ストライキが犯罪か!3・10集会に600名超

ストライキが犯罪か!3・10集会に600名超
 「ストライキが犯罪か!労働組合つぶしの大弾圧は許さない!3・10集会」が、既報の通り3月10日大阪市西区民センターに600名超の闘う諸団体と関係者等を集め、<労働組合つぶしの大弾圧は許さない実行委員会>主催により、終始熱気溢れる集会模様となった。これは、昨年来より連帯労組関西生コン支部に対し、公安警察権力が執拗に加えて来たデッチ上げ捜査、武委員長を始めとする同労組員多数の不当逮捕~長期拘留など一連の許されざる大弾圧に対して労働側から反撃の一歩とすべく緊急に呼びかけられたものだ。権力反動層の許されざるこれまでの行状に弾劾の声を上げ、関生支部のみならず我が国の労働・市民運動全体に加えられようとする彼らのどす黒い謀議に、真っ向から対抗するとの大きな志でつながった組合員、家族、友好組織で会場は埋め尽くされた。

「反労組」で野合の権力・独占…

 大阪港合同 中村・大阪教育合同 大椿両氏司会による集会は、主催者である全港湾大阪支部・樋口万浩執行院長さんが冒頭挨拶。この中で全港湾では、沖縄での自衛隊関連物品が事前協議協約を無視して運搬されたとしてこの重大事案で全国ストを構えて交渉中であることが報告された。

 当事者である連帯労組関生支部坂田冬樹副委員長は、この間の権力側動きを説明。昨年7月18日以来、滋賀県警と大阪府警は組合員延べ57名を逮捕(この他、滋賀県での生コン事業者10名も同時逮捕)し、組合員38名を起訴し、120か所を超える家宅捜査を強行。その際令状も一切提示せず、証拠保全のための録音録画もさせないなどまるで戦前の特高警察まで上回る前代未聞の強権捜査。また組合員逮捕後は、警察公安が組合員家族を恫喝し、組合脱退を迫っているなど驚くべき公安暴力に対し糾弾の声を高めた。
ストライキが犯罪か!3・10集会に600名超
 これら一連の権力の強権の背後になセメント独占と建設ゼネコン・大阪生コン広域協組・彼らの手先たるレイシスト・在特会らの利権に関わる野合がある事。さらには、政府・権力は、今年6月28―29に大阪市で開催予定のG20サミットを見据えた弾圧を行っていると分析。反安倍、反米、反グロ―バリズム=反サミット会議を掲げる連帯労組を主敵対象として事前に検束、運動の鎮圧化を企図するものとの見解を会場に示し、関生支部はしかしこれら大弾圧の屈服することなく闘い抜きたいと宣言。会場は熱い拍手と声援で包まれた。

大弾圧の嵐に屈せず
連帯労組関西生コン支部/坂田冬樹副執行委長の発言から

 滋賀県警が逮捕の理由としている事件だが、法令順守を求める建設現場での申入れや路上での30分程度のチラシ巻きであり、それを警察権力は「恐喝行為の共謀」「威力業務妨害」とし、労働組合役員の拘留をいつまでも続けている。また、大阪府警はストライキにおける非暴力的説得活動を恐喝犯罪とし、それを理由に現場に行っていない不参加の組合役員まで、軒並み逮捕している。これはまさに<共謀罪のリハーサル>であろう。関生支部はしかしこれら大弾圧の嵐に屈服することなく胸を張って明るく闘い抜く事を宣言するものである。


拘留の仲間からのメッセージ
滋賀県警を糾弾せよ 人質司法へ怒り

 さらに集会では、大阪労働弁護団太田・中井両弁護士から、滋賀県警が1つの事件で8か月間逮捕を繰り返し、それに同調した大津地裁が保釈を認めず、判決以前に実質的に刑罰を科しているに等しい状況になっている事案に恐るべき時代錯誤だとの警鐘が鳴らされた。

 この中で滋賀~大阪の両警察は以前の話さえさ大陰謀事件のように仕立て上げて、「共犯」とみなした組合役員らを昨年7月から今年2月までに、じつに5回に分割して逮捕をくりかえし、労働組合解体に向けて権力の実態が明かされた。
まさに「人質司法」そのものの事件の不当性が訴えられ、弁護士からは拘留中の仲間からのメッセージも伝えられ会場は再び大きな拍手が湧いた。

 集会では、市民・労組・政党などの立場から、実行委員会・京滋、兵庫ユニオン、服部良一元衆議院議員から、自らの闘いとしてこの弾圧と闘っていくとの強い決意表明がなされた。

労働運動研究の権威・熊沢誠氏が講演
真っ当な労働運動へ攻撃
 
 この集会での記念講演として、労働運動研究家熊沢誠氏(甲南大学名誉教授)から、関西生コンに対する弾圧は、1900年前後にイギリスで頻発した各種争議の刑事免責・民事免責が当然とする国際慣習と常識に逆行する権力攻撃であると題して、労働組合運動における争議権を巡る労働と権力の攻防の歴史が簡明に述べられた。

全国労組の無関心に怒り

 日本の労働争議件数は、米国の1/49、英国の1/11、ドイツの1/73という圧倒的に少ない現状の中で、ストライキを行使できる数少ない真っ当な組合たる連帯労組への集中攻撃である。
 政治的な民主主義は労働条件の決定に関する、生産現場発での声を基にした民主主義がなければ一切虚妄であり、現在、既存野党やわが国労組の主要ナショナルセンターが今回の一連の大弾圧に無関心である事こそが一番の問題であろう。
(熊沢氏講演の詳細は三面に掲載


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