天皇制と闘うとはどういうことか(3)/菅孝行(評論家)
第三回 象徴天皇制 起源の欺瞞 ―「国体」護持のために沖縄は売り渡された

前号からのつづき
特別連載】天皇制と闘うとはどういうことか 第三回
マッカーサー・天皇Ⅲ.象徴天皇制 起源の欺瞞
  ―「国体」護持のために沖縄は売り渡された

菅孝行(評論家、変革のアソシエ運営委委員)

◇ 占領統治の構想

戦艦ミズーリ号上で日本降伏により戦争は終結した

8・15ではなく戦艦ミズーリ号上での日本降伏(9月2日)が本当の「終戦=敗戦」日である

 加藤哲郎の『象徴天皇制の起源』によるとアメリカ軍戦略情報局(OSS、CIAの前身)は1942年、既に日本占領後の統治に関して「日本計画」と呼ばれるマスタープランを策定していた。紆余曲折はあったが占領統治の骨格はほぼこの計画に沿ったものとなった。その要点は、(1) 天皇制の存置による間接統治、(2) 武装解除、(3) 戦争裁判における天皇の不訴追である。

 天皇制存置の目的は当時の日本国民の天皇崇敬の念を占領統治に利用するためである。存置する以上、裁判での訴追も得策ではなかった。アメリカは天皇を処刑せよという他の連合国政府の意見やアメリカの世論を抑える必要があった。早くからイギリスとのネゴシエーションが行われた。ソ連にも、延安の毛沢東にも伝えられていた。モスクワや延安に出入りしていた野坂参三も知っていた。

 日本との戦争で最大の被害を被った中国は内戦状態にあり、占領政策や軍事裁判に強い規定力を発揮できなかった。ソ連は戦後の主要な関心を東欧の支配に集中していたから、極東の戦後処理に強硬な態度を示せなかった。これがアメリカに都合がよかった。

◇ 革命より敗戦!

「国体護持」の捨石となった沖縄戦

「国体護持」の捨石となった沖縄戦

 東条英機の前の首相だった近衛文麿は、1945年2月、戦争を継続すれば内乱によって国体が変革される危険が高いから、早急に戦争を終結すべきだと天皇に進言した。革命より敗戦による国体護持を選べと勧めたのである。世に言う「近衛上奏文」だ。天皇は、和平交渉を有利にするにはいま一度戦果を挙げてから、と即時終結に消極的だった。

 4月にはアメリカが沖縄に上陸し、5月にはドイツが降伏し、6月23日には沖縄が米軍に制圧され、7月26日に「ポツダム宣言」が発せられた。8月には広島・長崎に原爆が投下され、長崎に投下された日にソ連が参戦した。これが天皇に降伏を決意させた。『昭和天皇独白録』で、米軍が伊勢湾に上陸すれば三種の神器を持ち去られるので、戦争終結を決意したと語っている。天皇にとって国体護持とは三種の神器を守ることだったのだ。

◇ マッカーサー・天皇・憲法 

マッカーサー・昭和天皇 遂に天皇は敗戦による「国体護持」を選択した。いや、選択の余地は既になかったというべきだろう。「玉音放送」は不倶戴天の「鬼畜米英」が国体を護持してくれたことを暗に国民に示唆した。この時から、右翼主流つまり天皇を崇敬する勢力は<反米>であることを自主規制せざるを得なくなったのである。

 占領軍は、9月11日、東条以下37人を戦争犯罪人として逮捕した。その上で、マッカーサーは、27日に天皇裕仁と会見した。日米両国は<戦争の全責任を自分が背負ってマッカーサーにすべてを委ねた天皇、天皇の人格に感銘を受けたマッカーサー>という相互信認のイメージを、占領期間を通して繰り返し最大限にアピールし、円滑な占領統治の手段に使った。この間の経緯は、J・ダワー『敗北を抱きしめて』や白井聡『国体論 菊と星条旗』に詳しい。10月、進駐軍は、軍国主義に反対して投獄された政治犯を全て釈放した。11月には日本軍の全面解体を命じた。12月、神道指令によって政治権力と神道を切断した。神道指令の限界については後に再論するが、ひとまずこれで国家神道解体の体裁が整えられた。

