映画の背景と、当事「スパイ」に仕立てられていった少年たちの実態を解説した。大矢英代(はなよ)さん
 戦後、沖縄の記者たちは「戦争のためにペンを持たない、カメラを回さない、輪転機を回さない、記事を書かない」と誓った。元ジャーナリスト出身の大矢さんも先輩からそれを学んできたと語った。

■ 政府には大浦湾の埋め立てはできない

稲嶺進さん 稲嶺進さん(前名護市長)は「辺野古の海やゲート前でがんばっている人たちの大きな支援があったからこれまでがんばって来れました」と語ったあと、辺野古の護岸工事について「埋め立ては実際には浅瀬を少しばかり埋め立てるだけに過ぎない。大浦湾には5800あまりの海洋生物が棲息し、そのうちの260種が絶滅危惧種に指定されているが、そこにはまったく手が出せない状況にある。なぜならマヨネーズのような軟弱地盤であり、活断層があるためです。埋め立て面積はまだ1%にも満たない」と語ったあと、今回の選挙の異様な有り様を語った。また、市長として2期8年間に名護市を大きく発展させた実績を語ったあと、「翁長知事がいる限り絶対に基地はできません」と語った。(5面にも関連記事)

■ 会場にみなぎるたたかいの決意

川口真由美さん 山城博治さんのあいさつ(→別掲)のあと、大阪から川口真由美さんが駆けつけ、エネルギッシュな歌声で会場を圧倒した。
 壇上には泰さんや山城さんが次々にあがり、「安保廃棄!沖縄返せ!」「座りこめここへ!」「今こそ起ち上がろう!」、最後には本日の発言者全員が壇上に上がって腕を組んだ。会場の参加者も総立ちとなり全員で合唱し、沖縄のたたかう決意を共に分かち合った。

「沖縄を救え」6・16 練馬集会

辺野古、土砂投入阻止!8・11沖縄県民大会に結集しよう!
 辺野古新基地建設で、沖縄防衛局が8月17日に土砂投入開始を沖縄県に通知。これを受け「辺野古に新基地を造らせないオール沖縄会議」は、8月11日土砂投入阻止に向け県民大会を開催する。目標は3万人超!闘いはヤマ場を迎える。現地に結集し、沖縄―本土を貫く闘いの新しい流れをつくろう!
時―8月11日午前11時、会場―那覇市・奥武山公園陸上競技場

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