香港からの報告(1)陳怡(チェン・イー)
協力と緊張~香港デモにおける非暴力派と直接行動派

香港デモ(2019)

 12月20日、21日の二日間にわたって東京文京区の文京シビックセンターにて、「BATTLE OF HONG KONG 2019-香港に自由と民主主義を」と題する講演集会が行われた。主催は EIGHT FOR HONG KONG @ 2019(アタックJAPAN 首都圏)。
 集会では香港の闘いの現場からやってきた2人の香港人が、激動のホンコン情勢をつぶさに語った。本誌では、今号に陳怡(チェン・イー)さんの報告を中心に掲載し、區龍宇(アウ・ロンユー)さんによる階級的視点からの分析を次号に掲載する。
 陳怡さんは大学院で学ぶ傍ら、香港におけるこの間の社会運動にも積極的に参加。「勇武派」と呼ばれる戦闘派と「和理非派」と呼ばれる平和主義の運動との関係を分析している。 (注:文中見出しは編集部にてつけたもの)

陳怡(チェン・イー)さん報告

協力と緊張~
香港デモにおける非暴力派と直接行動派

平和的行動と過激行動との協力

香港雨傘革命
5年前の香港雨傘革命

 「逃亡犯送還条例改正案」への抗議行動は2月の初めから起こっていました。
 3月末に「民間人権陣線」(民陣)が組織した1万2千人のデモが行われました。4月末にはその数が13万人に増えました。その理由は、その少し前の24日に、雨傘運動の中心的指導者「アンブレラ9」の人たちの有罪判決(最長禁固1年4ヶ月執行猶予2年)が出たからです。多くの人々がその判決に怒りを感じました。人々の政府に対する怒りは条例改正案以前からあったのです。

 6月4日の天安門事件30周年には18万人がデモに参加しました。その日は雨傘運動5周年の日でもありました。それ以前、この記念日にはそれほどの人数は集まったことはありません。
 6月9日、さらに大勢の人がデモに来たので驚きました。103万人がデモに参加。これは香港史上最大の数字です。ところがそれでも林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官は15日に条例改正案の審議を行うと宣言しました。私たちは平和的手段で抗議したにもかかわらず、行政長官はそれを全く聞こうとしなかったわけです。
 6月12日、この日初めて抗議者たちは警察と緊張関係に入り、勇武派(過激な行動者)も和理非派(平和的抗議者)も共にこの審議を止めるために協力しあいました。

警察さえいなければ暴力行為はない

香港警察(2019)

 6月15日、林鄭月娥行政長官は条例案の審議中断を決めましたが、翌6月16日、200万人デモが行われました。デモがこれほど大きくなった理由は、6月12日の警察による暴力への怒りが募ったこともあるでしょう。もう一つの理由は、若い抗議者が金鐘(アドミラルティ=旧海軍基地跡のビジネス街)で落ちて亡くなった事もあるでしょう。

 政府に対する怒り、警察の暴力への怒りが重なったことが、条例審議を撤回したにもかかわらず、翌日のデモが200万人に膨れ上がった理由です。人々はそれほどに激しく怒っていたのです。参加者の数を「200万+1人」としているのは15日に亡くなった人を含めているからです。

警察さえいなければ暴力行為は無い・香港(2019)
警察さえいなければ暴力行為は無い

 この日は警察の姿をほとんど見かけませんでした。あまりにも多い数のデモに恐れをなして出てこなかったからだと思います。この日は暴力的行動は一切ありませんでした。このことで重要なのは、「警察さえいなければ暴力行為は無い」ということです。

 6月18日、林鄭月娥行政長官は謝罪しましたが、条例改正案を撤回はしないと宣言しました。この時から抗議者の側も変わったと思います。
 6月21日、抗議者たちは警察本部に抗議し、政府の他の建物も包囲しました。
 7月1日、勇武派青年たちが立法会へ突入し施設を破壊しました。この時、民主派議員が止めたのですが、立法会突入は決行されました。この時、和理非派たちは必ずしも「突入」という実力行動に賛成はしていなかったと思いますが、勇武派の行動は理解するという人が大勢いました。

