「私たちは必ず勝つ」6・16練馬集会での山城博治さんの発言から

 「沖縄を救え」6・16 練馬集会詳細記事別掲)における、山城博治さんの発言(要旨)を紹介する。

■□ 政府が公然と選挙買収をしている

 名護市長選挙に起きたこと、いまご本人から縷々お話がありました。自民党の国会議員がいっぱいやってくる。公明党がやってくる。あるいは、何よりたまげたのは、医療費を無料にするんだ、保育料を無料にするんだ、あるいは子どもたちの学費を無料にするんだ、全てそういう誘導でした。

 これまで名護市の辺野古、久志、豊原という集落に、名護市を通さず直接1億2億のお金=「交付金」を出して、地元の懐柔に走りました。(選挙の結果)名護市長が替わると、とたんに「名護市で一括管理する」とその補助金を引き上げてしまった。地元では大慌てで政府に「引き続き交付金を下さい」という「物乞い」が始まっております。

 まさにすさまじい状況です。これはもう、「交付金」というよりも政府の公然たる「交付金」による選挙買収、有権者買収ではありませんか、皆さん。こんな馬鹿げたことをやられたんでは、政府に反対する候補者が勝てるはずがありません。安倍首相も、菅官房長官も、選挙違反で、買収容疑で逮捕して下さい!ふざけるな!名護市の怒りが本当にふつふつと湧いてきます。

■□ 次々と襲いかかるたくさんの試練

 いよいよ8月に埋め立てが開始されようとしております。わたしたちもあらためて現地に結集して、一歩も引かない!埋め立てはさせない! 全国からの皆さんのお越しを、そしてご支援を、心からお願いするものです。

 このような状況の中で、私どもの翁長知事が病に冒されて、県民がいま悲痛の叫びを上げております。「大丈夫だろうか」という不安の思いが、全県下を、あるいは日本中の支持者の皆さんにも届いていると思います。

 政府との攻防の中で、いよいよ身を削るように、命を削るようにこの4年間勤めてきた翁長知事に、このような病気が襲いかかってきたんだろうと思います。ぜひ翁長さんに、健康を回復されて再び県民の前で会おうという力を、あるいは彼特有の力強い言葉を発して、県民の勇気を、県民の気概を、ふたたび醸し出すことを願っています。

 先日、ここに来るまえに宮古、八重山に行ってまいりました。そして奄美大島にも行きます。ミサイル基地がドコドコ出来ています。中国との戦争の準備としてレーダー基地、ミサイル基地がドコドコ出来ている。信じられません。そのことは今日映画のお話をした大矢英代監督、三上智恵監督がつくった映画の中にも出て参ります。

 先島が大きな軍事基地の脅威に晒されようとしています。辺野古・高江、沖縄の島々すべてが要塞化され、基地の最前線とされようとしています。現地に行くと「73年前の戦争がやって来るんだろうか」、そういう恐怖のまなこで見ていると思います。

■□ 日本を戦争へ駆り立てる安倍政権

 朝鮮と米国が会議をしました。平和が来てほしいと願っています。核が廃絶され、在韓米軍が撤退し、朝鮮半島南北が融和し、平和条約を結んで東アジアに平和が来ると願っています。その力で私たちの沖縄が、日本が戦場になるのを止めたい。

 でも、安倍さんはまるっきり真逆を行っています。「アメリカが撤退するんだったら、在日米軍、在沖米軍を増やすんだ!強化するんだ!米軍を沖縄に引き留めるんだ」と言っています。まったく逆の発想にあ然とします。
 このような安倍政治を変えて行こうじゃないですか! こんなことしか考えつかない、平和を構想することが全くできない。ひたすら戦争することしか考えていない。そういう人に政治を任すわけにはいかない。

 いちばん気になってしょうがないのは、拉致家族の皆さんです。安倍のように、朝鮮に向かって、ただひたすら「圧力!圧力!圧力!」「戦争!戦争!」という人に、どうやって向こうの人が「そうだ、安倍さんの言う通りだ、協議しましょうと」言うんでしょうか。言うはずがない。「安倍が辞めなければこういう議論には応じない」というと思います。

 だから昨日も朝鮮の放送は「拉致問題は解決済みだ」と言っております。ほらね。そうなるんですよ、安倍さん。ひとりだけカヤの外。もう君に頼むことはないから、さっさと終わりなさい!政権が変われば向こうも変わるでしょう。ぜひみんなでやり遂げて、もう少し風通しの良い政府をつくり、「アジアに向けて日本も変わる、皆さんと共に進む!」というメッセージを発信しようじゃありませんか。

 私たちもそのような平和に基づく環境の中で、沖縄米軍基地撤去、新基地建設阻止をしながら、私たちの暮らしかたを考えて行きたいと思います。

■□ かならず勝つ!日本の政治を変える

 今の状況、こんなに苦しくて苦しくて苦しくて、耐えて耐えて、私たち100万県民の期待を担って登場した翁長知事が病に冒され、この8年間、辛苦を共にして稲嶺市長が政府の力でねじ曲げられた。悔しい限りです。その気持を変えたい。思い入れを歌に変えたいと思います。海勢頭豊(うみせどゆたか)さんの「喜瀬武原(きせんばる)」。

(歌の途中で)

 高江の森で16年の4月22日に、300名の私たちの座り込みに1000名の機動隊が襲いかかった。朝6時のことです。暴力的な排除でみんな傷ついて、そして基地建設が強行されました。あの日のことがトラウマのように頭をよぎります。今回勾留された時もずっとその事を思っていました。そしてこの「きせんばる」の2番を歌っておりました。「嵐は夜明けにやって来る」。

(歌ったあと)

 いま、私たち県民の思い、県民を支えるみなさんの思いは、この海勢頭豊さんの喜瀬武原の歌詞に凝縮されているように思います。また8月17日夜明けに、全国から機動隊を千人、二千人動員して、私たち県民に襲いかかって来るんでしょう。けれども、負けません。例え力で手足をねじ伏せられようとも、こころが折れることは無いです。ぜひがんばりたいと思います。

 ウィシャルオーバーカムという歌をうたったことがありますか? ここの2番の「ウィシャルハンドインハンド」これは「手に手を取って」という意味ですね。今の状況にふさわしい歌です。この歌は、新宿の西口でこれをずーっとうたい続けてきた大木晴子(せいこ)さんが辺野古に持ち込んでくれました。どこにいらっしゃいますか。・・・おおーぅ! では大木さんに敬意を表し感謝しながら歌いたいと思います。

(歌ったあと)

 どうぞ皆さん。安倍のような、あのおぞましい劣悪な政治家に負けるはずはないのです。必ず勝つ!ヤツを倒す! 日本の政治を変える! その決意で、これからもみなさんと共に歩んでまいりたいと思います。がんばってまいりましょう!

辺野古、土砂投入阻止!8・11沖縄県民大会に結集しよう!
 辺野古新基地建設で、沖縄防衛局が8月17日に土砂投入開始を沖縄県に通知。これを受け「辺野古に新基地を造らせないオール沖縄会議」は、8月11日土砂投入阻止に向け県民大会を開催する。目標は3万人超!闘いはヤマ場を迎える。現地に結集し、沖縄―本土を貫く闘いの新しい流れをつくろう!
時―8月11日午前11時、会場―那覇市・奥武山公園陸上競技場

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