沖縄知事選に勝った!これが民意だ!10・25集会

沖縄知事選に勝った!これが民意だ!10・25集会
 10月25日、沖縄・一坪反戦地主会関東ブロック主催による「辺野古新基地NO!これが民意だ!沖縄知事選に勝った!10・25集会」が開催された。最初に主催者を代表して宮平真弥さんがあいさつ。次に安次冨浩さんからは沖縄の県知事選挙を中心に現状の報告が行われた。また白藤博行さんからは、政府による辺野古埋立てに対して沖縄県から出された承認の撤回について、政府の「不服審査申し立て」についての解説を受けた。
 以下、安次冨浩さん(沖縄・ヘリ基地建設反対協議会共同代表)の報告を紹介する。

■ 自公「勝利の方程式」の破綻

安次冨浩さん 沖縄知事選に勝った!これが民意だ!10・25集会 県知事選では翁長知事の遺志を継いだ玉城デニー候補を擁立して闘ったが、勝敗の行方はつかめなかった。ところが9月30日、投票締め切りの8時になるとすぐに「当確」が出て驚いた。翌日の新聞を見るとほとんどの地域で圧倒的勝利。2月の市長選挙で稲嶺さんが負けた名護市でも1700票差で勝っている。
 自公+維新3党の協力体制、創価学会の全国動員(7千人)による「勝利の方程式」は完全に破綻した。それ以後、豊見城市長選も、那覇市長選挙も勝ち続けている。佐喜真候補は「対立から対話へ」をスローガンにして辺野古問題を一切語らなかった。しかしそれには無理がある。県民はそれに騙されなかった。翁長さんの残したものが県民のこころに深く刻まれているからだ。

■ 侵略支配の事実を直視すべき

 今回の選挙では政府から小泉進次郎も菅義偉官房長官も3回来たが、菅が那覇で街頭演説をしている時、聴衆から「侵略者、帰れ!」という声があがった。ヤマトでは考えられないことばだが、沖縄にはそういう思いを持つ人が結構いる事を見ておくべきだ。
 27日にはデニーさんの総決起集会が那覇の新都心で行われたが、そこには創価学会の3色旗が振られていた。学会員にも沖縄戦や米軍植民地支配を体験している人がいる。今回は学会員の3割がデニーさんを支持した。

■ 自公政府の嘘はもう通用しない

菅官房長官は「携帯電話料金4割削減」という県知事権限と関係ない口約束を公約に掲げたが、県民はそれが口先だけの空手形であることを見抜いていた。
 アメリカでは、今回のデニーさんの勝利を「米海兵隊員の息子が知事になった」と報道した。アメリカと比較すると、日本には民意に立って政府と対決するジャーナリズムが欠けている。ニューヨークタイムズでさえ、辺野古移設の見直しを主張しているほどだ。
 菅は辺野古新基地について「グァム移転とリンクしている」というとんでもない嘘を吐いた。アメリカはそんな事は言っていない。
 沖縄県による埋立て承認撤回に対して沖縄防衛省が同じ政府の身内である国交省に不服審査申し立てをするなどというのは茶番であり、政治の劣化を示している。

■ 東アジア経済発展の拠点建設を

 オスプレイが全国に配備されようとしている。オスプレイ反対運動も全国展開させなくてはならない。また沖縄から基地を無くし、東アジアにおける平和緩衝地帯とし経済発展のハブ(拠点)化し、琉球王朝時代の交易の拠点としての沖縄を甦らせたい。翁長さんとそれを支えてきた沖縄経済界はそれを目指してきた。
 そのためにも防衛省を防災省にし、自衛隊の役割を変えてゆくべきだ。
(文中見出しは編集部)

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