 敗戦後の国家像の指針である憲法草案の策定は重要な課題であった。46年1月4日、国務大臣松本蒸治が提示した松本私案は軍の解体を受け入れた以外、天皇主権を温存したほとんど明治憲法を踏襲した代物だった。当然GHQは承認せず、主権在民(天皇主権の否定)、基本的人権、戦争放棄を定めた現憲法の原案となるGHQ側草案を2月12日、日本政府に提示した。しかし、彼らは先述の理由から天皇制廃絶を求めなかった。

 基本的人権や法の下の平等の範囲が草案では人民・自然人とあったものを、日本政府は国民に書き換え、外国人に適用しないでよい抜け道を作った。GHQがそれを看過したのは、冷戦激化に伴い占領の基本理念が既に民主化ではなく反共に移っていたからにほかならない。GHQの内部のヘゲモニーも民政局(ケーディス)から情報局(ウィロビー)に移っていた。憲法は、46年11月3日に発布され、47年5月3日に施行された。

◇「主犯」不在の極東軍事裁判

極東軍事裁判 46年5月3日、極東軍事裁判は開廷した。天皇は訴追されず、東条らいわゆるA級戦犯に戦争責任は転嫁された。ニュールンベルク、及び東京での第二次世界大戦後の軍事法廷では、旧来の戦時国際法による戦争犯罪(B級)だけでなく「平和に対する罪」(A級)「人道に対する罪」(C級)が訴追された。国家権力の座にあった者による侵略戦争の共同謀議は「平和に対する罪」で裁かれた。海外で行われたBC級裁判では、多くの軍人・軍属・兵士が極刑に処せられたが、宣戦を布告した天皇は裁かれなかった。

 戦地で残虐行為を働いて逮捕されずに帰国できた多くの国民の間には、天皇が訴追されないのであれば、天皇の命令で戦場に赴いた自分たちが訴追される訳がないという潜在意識が蔓延した。これがニュールンベルク裁判との決定的な違いである。極東軍事裁判の全体像を掴むためには、木下順二作『神と人とのあいだ 第一部 審判』が参考になる。また、天皇不訴追を絶対的な使命とする日米の、つまり検察・弁護人・被告人の共謀については井上ひさしの戯曲『夢の裂け目』が正鵠を射ている。

◇「沖縄メッセージ」天皇最大の「政治」

天皇全国巡幸(久留米) 45年の暮から天皇裕仁は全国巡幸を開始した。更に46年元旦には「人間宣言」と呼ばれる詔書を公にした。これは占領政策によって天皇制が延命すること、ただしそれはもはや「現人神」ではなく「人間」であることを全国民に示唆するパフォーマンスだった。

 そして、47年5月3日に発布された憲法によって、天皇は国政に関与する権能を失った。ところが、79年に政治学者進藤栄一がアメリカ国立公文書館で発見した資料から、天皇裕仁が47年9月、腹心の寺崎英成を介して占領軍総司令部政治顧問シーボルトに日本の独立後も米軍が沖縄に長期に駐留することを天皇が希望している旨のマッカーサー宛メッセージを伝えていたことが判明した(詳細は進藤栄一 月刊『世界』1979年4月号)。

米軍占領下ジープにひき殺された6歳の少女

米軍占領下ジープにひき殺された6歳の少女

 これを天皇の「沖縄メッセージ」という。冷戦下の逼迫した情勢の下で沖縄占領の継続を不可欠と考えた米軍が、国際社会の批判を回避するために、日本側から米軍の長期在留をオファーすることを求めたことへの天皇の対応であった。「沖縄メッセージ」から読み取れるのは、天皇裕仁には強烈な反共意識があり、共産主義から「国体」を守るには、アメリカに隷属することもやむなしとの判断が働いていたと推測される。

 豊下楢彦は、『安保条約の成立』『昭和天皇マッカーサー会見』『昭和天皇の戦後日本』を通じて、米軍の沖縄占領が今日まで継続するに至っている現実に、「沖縄メッセージ」が果たした歴史的役割を執拗に検証している。「沖縄メッセージ」の政治的役割を否定する議論も存在するが、筆者は豊下の実証によって占領政策と「沖縄メッセージ」の因果関係は立証されたと考える。読者にこれらの著作の一読を勧める。