 私たちは自分たちの考えた方法で抗議する。ただし、他の人たちの行動については互いに協力するという合意が私たちの間でできていました。それ以来多くの団体や個人がいろいろな抗議行動を自分で企画・実行するようになりました。

警察の暴力に怒りの空港占拠

香港警察長官
香港警察長官

 7月21日、元朗(ユエンロン)という白いシャツを着た暴漢たちが抗議者たちを襲撃するという事件が起きました。これは一つのターニングポイントとなった事件です。
 香港テレビの作ったビデオ映像から多くの証拠によって判ることは、警察はこのような襲撃を前日に知っており、この暴漢たちに協力していた事がわかります。香港市民は警察の説明を聞こうと努力していますが、警察側からは何の反応もありません。
 日本では想像できないような事が香港では起こっています。私たちはこの事件で「警察とは市民を守るものでは無いのだ」という教訓を得ました。何かあった時警察に届けても無駄であり、自分で守るしか無いのだと思い知りました。

 8月5日には、香港中でストライキをしようと呼びかけがなされ、三罷(労働者スト、学校授業ボイコット、商店休業)が大成功しました。この日、勇武派の若い抗議者たちはバラバラで、組織だっていませんでした。それを見てもこれが「外国勢力が背後にいる」などというはずがあり得ない事がわかります。
 この頃から和理非派たちは勇武派と同じ行動はしないが支援するようになっていきました。抗議運動がこのように変わっていったのは7月21日の元朗による襲撃以降の事です。

空港占拠
空港占拠

 8月11日、警察が発射したビーンバッグ弾により女性が右目を失明しました。このことにまた多くの人々が怒りを掻き立てられ、次の日、空港に向かいました。
 8月12日、空港へ数千人が突入し座り込みました。これは全く平和的に行われ、午後の便が全て欠航となりました。(8月13日も14日も続いた。)
 ところが翌日も空港の占拠を続けた時に大陸からの関係者か、または市民に偽装した私服警官かの二人の人物に対して抗議者たちが暴力を振るいました。私も含め、暴力をふるうのは間違いであると声をあげ、翌日二人に対して謝罪が行われました。このことはとても大切です。和理非派も、また勇武派も、抗議があればきちんと謝るという事が行われていたのです。しかしこのあと、ごく最近まではそのようなことはなくなってしまいました。

 8月18日にも、170万人が参加するデモが行われました。この時のスローガンは「和理非」つまり「平和的にやりましょう」という内容でした。黒シャツの勇武派も「私たちは今日は平和的にやります」というボードを掲げて一緒に行動しました。

青年の救援に駆けつける市民たち

警察が地下鉄に乱入・香港(2019・8)

 ところが8月末にはまた緊張がクライマックスになるような事件が起きました。香港の地下鉄に警察が乱入し抗議者を殴り逮捕した事件です。これ以前の8月初めくらいから、「自殺とされている抗議者は実はそれは自殺ではなく警察に殺されたのではないか」という噂が流れていましたが、この日も警察によって殺された人がいたという噂が流れました。

 これは重要なことです。「警察によって殺された」と信じた大勢の人たちが過激な行動をとるようになっています。
 警察は「捜査の結果、死者は出ていません」と発表していますが、白シャツ隊が抗議者を襲った元朗事件以来、警察は信頼を無くしています。

 9月1日にも空港座り込みが行われました。この時には感動的な出来事が起こりました。空港は香港島から遠く離れた西の果てにあるのですが、空港に座り込みに行った抗議者たちを警察が包囲してしまったので、抗議者たちは帰れなくなってしまいました。するとそれを聞いた多くの市民が、抗議者を助けようと車で駆けつけ、空港へ来ました。
 この日の抗議者の中心は勇武派の若者たちだったのですが、平和的な一般市民も彼らを助けたのです。勇武派の若者たちの中には家族と喧嘩して家を出た人も大勢いましたが、それに対して自分の家に泊めてあげたり、また生活やチラシ印刷などの活動費のために食料品のクーポンやお金をカンパする人も大勢いました。

