薔薇マークキャンペーン刷新 事務局報告

反緊縮積極財政を市民側施策の中心に

薔薇マークキャンペーン呼びかけ人・賛同人会合
薔薇マークキャンペーン

 コモンズ136号既報の通り、10月27日 に開かれた、薔薇マークキャンペーン呼びかけ人・賛同人会合には、政党関係や、医療、介護、消費税反対運動、報道などの反緊縮プログレッシブ各分野から33名の識者が参加した。136号記事では、新組織移行への試案を、同組織の松尾匡代表の発表からお伝えしたが、ほかに参加者からも多くの意見がよせられ、事務局が回答を行っている。その一部を紹介する。

◆意見:政治家として勉強できる場が欲しい。
 答え:有料の講義シリーズを計画しています。   

◆意見:たとえば、とある野党議員のサポート組織は会費制で、帰属感も高まるのでは?。
 答え:これまでのメルマガや情報交換のウェブサロンなどが無料で利用できる会員に加えて、何らかの有料のサポート会員制も検討したい。  

その他の意見:
◆運動の目玉を何にするのか、消費税減税?廃止?
◆運動の「ヤマ場」をどこに持ってくるか。次の衆議院選挙、東京都知事選挙、大阪住民投票がいっぺんにやってくる可能性もある。
◆医者をしているが、患者さんやその家族の生活が、この20年間で崩壊しているのを実感。子どもやお年寄りの夜の受診が増えているのは、昼間働かなければならないからだ。
◆緊縮の脅しは、介護や医療など社会保障や人の命にかかわる「現場」に現れてくる。財源がない」という脅しで、消費税増税が必要だと受け入れさせられている。反緊縮はこの脅しのウソを明らかにして、現場にあきらめなくていいんだという気持ちをもたらすものとして、期待したい。
◆介護現場では、少子高齢化、生産年齢人口減少の脅しで、社会保障抑制が正当化されている面もあるので、これへの反ばくや提言もほしいところ。
◆日本では零細中小企業に勤めている人が多い、ここの賃上げが難しい。
◆アメリカでは若者に社会民主主義が熱狂的に支持されているが、それはそれだけ生活が苦しいから。日本の中間層は、自分は生活を苦しいということを認めたがらない。この人たちがどう動くか?。   

消費税5%への引き下げを当面の一致点として

直接財政支出を掲げ広範な連携

薔薇マークキャンペーン

答え:
 消費税率引き上げ後の打撃が想像以上に深刻なものだったことが明らかになっています。今後景気の後退が進行するにつれて、これまでにもまして、ますます苦しい暮らしに追い込まれる人が増え、中間層と自認していた人たちの間でもやせ我慢ができなくなってくるものと思われます。「財源がない」と言われて消費税増税を黙認した層の間でも動揺が広がるものと思われます。

 このような中で、2020年は、総選挙の可能性が濃厚であるなど、一連の政治イベントを迎えることになります。「反緊縮」「積極財政」の世論の高まりを警戒している政府は、すでに財政投融資込みで13兆円の経済対策を打ち出しました。日本維新の会などの新自由主義の政治勢力も、これまでの緊縮の姿勢を隠して新党を作り、景気後退をもたらした政府を右側から批判して反緊縮をアピールするかもしれません。

 野党側がこれらに対抗するのに、財政規律論からの批判ではとうてい勝ち目はありません。それどころか消費税を8%に戻すというだけのスローガンでもインパクトにかけるでしょう。実際、まだ安倍首相は参議院選挙を意識して消費税引き上げを延期するだろうといった観測がある程度信じられていた時期から、すでにいろいろな経済指標が下落しはじめていましたから、8%で不況を防ぐことができないことは明白です。

 薔薇マークの新組織への移行に向けては、プログレッシブ側がこれらの動きに負けてしまうことのないよう、必要な政策提言や連携を進めていきたいところです。消費税5%への引き下げを一致点として、国政・地方で、ひとびとの暮らしへの直接の積極的な財政支出を掲げる広範な人々の連携の一助となりたいと考えます。

 例えば、京都市長選挙など、地方における反緊縮プログレッシブの連携をしていきたい。もちろん、この選挙にかぎらない具体的な政策練り上げのために、各分野の実践現場の専門家を加えたマニフェスト研究会を作る方向で動いており、これを10月27日会合で確認された新体制の協議体の組織化につなげていければと考えています。


   

「コモンズ」138号の目次にもどる

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Twitter で

  1. コモンズ最新号目次

特集記事(ランダム)

  1. 大阪万博(1970)

    2018-3-11

    連載2】競争と分断の共進化から連帯と協同の共進化へ 日米の制度的妥協=天皇+米軍/斎藤日出治

緊急出版「ストしたら逮捕されまくったけど それってどうなの…」

最近の記事

  1. 二月 節分イラスト
    ※今号の編集後記と次号予告は、紙面割りの都合で割愛しました。 購読のお申し込み・投稿…
  2. 募ってはいるが、募集はしていない by 安倍
    コロナウィルス アベウィルスとからみあい 安倍打倒 同士を募る 募集する …
  3. 月歩双書『プラットフォーム新時代』
    大阪労働学校アソシエの運営・企画の月歩双書Ⅰ『プラットフォーム新時代』(社会評論社発行、定価900…
  4.  関西で頑張っておられる古賀さんに敬意を評します。献身的な努力にはいつも頭が下がる思いがい…
  5. アヘン戦争
    右から左まで 香港で「自由・民主」を求めて、直接には逃亡犯条例改正問題をめぐって100万人以上のデモ…

職場・労働相談はこちら(外部リンク)


連帯労組の闘い ↑ 映画「フツーの仕事がしたい」より 労働相談は連帯ユニオン

特集(新着順)

  1. FOLLOW-THE-LEADERS

    2020-2-28

    世界資本主義の危機と崩壊、それにどう立ち向かうか/斉藤日出治

  2. 2020-2-26

    香港からの報告(2)區龍宇(アウ・ロンユー) 衛香港戰2019~香港防衛の戦い

  3. 2020-2-25

    新年労働者座談会<下> 関生弾圧のピンチをチャンスに「当り前の労働運動」を守り、反転攻勢へ

  4. 2020-2-22

    組合弾圧に抗議する「全国自治体議員声明」の成立と今後 -市民派・連帯議員ネット5氏による座談会-

  5. 2020-1-18

    韓国】ろうそく民衆の検察改革は勝利へ前進/村山和弘 -2020年「韓国の民主的な国家改造」が本格化する

バックナンバー

カテゴリ一覧

本日
昨日
累計
FROM 2014/01/01
ページ上部へ戻る