第10期沖縄意見広告運動スタート集会が開催
土砂投入即時中止、辺野古新基地断念の声を意見広告に!

2・24辺野古新基地建設の是非を問う沖縄県民投票の成功を!

違法な赤土を満載した辺野古の埋め立て船

違法な赤土を満載した辺野古の埋め立て船(2019・1・17キャラバン隊撮影)

 明確な民意を無視し、憲法が保障する平和的生存権を踏みにじり、安倍首相は沖縄の地方自治と民主主義を侵害して辺野古の海への土砂投入、新基地建設強行。さらに2月24日の全県で実施される県民投票まで一カ月を切る中で、新たな新護岸「N4」建設を強行した。工事を強行することで県民の諦めを狙ってのことだ。この暴挙、断じて許されない。
 そうした中この1月18日、エルおおさか南館で、全国の世論を広げ、「辺野古新基地断念、普天間基地即時閉鎖、米海兵隊撤退」を日米両政府に迫るべく、本年6月にも新聞に意見広告を計画する「第10期沖縄意見広告運動スタート集会」が開催された。集会は、翌日からの全国キャラバン隊の出発式をもかねた集会で、賛同者・市民団体・労働組合など150名が参加した。その概要を報告する。(関西・H)

辺野古埋め立てを止め、日本の軍事大国化を止める大きな力に
連帯ユニオン関生支部・武洋一書記長

 集会では、はじめに、主催者を代表して関生支部・武洋一書記長が挨拶した。
 武書記長は「沖縄意見広告運動の代表世話人である関生支部委員長の武建一が権力弾圧によって現在、不当に勾留されているので、代わって挨拶する。私は徳之島の出身だ。先日、帰省してみると、徳之島の空港で自衛隊が訓練をしていた。この間、奄美大島にも自衛隊が配備されているが、『ここまで来ているのか』と危機感を持った。沖縄意見広告運動は本日から10期を本格的にスタートさせる。前期を上回る賛同者を集め、辺野古の埋め立てを止め、日本の軍事大国化を止める大きな力にしたい。ぜひ、この運動を広げてほしい」と呼びかけた。

講演―必ず正義は通じるはずだ。闘いはこれからだ。手をつなぎ合い、闘おう!
沖縄平和運動センター・山城博治議長

 全国キャラバン隊隊長でもある、沖縄平和運動センター・山城博治議長が次のように講演した。
第10期沖縄意見広告運動スタート集会 山城博治さん 「私は基地建設反対運動のなかで逮捕され、5ヵ月間勾留された。これから最高裁での審理が始まる。安倍政権が行っている数々の暴挙を最高裁の場で暴露し、公平な目で判断するよう裁判官たちに訴えたい。

 私は土砂の積み込みを阻止しようと連日、琉球セメントの桟橋がある名護市の安和地区に通っている。そこから目と鼻の先に『美ら海水族館』がある。ここには国内外からたくさんの観光客が訪れ、水槽のなかで再現された沖縄の海を鑑賞している。しかし、現実には、世界でも有数のサンゴ群がある辺野古・大浦湾が少しずつ埋め立てられている。『これは一体何なんだ!』と言いたくなる。これは悪い冗談や悪夢なのかと自問自答する。そんな現実に何度も心が折れそうになる。こんなおぞましい世界に生きているのかと悲しみと怒りでいっぱいになる。しかし、負けるわけにはいかない。

 辺野古には全国からたくさんの仲間が訪れる。この闘いは誰かに犠牲を強いるものであってはならない。一日座り込む人もいれば一ヵ月座り込む人もいる。様々な人たちが集まって成り立っている。みんなが手を取り合って、ゆるやかに、しなやかに、したたかに、粘り強く闘うことが大切で、こんなに長い期間闘いが続いている理由もそこにある。

 建設の専門家である北上田毅さんによれば、『本格的な埋め立て工事はまだ始まっていないし、それは不可能だ』という。なぜなら、マヨネーズのような軟弱な地盤が地下40メートルまであって、ここに岩を落としたり、ケーソンを落としたりして護岸をつくるのはとても不可能だと。よって、国から沖縄県に大規模な計画変更が申請される。それを県知事が『NO』と言えばそれ以上工事を進めることはできないと。私もその通りだと考えている。
 今、沖縄防衛局は「埋め立てに使うのは『岩ズリ』だ」と言いながら、実際には『赤土』を使用している。また、セメントを陸揚げするための桟橋を使って辺野古埋め立て用の土砂を積み込んでいる。つまり、今、政府がやっているのは数え切れないほどの違法行為だ。

第10期沖縄意見広告運動スタート集会 山城博治さん テレビ番組で安倍首相は『サンゴは移植されている』と言った。辺野古・大浦湾にある雄大なサンゴ。このサンゴたちはあの場所だからこそ生きることができるのであって、他の場所に持っていったら死んでしまう。そんなことも考えずに適当なことを言って人々をだまそうとしている。
 さらに政府は、沖縄県による埋め立て承認撤回の効力を停止させた。そして、工事が始まった。この『執行停止』の手続きも違法性が高い。本来、有権者(私人)が国・行政を訴えるための法律を使っているからだ。

 あまりにも多くの違法行為が行われているので、今後、これらを裁判所に訴えていく。公平に判断するのであれば裁判所が政府に軍配を上げるはずがない。仮に、『政府が正しい』、『沖縄県が間違っている』という判断を裁判所がするならば、それは民主主義の死滅を意味する。それであれば、国連や国際司法裁判所でどちらが正しいのかはっきりさせる。必ず正義は通じるはずだ。闘いはこれからだ。手をつなぎ合い、闘おう」。

キャラバン隊出発の決意表明する青年に大きな拍手

第10期沖縄意見広告運動スタート集会 全国キャラバン隊 この後、いくつかの連帯挨拶を受け、集会翌日(19日)から出発する全国キャラバン隊のメンバーが登壇した。注目を集めたのは初参加の青年2名。彼らは「沖縄の現状を自分の目で見てしっかりと発信したい」と決意を表明。会場から大きな拍手が送られた。さらに、沖縄意見広告運動全国世話人でもある川口真由美さんが熱唱。最後に、同じく沖縄意見広告運動全国世話人の服部良一元衆議院議員が挨拶し、集会は成功裏に幕を閉じた。第10期沖縄意見広告への賛同を呼びかけ、成功させよう。

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