戦争法から3年、安倍9条改憲NO!
沖縄・辺野古新基地建設阻止!9.19日比谷野音集会
9月19日、「戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会」、「基地の県内移設に反対する県民会議」「『止めよう!辺野古埋め立て』国会包囲実行委員会」の共催で「戦争法から3年、安倍9条改憲NO!沖縄・辺野古新基地建設阻止!9.19日比谷野音集会」が東京・日比谷野外音楽堂で開催された。会場は収容人員を超える4800人が結集し、場外にも人があふれた。
開会前のミニコンサートでは韓国民主化闘争への連帯を表明して、朴槿恵政権を打倒した100万人のキャンドルデモで歌われた「真実は沈まない」が会場参加者により歌われた。
■ あきらめずに一緒に歩こう
集会の最初に共同代表の高田健さんから主催あいさつが行われた。高田さんは南スーダンの戦場に自衛隊を送り込み、今またシナイ半島に多国籍軍に派遣しようとしている安倍政権を九段し「憲法違反の戦争法を絶対廃止しよう」と訴えた。
国会内では野党の多くもこの戦争法に反対している。集会には無所属の会幹事長で衆議院議員の大串博志さん、国民民主党衆議院議員の小宮山泰子さん、日本共産党書記局長の小池晃さん、立憲民主党幹事長で参議院議員の福山哲郎さん、社民党幹事長で衆議院議員の吉川元さん、衆議院議員の柚木道義さんが次々と登壇し、それぞれあいさつをおこなったあと、市民と野党共闘の勝利を願って「ガンバロー」三唱が行なわれた。
安全保障関連法に反対する学者の会の上野千鶴子さんは「3年前に民主主義が死んだ」として喪服姿で登壇し、憲法を踏みにじる安倍政権を糾弾し「国民は森友加計問題に少しも納得していない。憲法改正も望んでいない。」「あきらめずに一緒に歩こう」と訴えた。
■ 沖縄は憲法から除外され、平和な暮らしが踏みにじられてきた
「止めよう辺野古埋め立て!国会包囲実行委員会」の仲間が大勢、「翁長知事の遺志を継ぐ」と書かれたボードを持って舞台に上った。会を代表してマイクを握った青木初子さんは「0・6%の沖縄に99・4%の政府あげての弾圧が繰り広げられている。」と訴えた。
「石破元防衛大臣は本土の米軍基地反対闘争が盛り上がったので基地は沖縄へ移したとブログに書いている。そのために米軍基地の70%以上が沖縄に集中し、辺野古新基地も建設されようとしている。翁長知事は『国会の上に日米合同委員会があり、日本国憲法の上に日米地位協定がある。沖縄は憲法から除外され、平和な暮らしが踏みにじられてきた』と語った。今、本土と沖縄が辺野古新基地建設阻止を通して沖縄の『命どぅ宝』の島を取り戻し、平和な日本の未来を築かなければならない。沖縄を抜きに平和な日本はあり得ない」と語った。
■ 知事選に勝って翁長雄志知事の無念をはらそう
続いて沖縄平和運動センターの山城博治さんが発言に立った。「今回の沖縄県知事選挙は壮絶な死を遂げ、命をかけて県民の未来のために心を砕いた翁長雄志知事の無念をはらす、その遺志を継ぐ闘いです」と語り、「負けるような事があったら沖縄の恥!翁長さんに報いることができない。権力との闘いで命を落とした翁長さんに申し開きができない。政府の『交付金』と称するエサにしがみついて誇りをかなぐり捨て走り回る連中に、翁長さんの死を冒涜させるわけにはいかない!」と叫び、選挙勝利への決意を語った。また選挙後の10月1日には埋め立て再開阻止のための結集を呼び掛けた。
最後に総がかり行動実行委員会共同代表の福山真劫さんが、安倍政権打倒、朝鮮半島非核化に向け日朝連帯の闘いの強化を述べ、11月3日の国会包囲への結集を呼び掛けて閉会した。集会後、デモ行進が行なわれた。