◇ 講和条約と天皇

天皇裕仁

米軍占領下でも権能をふるい続けた裕仁天皇

 国政の権能を失った天皇がなお行使した権能の最大の帰結は、沖縄の米軍への半永久的譲渡であった。天皇は、その後も国政に関与する権能を振るった。講和条約締結時にも天皇裕仁は、ワシントン(ホワイトハウス及び国務省)とホットラインを結び、政府と二重外交を展開した(cf.豊下楢彦「昭和天皇の戦後日本」)。大統領とマッカーサーの間に齟齬が生じると、親米反共の「部分講和」推進のための、ダレス・天皇会談をセットするために、腹心に奔走させている。天皇の「暗躍」は、日本国内の主流を占めていた全面講和の世論に水を差し、政府・与党内の対米一辺倒への流れを加速することに「貢献」した。

 天皇の独自外交は、本来ならその「違憲」性を占領軍が指弾しなければならない性格のものであったが、アメリカの国益に沿った国政への権能発揮は「沖縄メッセージ」の時と同様不問に付された。また、旧憲法下では神であった天皇の言動に正面切って異を唱える政治家も官僚も、当時は存在しえなかった。これが、現天皇明仁が「違憲」の疑いの濃い反政府的行動を取ろうとするケースとの力関係の決定的な違いである。

◇ 買弁天皇制国家 欺瞞の果て
 
 日本がサンフランシスコ講和条約で、アメリカの意向に沿って「独立」したあと、裕仁は漸く国政の権能を持たない象徴に自己を純化した。裕仁としては、三種の神器を守り、憲法に天皇制を存置させ、第二次世界大戦の敵国アメリカを反共の砦とするために、沖縄を軍事基地として無期限譲渡し、講和条約でも反共主義的部分講和を実現することに尽力し、任務を終えたと判断したのだろう。

4・28「屈辱の日」、那覇で300人集会 だがその結果成立した戦後天皇制国家とはいかなる性格の国家であったか。藤田省三は『天皇制国家の支配原理』において、戦後天皇制を「買弁天皇制」と定義している。「買弁」とは、他国の利益に奉仕することによって巨利を得る勢力のことである。つまり、天皇制国家日本はアメリカに隷属しアメリカの利益に奉仕する国家であるということを意味する。

 そのことは巧みに隠蔽されてきた。政権政党は、統治形態の買弁的性格によって、支持基盤の利益を担保してきたというのに、担保の根源である憲法の「改正」を一貫して党是に掲げた。はじめは改正する気などまるでなかった。本気になった今、天皇が改憲に反対している。革新派野党は、民主化の奥に買弁天皇制が隠れていることを知りながら、漫然と護憲をスローガンに掲げた。9条護憲と的を絞るようになったのは、既に自衛隊・防衛庁が30万人を擁する重武装組織になってから後のことだった。我々は欺瞞の国家七十四年の始末をつけねばならない。
(9月30日県知事選玉木候補勝利の報道を聴きつつ) →次号に続く


昭和天皇の戦後日本――〈憲法・安保体制〉にいたる道
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行動予定