警察の言うことはもう信じられない

周君追悼
周梓楽(アレックス・チョウ) さん虐殺抗議

 10月1日、警察が実弾発射し、高校生が重体となりました。この日はデモ申請を警察が許可しませんでしたが、それでも無許可でデモが行われました。抗議をする権利は抑圧されてはならないと香港市民は表明したわけです。しかし無許可デモは危険が大きいので、この時の参加者の数は少なくなりました。

 10月4日、行政長官は「覆面禁止法」を発布しました。香港政庁はいつもそうですが、間違ったタイミングで間違った意思決定をしていたと言えると思います。このような間違った決定に怒った市民たちは地下鉄を実力で止めてしまいました。

 10月16日、平和的デモの象徴であったジミー・シャンさんが暴漢に襲われ、その写真が出回りました。和理非派であっても暴力が振るわれることを市民は思い知らされることになり、これは和理非派が勇武派になってゆくターニングポイントとなっていきました。

 11月3日、デモ隊と警察が衝突した日に、周梓楽(アレックス・チョウ)さんという香港科学技術大学の学生が衝突現場の駐車場から転落して亡くなりました。これも証拠は無いですが警察が突き落としたと多くの人が信じています。この事件は多くの人々の悲しみを掻き立て、たくさんの場所で追悼が行われました。

激動の一週間と区議会選挙の大勝利

 11月11日から18日までの一週間、今までの抗議行動の中で最大のクライマックスとなりました。ストライキが起こり、また3人の抗議者が香港交通警察によって撃たれた、抗議者が対立する本土派に火を付けた、警察が大学のキャンパスに突入したといった事がこの一週間のあいだに起こりました。

 11月14日までの4日間、学校は全て授業中止になりました。これは初めての事態でした。17日から18日にかけて、理工大で大学占拠が行われました。占拠していた学生たちは道路を封鎖して交通を遮断しようとしました。警察に包囲された占拠学生たちがインターネットを通じて支援を訴えると、それに呼応した900人の市民が駆けつけましたが、学生たちを助けることはできませんでした。

 学生たちはもっと早く警察に降伏すれば良かったのに、と思うかも知れません。しかしその時には、「もし降伏したら警察に殺されるかもしれない」と大勢の人たちが信じていたからです。この時に学生と救援に駆けつけた市民の逮捕者が合わせて千人ほど出ました。そのうちの200人ほどが次の日にすぐ「暴動罪」で裁判にかけられました。暴動罪は最高10年の重い罪です。
 この事件が11月24日の区議会選挙で民主派が圧勝した大きな要因になっていると思います。

 区議会議員選挙以来、情勢は落ち着いています。その理由はふたつあります。一つの理由は勇武派のほとんどが逮捕されてしまったことです。もう一つの理由は選挙で民主派が勝利を収めたことで、彼らがなんとかしてくれるという期待をしている人たちが大勢いるからです。
 事態は沈静化していますが、抗議参加者は長期戦になると覚悟しています。長期戦にはなるが、過激なやり方ではない別のやり方の方がいいのではないかと考えています。

すべての人に人権はある

集会二日目(21日)の 陳怡(チェン・イー)さん 発言から

女性差別問題について

 香港では5年前の雨傘運動以来、市民は青リボン派と黄色リボン派とに別れました。青は政府支持者、黄色は抗議運動の支持者です。運動の成否は一般社会からどのような反応があるかにかかっています。抗議者の側の宣伝活動は強い政府批判になっており、政府側の抗議者批判への攻撃になっています。

