辺野古埋立を許すな! 新基地建設を許さない12・6首都圏集会での発言から

辺野古新基地建設を許さない12・6首都圏集会
 沖縄では、辺野古への土砂埋立てに向けて、政府による無認可桟橋からの違法な土砂搬入が進められようとしている。なりふり構わぬ工事強行により13日にも土砂が投入されようとする緊迫状況の中で、12月6日、東京の一ツ橋ホール(日本教育会館)にて「沖縄の民意を踏みにじるな!辺野古新基地建設許さない首都圏集会」が開催され、600人が結集した。主催は基地の移設に反対する県民会議、戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会、「止めよう!辺野古埋立て」国会包囲実行委員会の三者共催。

日本はもはや法治国家とはいえない

 最初に主催者を代表し、野平晋作さんがあいさつを述べた。野平さんは沖縄県による埋立て許可取消し処分に対して、防衛省が「私人」になりすまして国土交通省に取消しの執行停止を申し立て、国交省はそれを受け容れるという事態に「日本はもはや法治国家とは言えない」と糾弾した。
 また政府の無法ぶりは労働組合への弾圧にも及んでいると指摘した。大阪の関西生コンのストライキに対する勝手な法解釈による組合幹部の逮捕という、前代未聞の弾圧が行われている。野平さんは最後に安倍政権に対して「せめて憲法を守れ!法律を守れ!地方自治法を尊重せよ!」と訴えた。

「行政不服審査」の驚くべき裏事情

  共産党の赤嶺政賢さんが驚くべき事実を公表した。「沖縄県による『埋立て許可の撤回』に対して沖縄防衛局が行政不服審査申立てを国交省に行なったが、実は防衛局の遠藤次長は国交省から派遣されてきた人物であった。どこが『公正中立な審査』なのか。他にも18名の海洋土木専門家が国交省から派遣されている。これから見ても、あの行政不服審査がいかに不当なものか。絶対に許せない」と赤嶺さんは怒りを露わにした。

 続いて立憲民主党の本多平直さん、自由党の日吉雄太さん、社民党の福島みずほさん、国民民主党の藤田幸久さん、無所属の柚木道義さんらがそれぞれ登壇し、あいさつ。「沖縄の風」会派の伊波洋一さんは「防衛局が土砂積み出しに使おうとしている琉球セメントの桟橋周辺の歩道にまでカミソリ付きの鉄条網が張りめぐらされている事実をツイートすると57万回もビューがあった。高江だけでなく、私たちの身近なところにまで鉄条網が使われている。強権的な安倍内閣を退陣させ「新しい私たちの日本をつくって行こう」と語った。

米軍は市民の安全など一顧だにしない

 登壇者全員で手をつないでスローガンを叫んだ。
 「辺野古に基地を造らせない!野党は共闘!」の声が会場を包んだ。

辺野古新基地建設を許さない12・6首都圏集会
 山城博治さんが登場! 基地の県内移設に反対する県民会議共同代表として沖縄現地の報告(下記別掲)と歌「今こそ起ち上がろう」のあと、ミニ学習会が設けられ、専修大学教授の白藤博行さんより、法律的観点からの問題点を指摘する講義が行われた。

 続いて、辺野古土砂搬出反対全国協議会首都圏グループの毛利孝雄さん<のアピール、最後に戦争させない! 9条壊すな総がかり行動の藤本泰成さんから、行動提起の前に米軍戦闘機と輸送機の衝突が起こったことが報告された。こどもたちが犠牲になった宮の森小学校墜落事件始め、多くの命が米軍機によって失われている。「米軍も日本政府も県民や私たち市民の命や安全など一顧だにしていない。それが戦争なのです」と訴えた。

 辺野古への土砂搬入を控え、事態は切迫している。搬入・埋立て阻止に向けて力をあわせ起ち上がろう!私たちは決してあきらめない。

山城博治さんの発言(要旨)

辺野古新基地建設を許さない12・6首都圏集会 連日報道される安倍内閣の画策、謀略と言えるような前のめりの戦争政策。政治が品格も何もなくなっている。「ヤクザ政治」と言ったらヤクザに失礼。口を開けば「法治国家」という菅、安倍のどこが「法治」なのか。
 赤嶺さんのお話を聞いて、国交省の「行政不服審査」に愕然とする。自作自演どころか、国交省の主導によるものだ。安倍は許さない!噴出する私たちの怒りを内閣に向け反撃したい。私たちはいま翁長さんを失った悲しみと苦しみの中にあるが、ここでめげていたら未来は拓けない。今月14日にも埋立てが開始されようとしている今、全国で野党が連携して行動する予定があると聞いている。

辺野古新基地建設を許さない12・6首都圏集会 山城博治さん いま名護市安和の琉球セメントの桟橋から土砂を搬出しようとしているが、琉球セメントはセメント会社であり、桟橋はセメントの搬入・出荷のために使用されることで許可を得ている。埋立て土砂を搬出するのは民間企業のすることではない。恥を知れ!玉城デニー知事を激励しよう。桟橋を目的外使用する企業の閉鎖をさせろ!

 今日、辺野古のカヌーチームが午前中、岩づりを満載した船を阻止したそうです。仲間たちにエールを送りたい。また安和に移動して毎日闘っている仲間たちもいる。
 安倍政権のあまりにも理不尽な方法がこのまま許されれば、さらに強行になってゆく。国家予算が100兆円を超えた。防衛費がすでに5兆2千億よりも膨らんでいる。その上、アメリカから5兆円の買い物をやって、実質的に日本の防衛予算は10兆円を超えている。また海外からの安い労働力を求めて移民法、入管法が変えられている。戦争法など、私たちの首をしめようとしている。それに対して今声をあげずにいつあげるんだ!

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