武委員長の談話「あきらめないこと」
聞き手:大椿ゆう子さん
- 2020/6/15
- 反弾圧, 関生型労働運動
- 2018関生弾圧事件, 大椿ゆう子, 武建一

5月29日深夜、大阪拘置所から出てきた武委員長は開口一番「応援してくれた皆さんのおかげ。感謝しています。」と元気な声で笑顔を見せながら語った。
以下、保釈後間もなくの大椿さんの直撃インタビューに応じた一問一答を大椿さんのツイッターより転載・紹介する。(編集部)
大椿さん ―640日も拘留されていて、外に出てきてどんな(ご感想)?
武 気分は最高ですけどね。
ですが、まったく怒りを覚えるのは外へ…部屋から出るでしょう。壁向けぇー!ということで、壁に向かわせるのですよ、ぺたっとね。
こう押し付けて…私は応じなかったですが。私は推定無罪なのにそんな、罪人扱いはするなと言うことで、わざと距離をおいて、かつ横になって…それに応じなかったが、それは苦痛ですよ。
―拘留されたこともない…入ったことはないのですが、どれぐらいのスペースのところで過ごされた?
武 大阪新鑑(鑑別)にはいれたの。新鑑は3畳。ただ冷暖房は入れてくれない…廊下だけ。
―冬の寒い時でも?
武 寒い時でも。だから私、一晩だったけど寒くて仕方がないからオーバージャケットを着て、こうして一晩。それからカイロを貰って、それでしのいだのですが…。
―この弾圧の本質は、何だと捉えていますか?
武 一言で言えばまともな労働組合、その広がりを阻止するには(運動で)成果を上げているカンナマ(関西生コン支部)に打撃を与えて、御用組合的な労働組合しか認めないという権力の意図が強く感じられますね。
―最後に、労働運動に携わっておられる皆さんに武さんからメッセージを。
武 〝諦めない”ことですね。
編集部注:大椿さんは、社民党・全国連合常任幹事、大阪府連副代表で、大阪教育合同労組の前委員長。有期雇用を理由に勤務先の大学を解雇されたとき、関生支部に支援を受けた。弾圧が始まった直後より支援活動に参加されてきた。
641日の異常な長期勾留から釈放された、全日本建設運輸連帯労働組合 関西生コン支部委員長、武建一さんにインタビューしました。勾留中の様子、この大弾圧の本質、そして支援してくれた全国のみなさん、労働組合の方々へのメッセージをいただきました。武さんの元気な姿をご覧ください。 pic.twitter.com/8lWnuvECn9
— 大椿ゆうこ🎗労働者の使い捨てを許さない (@ohtsubakiyuko) June 6, 2020