翁長知事の埋め立て承認撤回に呼応し、首相官邸前でも抗議の座り込み
- 2018/8/12
- 沖縄問題, 市民運動
- 埋め立て承認取り消し, 土砂搬入問題
7月30日、ついに辺野古埋立て承認撤回!
首相官邸前に抗議の座り込み
7月27日、ついに翁長知事が辺野古埋立て承認の撤回を表明した。東京ではこれに呼応して、「辺野古の海を土砂で埋めるな!首都圏連絡会」(連絡先=沖縄・一坪反戦地主会関東ブロック)主催により、30日午後4時より、首相官邸前で座り込みと抗議行動を行なった。沖縄に心を寄せる大勢の市民が向い側の歩道一帯に座り込み、声をあげた。
沖縄環境ネットワークの花輪伸一さんは、ジュゴンのエサとなる海草藻場も、サンゴの移植の約束も踏みにじって土砂を埋め立てようとする防衛局のやり方を糾弾した。また滑走路周辺には高さ制限を超える建物がいくつもあって危険であると指摘し、ずさんな建設計画を批判した。
九条こわすな実行委員会の高田健さんは、米軍基地の存在理由となっている朝鮮半島情勢について、平和のための条件である非核化は「北だけの非核化ではなく朝鮮半島全体の非核化が進められようとしている」と指摘し、実際にアフリカや中南米など世界中に「非核兵器地帯」が存在しており、朝鮮半島の非核地帯化も不可能ではないと語った。
主催者は途中で、翁長知事の撤回に対する執行停止申し立てをしないよう求める申し入れを内閣府に行なった。
集まった参加者の「私たちは翁長知事を支持するぞ!」「承認撤回断固支持するぞ」の声が官邸前一帯に鳴り響いた。
(「コモンズ」121号の目次にもどる)