 今回の抗議行動でも青の側も黄色の側も互いに相手を攻撃する宣伝内容なのですが、それがしばしば女性への差別的な内容になっている事があります。
 青リボン派のプロパガンダの中には、警察に逮捕された女性の写真の乳首を加工して、その女性が売春婦であるかのように印象付けようとしたものがあります。

 実際にも女性の抗議者が警察に逮捕されると服を破かれて下着が丸見えになるような辱めを受けることもありました。黄色リボン派は警察にこのことを抗議しました。それに対して青リボン派は「抗議行動に参加するからそんな目に遭うのだ」と言う宣伝をしました。
 中文大学の女学生は逮捕された時に警察から性的暴行を受けたことを学長に訴え、抗議して欲しいと訴えたのですが、この人も青リボン派から心ない扱いを受けました。このような事はほんの一例にすぎません。

 青リボン派は保守派だからそういう事をするのだろうと思われるかもしれませんが、黄色リボン派の中にも性的差別者はいます。
 林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官 はこれまでの行政長官の中で最悪の政治家ですが、彼女が女性である事実とは関係ありません。しかしその長官の写真を加工して女性として辱めを与えるような攻撃が行われています。

 香港では有名なタレント兼プロダクションオーナーも黄色リボン派を応援している人もいますが、彼らは大陸での活動を禁止されてしまいました。それでも香港では人気があります。しかし、彼の個人のウェブサイトでもビジネスサイトでも、女性を揶揄するものがたくさんあります。
 例えば女性警官のプライベートな水着写真を自分が雇用しているタレントの写真と比較して美しさの優劣を競うような書き込みがなされています。またその女性警官に対しては「尻軽女」と書いています。

 そのような行為は間違っています。警官といえども女性のプライベートな写真をネットに晒すべきではありません。また小太りの女性警官の写真に赤丸印を付けてその容姿を批判したりしています。

 数ヶ月前に横浜で行われた女子リレーで4位に入った中国チームの写真を「この人たちは女でなく男だ」とか「トランスジェンダーだ」といったコメントを付けて流す人が香港でたくさんいました。そのようなコメントを付けられた理由は、選手の外見に「女性らしさ」が無いと言うものでした。興味深いことに、そう主張したりシェアした人の中に女性が多くいたということです。

 黄色派の友人の中には、自分は女性差別的攻撃をしないが、黄色派の行為については許容するという傾向があります。黄色派の中にも、性的差別ばかりでなく様々な差別感情をあらわす人がいます。私がその事について話そうとすると、逆に非難されることもありましたが、この問題についてはきちんと対応するべきであると思います。

暴力はどこまで許されるべきか

 香港民主化運動が始まってからしばらく経った7月21日、元朗(ユエンロン)という地元のヤクザがデモ隊を襲うという事件がありました。これが大きな転換点となりました。
 7月21日までは平和的なデモでしたが、この元朗の襲撃に対して警察が市民を守らなかったので自らの力で防衛しなければならないという考えに変わりました。この襲撃についてはヤクザと警察の協力関係が明らかな映像が流れています。

 デモ隊は当初はこちらを襲撃してきた者に対して直接撃退していました。やがて9月15日にも福建派という、福建省出身者中心の暴力団組織がナイフを持って襲撃してきたので、デモ隊側からも襲撃し返すという事がありました。
 普通の状況では襲撃し返すのは犯罪ですが、香港の状況は緊迫しており、一般的な状況で理解できない状況になっているのでこういう事件が発生するのもやむをえないと思います。相手の襲撃に対して防衛目的で襲撃し返し、「襲撃される事をを私たちは恐れていない」と示すことは必要だと思います。

 しかしそれから数ヶ月が経ち、襲撃者に対する憎悪が増幅してゆき、街頭で政府支持の一般の民間人に対しても暴力をふるうようになりました。
 11月11日、デモ隊と警察の激しい衝突が起こった日でしたが、たまたまそこを通りかかった定年退職の元新聞記者が持っていたカメラで写真を撮ったところデモ隊側から乱暴されました。元記者はデモ隊と同じ立場にある人でした。
 また別のケースでは、デモ隊の一人が対立する側の人間に火をつけました。