11月
18
10:00 港合同 第40回 交流秋まつり/大阪 @ 田中機械 構内
港合同 第40回 交流秋まつり/大阪 @ 田中機械 構内
11月 18 @ 10:00 – 15:30
港合同 第40回 交流秋まつり/大阪 @ 田中機械 構内 | 大阪市 | 大阪府 | 日本
■ 日 時:2018年11月18日(日)10:00~ ■ 会 場:田中機械 構内(地図)  JR環状線「弁天町駅」南口下車 徒歩10分  〒552-0011 大阪市港区南市岡3丁目6−26 ■ 主催:全国金属機械労働組合港合同     港合同もちつき実行委員会  連絡:TEL06-6583-4858 ■ 共催:NPOみなと
10:00 第12回「国際有機農業映画祭」/市... @ 法政大学市ヶ谷キャンパス
第12回「国際有機農業映画祭」/市... @ 法政大学市ヶ谷キャンパス
11月 18 @ 10:00 – 19:45
第12回「国際有機農業映画祭」/市ヶ谷 @ 法政大学市ヶ谷キャンパス | 千代田区 | 東京都 | 日本
第12回「国際有機農業映画祭」~世の中、えらいことになるでえ ■ 2018年11月18日(日) 10:00~19:45(開場 9:30) ■ 会場:法政大学市ヶ谷キャンパス 富士見ゲート棟 G201教室  〒102-8160 東京都千代田区富士見2-17-1  http://www.hosei.ac.jp/access/ichigaya.html ■ チケット:  一般 前売り¥2,000/当日¥2,500  25歳以下 前売¥500/当日¥1,000  中学生以 下無料 *25歳以下、中学生は当日身分証を提示 ■ 上映スケジュール:  10:00 海―消えたプラスチックの謎  11:15 狂った蜂2 〔本邦初上映〕  13:40 3分ビデオ(15分)  14:00 たねと私の旅 〔本邦初上映〕  15:50 シンポジウム これからを話そう  17:05 トマト帝国  〔本邦初上映〕  18:35 大平農園401年目の四季  19:45閉会 ■ 公式:http://www.yuki-eiga.com/ *上記の映画祭ウェブサイトから作品の詳細・予告をご覧いただけます。 ■ 主催:国際有機農業映画祭  法政大学大学院グローバルサステナビリティ研究所 ■ 協力:NPO法人アジア太平洋資料センター  NPO法人日本有機農業研究会  NPO法人 日本消費者連盟 ■ 協賛:アジア農民交流センター  たねと食とひと@フォーラム  (株)EMジャパン  特定非営利活動法人 日本国際ボランティアセンター https://youtu.be/yXKTG3WDMUo
13:30 アイヌ民族連帯!大阪交流集会 ア... @ PLP会館
アイヌ民族連帯!大阪交流集会 ア... @ PLP会館
11月 18 @ 13:30 – 16:30
アイヌ民族連帯!大阪交流集会 アイヌ民族の遺骨をコタン(郷里)にかえせ! @ PLP会館 | 大阪市 | 大阪府 | 日本
■ 日 時:2018年11月18日(日)13:30~16:30 ■ 会 場:PLP会館 4階小会議室  〒530-0041 大阪市北区天神橋3−9−27  http://plp-kaikan.net/access/a_index.html ■ 参加費:¥1000円 経済的に厳しい方は受付でご相談下さい ■ 講演:川村シンリツ・エオリパック・アイヌ     平田 幸 ■ ビデオ上映『アイヌシモリに生きる』 ■ 主催:「北方領土の日」反対!「アイヌ新法」実現!全国実行委員会・関西  連絡TEL06-6304-8431(労働者共闘) https://www.dailymotion.com/video/x6qfzsl
14:30 井筒高雄さん 横田基地へのオスプ... @ 青梅市福祉センター
井筒高雄さん 横田基地へのオスプ... @ 青梅市福祉センター
11月 18 @ 14:30 – 16:30
井筒高雄さん 横田基地へのオスプレイ配備と安部9条改憲について @ 青梅市福祉センター | 青梅市 | 東京都 | 日本
市民講座2018 横田基地へのオスプレイ配備と安部9条改憲について 講師:井筒高雄さん(元自衛隊レンジャー隊員) ■ 日 時:2018年11月18日(日)  14:00開場 14:30~16:30 ■ 会 場:青梅市福祉センター第1・2集会室  〒198-0042 東京都青梅市東青梅1丁目177−3  https://www.city.ome.tokyo.jp/korei/fukushi_center.html ■ 資料代:¥300 高校生以下無料 ■ 講 師:井筒高雄(元レンジャー隊員) ■ 主催:青梅九条の会  連絡TEL0428-31-1302(中村 項)
