年頭主張】激動する時代の基本認識と わたしたちの政治・運動戦略の重心

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アメリカ民主社会主義者(DSA)

2、資本主義に代わる新たな社会革命のビジョン(構想)をもった
時代の希望を拓く革命主体の形成が急務

サンダース候補支援集会の若者たち

サンダース候補支援集会の若者たち

 注目すべきは、資本主義のもたらす格差と貧困への怒りを背景に「新たな社会主義」への関心が、アメリカ、英国など世界の若者の中から公然と掲げられ始めたことである。

 差別・排外主義、極右ナショナリズム台頭の背景には、貧困や格差、腐った民主主義を有効に変えることのできない左派の問題がある。社会主義を掲げるサンダースへの支持をはじめ若者たちが未来を「新たな社会主義」に求めて挑戦し始めたこと。ここに時代の希望がある。

 つまり、ソ連邦崩壊を機に「資本主義の勝利」を謳歌した「アメリカの時代の終わり」は、資本主義終焉への混沌と新たな第4次産業革命や宇宙空間に至るまでの軍拡競争に走る資本の世界の激動の只中に、「ソ連型社会主義」の破綻と敗北を超えていく「新しい社会変革」への挑戦を胎動させている。

GSEF2018ビルバオ大会

GSEF2018ビルバオ大会に参加

 私たちは「20世紀社会主義の破綻」の総括を踏まえた新たな社会革命の構想を、地域に生産・流通・金融などの協同諸組織と自治諸組織を創り、それを基盤に労働者市民の自己決定権行使と大衆闘争の発展で資本の経済・政治・権力構造を根本より変え、「協同型社会」をめざすアソシエーション革命への挑戦と考えてきた。こうした変革に通じる「関生型モデル」と実践をもって世界的な「GSEF(社会的連帯経済協議体)」に参加し、これらの一翼としてその発展のため闘ってきた。

 資本主義は、どんなに行き詰まり腐っても、倒さなければ倒れない。労働運動・大衆闘争の発展とそれを基盤に新たな社会革命の思想と構想を持った革命主体、とりわけ時代の希望を拓く世界の若者と呼応する若者・青年労働者の主体形成に力を合わせることが急務である。

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