 私は間違っていることは間違っていると言うべきだと思います。また意見の異なる店主の店舗を襲撃するという事も行われています。

香港人権民主法は悪魔の契約

 アメリカが香港人権民主法を制定しました。香港ではこれに対して歓迎ムード一色ですが、この法律には大きな問題があります。
 この法律が香港の人権とアメリカの外交政策とをリンクさせてしまっていることです。この法律の中にはアメリカが実施するイランや朝鮮に対する制裁を香港はしっかり守っているかを監視する条項がある。

 もう一つの問題ですが、アメリカと香港の間には逃亡犯引き渡し条約が結ばれていますが、アメリカから逃亡した容疑者をアメリカに引き渡すことがこの香港人権民主法にはあります。これは問題があるので私は「悪魔の契約」として批判しています。
 私たちが香港の人権を守るために中国の逃亡犯を送り返すという条例を批判して闘ってきたのに、イランや朝鮮の主権を侵害したり、アメリカから政治的に亡命してきた人たちをアメリカへ送り返せば、自分の人権のために他人の人権を売り渡す事になるからです。

 警察が大学を包囲している時に、香港人権民主法が制定された事に喜び、星条旗をうち振る人もたくさんいますが、彼らはこの法律の問題点を知らないのです。

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行動予定

10月
31
13:30 “他者への想像力”を~日韓の歴史認... @ オンライン
“他者への想像力”を~日韓の歴史認... @ オンライン
10月 31 @ 13:30 – 16:00
“他者への想像力”を~日韓の歴史認識をめぐる問題にジャーナリストと共に目を向けて @ オンライン
【同時通訳付き Web開催】 SJFアドボカシーカフェ第67回 “他者への想像力”を ~日韓の歴史認識をめぐる問題にジャーナリストと共に目を向けて~  組織ジャーナリズム・メディアの報道に接する日々において、政権に対する「忖度」やフェイクニュースの横行など目を覆うばかりの状況に不信感や危機感が高まっています。  長年メディアの中で活動をしてきたベテラン(?)のおじさん・おばさんたちも危機感を共有してきました。そこから、ジャーナリストを目指す若い人たちに「権力を監視し、市民の側に立つ」という姿勢を育んでもらおうと、「ジャーナリストを目指す日韓学生フォーラム」の活動が3年前から始まりました。  なぜ「日韓」なのか。日韓の間には、従軍慰安婦や徴用工の人たちのこと、強制労働など、今も「歴史認識」をめぐる問題が横たわっています。その解決のためには、まずお互いが相手を学び、理解していくことが必要です。その行為は、ジャーナリストにとって大切な“他者への想像力”に思いを寄せることにもつながります。  ジャーナリストが日々伝える「今」の一つひとつは、「過去」つまり歴史を背負っています。そこに目を向けられるようなジャーナリストが日本で、韓国でニュースを発信していければ、今のメディアは少しずつ変わっていけるのではないか。そんな日韓学生フォーラムの試みをもとに、日韓の皆さんと歴史認識を共有する道を探っていければと思います。 ゲスト 〇植村隆さん:  1958年、高知県生まれ。早稲田大学政経学部卒、82年、朝日新聞社入社。大阪社会部記者などを経て、テヘラン、ソウル特派員。北海道報道部次長や外報部次長などを経て、北京特派員、函館支局長など。2014年、早期退職。17年秋に「ジャーナリストを目指す日韓学生フォーラム」をジャーナリスト仲間たちと立ち上げる。また現在まで、16年より韓国カトリック大学客員教授、18年より週刊金曜日発行人兼社長、19年6月から「金曜ジャーナリズム塾」塾長も務める。 〇西嶋真司さん:  1957年生まれ、早稲田大学卒。81年に「RKB毎日放送」入社。記者として報道部に配属され、91~94年にJNNソウル特派員。2000年に制作部に異動し、ドキュメンタリー番組を制作。18年に退社し、映像制作会社「ドキュメント・アジア」を設立。