11月
20
18:30 原発事故から7年『福島の今』講師... @ ウイングス・京都
原発事故から7年『福島の今』講師... @ ウイングス・京都
11月 20 @ 18:30
原発事故から7年『福島の今』講師:和田央子さん/京都 @ ウイングス・京都 | 京都府 | 日本
■ 日 時:2018年11月20日(火)18:30~ ■ 会 場:ウイングス・京都  〒604-8147 京都市中京区東洞院通六角下る御射山町262番地  地下鉄烏丸御池駅・地下鉄四条駅・阪急烏丸駅、下車徒歩約5分  https://www.wings-kyoto.jp/about-wings/access/ ■ 講 師:和田央子(放射能ゴミを考える福島連絡会) ■ 主催:ユニオンネットワーク・京都  連絡TEL075-691-6191
11月
21
18:30 辺野古・海は哭いている/文京 @ 文京区民センター
辺野古・海は哭いている/文京 @ 文京区民センター
11月 21 @ 18:30 – 21:30
辺野古・海は哭いている/文京 @ 文京区民センター | 文京区 | 東京都 | 日本
■ 日 時:2018年11月21日水曜日 18:30〜21:30 ■ 会 場:文京区民センター  〒113-0033 東京都文京区本郷4-15-14  都営地下鉄三田線・大江戸線「春日駅」A2出口すぐ   東京メトロ丸の内線・南北線「後楽園駅」下車徒歩3分  https://goo.gl/maps/Td9nCJ52W9F2 ■ 資料代:500円 ※予約不要:直接会場においでください 【講演1】大久保奈弥さん(東京経済大学経済学部准教授) 『サンゴの移植は環境保全措置となり得ない』 プロフィール:立教大学文学部ドイツ文学科卒業。東京水産大学(現・東京海洋大学)水産学研究科 資源育成学専攻 博士前期課程修了。東京工業大学生命理工学研究科 生体システム専攻 博士後期課程修了。東京工業大学博士(理学)。主な研究分野は、サンゴを中心とした海洋生物。主な担当科目は、生命の科学。「海の生き物を守る会」運営委員。 【講演2】柳川たづ江さん 『戦場・戦争体験を私たちはどう受け継ぐか―― 腹話術で伝える 父・日比野勝廣の沖縄戦』 ■ 共 催:沖縄戦の史実歪曲を許さず沖縄の真実を広める首都圏の会(沖縄戦首都圏の会)/沖縄平和ネットワーク首都圏の会 ■ 連絡先(沖縄戦首都圏の会)  〒101-0061 東京都千代田区神田三崎町2-19-8杉山ビル2F千代田区労協気付   TEL :03-3264-2905 FAX: 03-6272-5263   郵便振替 口座番号 00150-0-706527 加入者名 沖縄戦首都圏の会
11月
23
14:00 パリ5月革命・プラハの春から50年... @ スペースたんぽぽ
パリ5月革命・プラハの春から50年... @ スペースたんぽぽ
11月 23 @ 14:00
パリ5月革命・プラハの春から50年 朝鮮半島と世界のパラダイムシフトを問う 鵜飼哲さん他 @ スペースたんぽぽ | 千代田区 | 東京都 | 日本
1968年「パリ5月革命」「プラハの春」から50年 朝鮮半島と世界のパラダイムシフトを問う 11・23 シンポジウム ■ 日 時:2018年11月23日(金祝)14時開始(13:30開場) ■ 会 場:スペースたんぽぽ  〒101-0061 東京都千代田区神田三崎町2丁目6−2 ダイナミックビル4階  http://vpress.la.coocan.jp/tanpopotizu.html ■ 発言者:  鵜飼 哲(一橋大学教員、フランス文学・思想家)  原 隆(NO―VOX Japan)  草加耕助(ジグザグ会)  司会:津川 勲(差別・排外主義に反対する連絡会) ■ 会場費:500円 ■ 主 催:11・23シンポジウム実行委員会  連絡先:090-1429-9485(荒木) ●今から50年前、1968年に二つの大きな歴史的出来事が起きた。フランスの「5月革命」とチェコスロパキア(当時)の「ブラハの春」だ。一方は68年5月、大学や政府の管理強化に対するパリの学生反乱で始まり、ベトナム反戦運動とも結びついて西側先進国に波及。 既成の価値観や権威、秩序といった旧来の国家権力や体制の枠組み(パラダイム)に対する反逆が世界的規模でうねり、各国の社会運動や反体制運動に大きなインパクトを与えた。他方、「ブラハの春」は、「人間の顔をした社会主義」を掲げたドプチェク新政権による民主化を、8月旧ソ連と東欧諸国のワルシャワ条約機構が軍事介入によって圧殺し、「社会主義=スターリン主義」への幻滅を広げた。「社会主義」への信頼は地に落ち失望と怒りに取って代わられた。