弾圧の質が変わってきている/永嶋靖久(弁護士)

9・22集会 目次
主催者挨拶/樋口万浩さん(全港湾大阪執行委員長)
資本主義の根幹に触れる産業民主化闘争/武洋一(関生労組書記長)
私たちは一歩も引かない!/広瀬英司(連帯トラック労組委員長)
・弾圧の質が変わってきている/永嶋靖久(弁護士)
次々と続く連帯発言 弾圧が強まれば団結も強くなる!
考察】組合活動そのものを違法とする関生労組弾圧/佐藤隆

弾圧の質が変わってきている
永嶋靖久(弁護士)

永嶋靖久弁護士

永嶋靖久弁護士

■ 闘いの成果を着服する大阪広域協組

 この弾圧について、永嶋弁護士が分かり易く解説して見せてくれた。
 「中小企業は、大資本に搾取されてきた。そのため中小企業に働く労働者も低賃金重労働にあえいできた。しかし労働組合が起ち上がり、中小企業を企業協働組合へとまとめ上げ、労働者と中小企業が団結し、大資本の一方的なボロ儲けを許さない闘いで生コン価格の大幅値上げを勝ち取った。この値上げの利益は労働者にも還元されるべきものである。
 ところが、今回、大阪広域協同組合は益を労働組合へ還元するのが惜しくなり、賃上げに応じないばかりか、去年の暮れ頃から関西生コンによる抗議行動に対して「恐喝だ」「強要だ」と言いがかりを付け、大阪の全ての生コン企業主たちに「関生とは団体交渉に応じるな! 関生の労働者を使うな! 関生と仲の良い企業には仕事を回すな」という通達を配布した。このような不当労働行為に対して裁判で負け始めた夏ごろから、今度は警察の弾圧が始まった。

■ 弾圧のねらいは大阪サミットの警備

洞爺湖サミット

2008年 洞爺湖サミットに登場した関生のミキサー車

 逮捕者の接見に行くと、どこの警察署にも「大阪サミットまであと××日」と貼り出してある。関生は北海道でも沖縄でもミキサー車を持ち込み、「サミット反対!基地反対!」と掲げて走り回ってきた。これは警察にとっては目障りこの上ないことだろう。だからこの弾圧は、来年のG20大阪サミットで関生に騒がれたくないからなのだ。

 弾圧の質が変わってきている。今までは公安、警備課が動いていたが、滋賀、奈良、大阪、京都一斉に組織犯罪対策課(組対)が各府県警独自ではなく全体の連携で動いている。もはや労働組合を「反社会的勢力」あつかい。金融機関にも手が回っていて、関生とつながる企業には融資しないという。企業の嫌がる事をやれば「強要」と認定する。しかし、企業が嫌がるストライキも団交も労働組合の権利である。これを許したら、次はその他の労組や市民に弾圧の手が伸びてゆく。「これは関生だけの闘いではなく自分自身の闘いであることを認識しよう!」と訴えた。
→事項へ

「コモンズ」123号の目次にもどる

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Twitter で

  1. コモンズ最新号目次

特集記事(ランダム)

  1. リニア

    2018-3-12

    悪夢の超特急 リニア新幹線の巨大利権構造 捜査の行方は早くも混沌

緊急出版「ストしたら逮捕されまくったけど それってどうなの…」

最近の記事

  1. 2019日比谷メーデー ジグザグ会
     5月1日、今年も第90回になる日比谷メーデーが6300人の参加で開催されました(詳報次号…
  2. 新年天皇一般参賀(2019)
    ■ 編集後記  コモンズ4月号をお届けします。なお、今号は、統一自治体選挙のため、発行日を前倒…
  3. 淵上太郎さん
    昭和ファシズムそして令和を重ねあい 新元号また忖度をする輩 令和とは民に命令下す気か …
  4. 淵上太郎さん
     去る3月20日朝、私たちの大切な仲間である淵上太郎さんがご逝去されました。  淵上太郎さ…
  5. 辺野古新基地断念を!3・19国会議員会館前行動
    辺野古新基地建設は断念を! 政府は沖縄の民意に従え! 安倍9条改憲 NO! 憲法審査会を始動させる…

職場・労働相談はこちら(外部リンク)


連帯労組の闘い ↑ 映画「フツーの仕事がしたい」より 労働相談は連帯ユニオン

特集(新着順)

  1. 関西生コン弾圧跳ね返そう!全国規模の大カンパ運動がスタート

    2019-4-7

    関西生コン弾圧跳ね返そう!全国規模の大カンパ運動がスタート~あなたにもできることがある

  2. 労働運動研究の権威 熊沢誠氏(甲南大学名誉教授) が3・10集会に出席、特別講演

    2019-4-6

    特別講演】熊沢誠氏「関生の弾圧状況は19世紀当時の英国と酷似」

  3. ストライキが犯罪か!3・10集会に600名超

    2019-4-5

    ストライキが犯罪か!3・10集会に600名超

  4. bansky ther is always hope

    2019-3-23

    天皇制と闘うとはどういうことか(8)/菅孝行(評論家) 国家への幻想を超える隣人相互の信認の形成へ

  5. ブリューゲル「野外での婚礼の踊り(部分)」

    2019-2-23

    天皇制と闘うとはどういうことか(7)/菅孝行(評論家) 幻想の共同性を踏み越えて隣人の相互信認へ

バックナンバー

カテゴリ一覧

本日
昨日
累計
FROM 2014/01/01
ページ上部へ戻る