ドキュメンタリー映画の代表作に『抗い 記録作家 林えいだい』。現在は元朝日新聞の植村隆記者のバッシング問題をテーマにした映画『標的』を制作中。 〇「ジャーナリストを目指す日韓学生フォーラム」に参加し、現在メディアで働く記者や学生も出演します。 詳細 ●日時: 2020年10月31日(土)  13:30~16:00 ※受付時間13:00~13:25 ●会場: オンライン開催 ★オンライン会議システム・Zoom(言語通訳機能付き)を使用します。スマホやPC等の端末から参加いただけます。参加方法の詳細は、お申込みくださった方に10月26日までにメールいたします。 ★グループ対話セッション(逐語通訳付き)や、ゲストとの対話も行う予定です。聞くだけの参加も可能ですが、この対話の場を一緒につくれるよう、お声を出していただけましたら幸いです。参加者さまのお顔は写らないよう初めはこちらで設定いたしますが、グループ対話中は、自主的にお顔を写していただけます。 ●参加費: 無料  ※通信料は参加者さまのご負担となります。 ●お申込みフォーム: https://socialjustice.jp/20201031.html ★先着50名様。完全事前登録制(上記フォームからのみの受け付けとなります)。 ★締め切りは【10月25日】、または【定員に達した時点】の早い方とさせてください。 ●イベントホームページ: http://socialjustice.jp/p/20201031/ ★同時通訳(日本語・韓国語)をいたします。 ★韓国語でのご案内ページ http://socialjustice.jp/p/ko20201031/ もございます。オンライン開催のため韓国など海外からの参加も容易です。もしお知り合いで韓国語でのご案内の方がよろしい方がいらっしゃいましたら、こちらのリンクを広めていただけましたら幸甚です。 ― 助成: オープン・ソサエティ財団/JANICグローバル共生ファンド ― ■主催・お問い合わせ先: 認定NPO法人まちぽっと ソーシャル・ジャスティス基金(SJF) メール: info@socialjustice.jp
18:30 止めよう!沖縄・南西諸島への大軍... @ かながわ県民センター
止めよう!沖縄・南西諸島への大軍... @ かながわ県民センター
10月 31 @ 18:30 – 20:30
止めよう!沖縄・南西諸島への大軍拡!~小西誠さん講演 @ かながわ県民センター | 横浜市 | 神奈川県 | 日本
■ 日 時: 2020年10月31日(土)  18:30~20:30 (開場18:15) ■ 場 所: かながわ県民センター2Fホール  横浜市神奈川区鶴屋町2-24-2(横浜駅きた西口から徒歩5分)  http://www.pref.kanagawa.jp/docs/u3x/cnt/f5681/access.html ■ 資料代: 800円 ■ 定 員:事前申込み優先で130名  申込先: ytkouen@gmail.com  Fax: 045-881-2772 Tel: 070-6481-4362 ■ プログラム ※予告なく変更する場合があります ⭐18:30~19:00 闘うシンガー川口真由美さんの歌 ⭐19:00~20:00 小西誠さんの講演 ・要塞化される琉球弧~対中国の日米共同「島嶼戦争」~ミサイル戦争の実態 ・琉球弧全域のミサイル基地化・要塞化計画ー与那国島・石垣島・宮古島・奄美大島・馬毛島への新配備 ・エアシーバトルとオフショア・コントロール、オフショア・バランシングと南西シフト ・国民保護法と住民避難~「非武装地域」宣言 再び沖縄を戦場にするな! ⭐20:00~20:30 質疑応答 賛同金募集中!  一口千円 口座名:横浜講演実行委員会2020  〒00290ー1ー98382 店名〇二九 0098382 主催  横浜講演実行委員会2020 ytkouen@gmail.com    

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