「天皇代替わり」攻撃に抗し全国各地で第90回メーデー挙行!
社会の主権者は労働者民衆自身である。
「自衛隊明記する」9条改憲急ぐ安倍政権打倒へ、ここが頑張り時だ!
安倍政権は、「天皇代替わり」「即位式奉祝」でメーデーを呑みこむために世界の労働者の祭典であるメーデーに即位式をぶつけてきた。安倍政権はこの国の労働者階級の尊厳を貶め、労働運動を解体し、天皇制を利用して安倍政治への人心の離反やほころびをつくろい、「戦争のできる国家」体制へと国民を総動員しようとしている。
働き方改革や共謀罪の法制化が、抵抗し闘う労働者・労働組合の団結権・争議権解体に通じる先制攻撃であることは、現在も続く連帯労組・関西生コン支部への未曾有の共謀罪先取り的大弾圧に示されている。
ゆえに本年のメーデーのテーマは、折しも「令和改元」一色の奉祝ムードに対し、安倍政権の企みに屈することなく、この日こそ1886年米国シカゴで8時間労働を要求する第1回集会を記念する(その後勃発したへーマーケット広場での警官隊との衝突で労働者4名が証拠もないまま、事件の首謀者として死罪にされた権力犯罪を永遠に忘れないための)労働者のための特別の日である。
さらに本年は、関西をはじめ全国の労働者にとって、連帯ユニオン関西生コン支部に加えられている労組潰しの資本と権力による大弾圧に怒りを共有し、これが全ての労働者・労組にかけられた攻撃である事を共に再確認する日でもあった。
5月1日、世界ではドイツの38万人、フランスの31万人をはじめ欧州各国、アジア各地でメーデーが開催され、日本でも、全国各地294カ所で堂々と「安倍政権は退陣!」を求めるメーデーが挙行された。(別掲-5・1メーデーの報告参照)
安倍首相は「2020年の新憲法施行、変わらない」(5月3日)と9条改憲強行の構えを崩しておらず、7月参議院選における改憲勢力の圧倒的議席を確保し、早ければ秋の臨時国会での改憲発議も視野に、通常国会で「自衛隊明記」の9条改憲案提示を企んでいる。
「天皇代替わり」儀式は、本年5月1日の「即位」だけでなく今秋10月の「大嘗祭」、来年4月の「立皇嗣の礼」まで大小40儀式をもって1年にわたって続き、テレビ・新聞などマスコミを通じたこの「奉祝」ムードの煽動過程が、安倍政権の企む9条改憲・戦争国家化過程と一体の攻撃となっている。
だからこそ、今、改めて、労働者民衆には社会の主権者は自分たち自身であるとの自覚が問われている。まずは、今夏の参議院選挙で安倍政治への審判を下そう!
安倍政権打倒へ!ここが頑張り時だ。