それは89—91年の東欧・ソ連の「疑似社会主義体制」の相次ぐ崩壊の連鎖をもたらす前奏曲になったとも言える。 ●この「冷戦」時代、資本主義と「社会主義=スタ一リン主義」の東西両陣営で同時期に起きた異議申し立ては、不公正・不平等な社会の変革を求め、民主主義を問う(あるいは真の民主主義を目指す)闘いであった。それは今日の草の根からの反乱のうねり ―欧米の占拠(オキュパイ)運動や韓国のキャンドル運動に象徴される世界中で登場した新しい変革の潮流— の歴史的な源流として捉えることもできるのではないか。89年「ペルリンの壁」が崩壊、「冷戦」そのものも終焉した。その一方で、米ソによって南北に分断された朝鮮半島は今も「冷戦」構 造を引きずったままだ。だがこの間の南北―米朝の首脳会談によって「世界で最後に残った冷戦構造」は終わりの始まり―つまりパラダイムシフト、歴史的転換を迎えている。 ●なぜ今、50年前の二つの歴史的出来事を問おうとするのか。そんな必要があるのか? それは端的に言えば、未来への扉を開くためには、過去と向き合い対話することによって、示唆や教訓を得て現状を打破していくことが肝要ではないかと考えるからだ。世界の歴史的な動きを俯瞰して見れば、「パリの5月」や「ブラハの春」は、遠い過去の、済んだ話なのだろうか。今日の政治状況に、それは重なっていることはないだろうか。「歴史とは現在と過去との対話である」とE・H・カーは述べた。だとすれば、私たちは現状の淀みの中で過去と対話し示唆を得ようとする思想的営為や議論を怠っているのではないか。行動も大事だが、思考停止に陥って井の中の蛙にならないために、立ち止まって、これでいいのかと考えることも必要ではないだろうか。 ●異論を認めぬ「反多元主義jを特質とした国家主義(ナショナリズム)が台頭する日本や世界は、かってないほどの危険水位に達している。何もしないことは、こうした現状を認めることになる。本当にそれでいいのか?世界はいま、国家主義と草の根からの民主主義という二つの大きな潮流が攻めぎ合う歴史の転換点にある。したがって国家主義との対抗軸を明確に打ち立てることは今日、世界共通の政治的なテーマであり「時代の要請」とも言える。そのことを問い、草の根から直接民主主義をいかに可視化するか。私たち自身のこれまでの思考―行動様式のパラダイムシフトもまた求められているのではないか。
14:00 天皇制を考える市民講座「明治産業... @ 神戸学生青年センター
天皇制を考える市民講座「明治産業... @ 神戸学生青年センター
11月 23 @ 14:00
天皇制を考える市民講座「明治産業革命遺産」と強制労働 「明治150年」賛美反対/神戸 @ 神戸学生青年センター | 神戸市 | 兵庫県 | 日本
天皇制を考える市民講座「明治産業革命遺産」と強制労働 「明治150年」賛美反対 ■ 日 時:2018年11月23日(金・休)14:00~ ■ 会 場:神戸学生青年センター  〒657-0064 兵庫県神戸市灘区山田町3丁目1−1  http://ksyc.jp/facilities/map/ ■ 参加費:¥700 ■ 講師:中田 光信(強制動員真相究明ネットワーク事務局長) ■ 資料:「明治日本の産業革命遺産」と強制労働   (神戸学生青年センター出版部・発行) ■ 主催:はんてんの会(兵庫反天皇制連続講座)  後援:神戸学生青年センター  連絡TEL078-851-2760  今年は「明治 150 年」記念として、政府は10月23日東京・憲政記念館で「明治150年」記念国家式典の開催を予定し、天皇・皇后も出席すると思われます。政府の宣伝文句は「明治の精神に学び、日本の技術や文化といった強みを再認識し、日本の更なる発展を目指す」ことです。「明治の精神」とは王政復古にもとづき五箇条の御誓文から大日本帝国憲法に至る絶対主義天皇制国家の建設で、「日本の強み」とは「殖産興業・富国強兵・植民地拡大」です。  ところで「明治日本の産業革命遺産」が 2015 年にユネスコ世界遺産に登録されました。「強制動員真相究明ネットワーク」のパンフレットを読むと、どうやらこの登録は森友学園や加計学園疑惑と同じ「安倍首相忖度案件」であったようです。 驚くべきことに「産業革命遺産」に萩地域の松下村塾と萩城下町が登録されました。吉田松陰の私塾がなぜ世界遺産になるのか。まったく容認できない「安倍忖度」です。  王政復古とアジア侵略を主張した吉田松陰は、大日本帝国によるアジア侵略思想の元祖です。これらの事実をふまえて「明治150年」賛美と天皇制侵略国家賛美の批判をおこないます。この際「民主主義に天皇はいらない!」の立場から、徹底的に議論をしましょう。

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