写真速報】労働組合潰しの大弾圧を許さない12・15東京緊急集会に200名
- 2018/12/15
- 写真速報, 関生型労働運動
- 2018関生弾圧事件
連帯労組関生支部への理不尽な大弾圧への抗議集会が、8日の大阪集会に続いて15日、東京でも緊急に開催された。わずか10日あまりの準備期間、一週間たらずの告知、「組織動員」はゼロという状況にもかかわらず、会場には主催実行委員会の事前予想をはるかに上回る200名近い人々がかけつけ、この問題に対する全国的な関心の高さが示された。(詳細次号)
会場には急遽椅子が運び込まれたがそれでも足りず、多くの立ち見参加者や入口付近で中に入りきれない人々が発言に熱心に耳を傾けるという感動的な状況だ。混雑を見た多くの若者たちが自発的に席を譲る姿も見られた。そんな参加者たちの注目する中、かけつけた関生支部の仲間からの状況説明、大口昭彦弁護士による問題点の解説がおこなわれた。
- 関生労組の仲間からの報告
- 大口昭彦弁護士による解説
川口真由美さんの歌につづき、土砂投入の強行で緊迫する沖縄からかけつけた伊波洋一参院議員の連帯挨拶と現地報告がおこなれた。その後、市民団体、人権、反ヘイト、協同組合や労働運動などの各団体、個人からの連帯発言が行われた。
- 川口真由美さんの熱唱
- 伊波洋一参院議員の連帯挨拶
- 沖縄への偏見をあおる放送を許さない市民有志
- のりこえネット
連帯発言のあと、集会決議(下記別掲)を全体で確認。発言の最後に実行委員会を代表して大野和興さんよりの行動提起があった。
- 集会決議の採択
- 集会実行委員会よりの行動提起
大野さんは「この弾圧は共謀罪適用の準備。これを許せば全国のあらゆる運動が脅威にさらされる。次はわれわれの番だ」との発言があり、12・15集会実行委員会は今日を起点として今後も「労働組合つぶしの大弾圧を許さない実行委員会」に合流し、全国的な運動を展開していこうとの提起を全体で確認し、この日の行動を終えた。ここから関東の地においても、沖縄・反ヘイト・関西の闘いと連動し、あらゆる弾圧を跳ね返して闘おう。(文責:実行委員会S)
労働組合つぶしの大弾圧を許さない!
12.15東京緊急集会声明全日本建設運輸連帯労働組合関西地区生コン支部(関生/かんなま)は、産業別労働組合として、生コン労働者の権利と生活を守る闘いを続けるとともに、近畿生コン関係の中小企業と協同組合を介して連帯し、生コン業界の民主化、健全化にも取り組み実績を上げています。さらに、辺野古新基地建設阻止、原発再稼働反対、戦争法・共謀罪・憲法改悪阻止、反ヘイト・反レイシズムなどの闘争を積極的に行っています。
これに対して、差別排外主義者集団が暴力的ヘイト攻撃を加え、滋賀県警・大阪府警・京都府警は、関生の委員長、書記長、執行委員等を次々に逮捕・勾留し、家宅捜索をくり返し、大勢の組合員を事情聴取に呼び出して圧力をかけ、組合つぶしの大弾圧を行っています。これらは、正当で合法的な労働運動に対する違法捜査・不当逮捕に他なりません。この弾圧は、政権および警察・検察が初の共謀罪適用を狙っているためと考えられています。
現在の関生への激しい弾圧をみると、次は別の労働組合や協同組合へ、さらには沖縄の基地反対闘争、平和運動や反原発などの市民、住民団体への弾圧につながるおそれが強いと思われます。そのため、私たちは、弾圧への抗議と反撃のために「12.15労働組合つぶしの大弾圧を許さない!東京緊急集会」を開催しました。
この集会では、関生への弾圧に関する報告、大弾圧といかに闘うかについての講演、国会議員や学識者、労働組合、市民団体等からの発言がありました。
これらの報告、講演、発言を受けて、私たちは、滋賀県警・大阪府警・京都府警による関生支部への弾圧に強く抗議し、執行委員長ら現在勾留されている全ての組合役員・組合員の釈放を強く求めます。また、共謀罪法(組織犯罪処罰法)の廃止も強く求めます。2018年12月15日
労働組合つぶしの大弾圧を許さない!
12.15東京緊急集会・参加者一同