今、政府がするべきは新基地工事の中止・断念だ!

4月21日、安倍政権・防衛省は、コロナ感染拡大の未曾有の危機を国民全体で何とか乗り越えようとしている時、事もあろうに沖縄県民が抗議しづらい状況を狙って、新基地の設計変更を沖縄県に申請した。
これは辺野古埋め立て予定海域で90mに達する軟弱地盤の改良工事に伴うもので、当面の総工費は9300億円に達する。
「コロナ恐慌」危機の中で、最終的にはいくらかかるかさえ判然としない米軍新基地の建設に巨額の血税を投じる、まさに「狂気の沙汰」というべき暴挙である。
安倍政権は、もはや「辺野古唯一」との根拠自体が崩壊し、建設不可能となっている新基地建設を断念し、米軍基地建設予算を、コロナ感染拡大で苦しむ人々の命と暮らしを守るための医療や経済保障に回すべきである。
4・22防衛省前に抗議の人波
4月22日夕方、東京の防衛省前にて、「辺野古を土砂で埋めるな!首都圏連絡会」の呼びかけによる抗議が行われた。
集まったのは80名あまりの全国の有志。
コロナ感染の対策をしながらの抗議となった。
沖縄から山城博治さんが防衛省と国への怒りとさらなる連帯を呼び掛ける報告があり、キリスト者ネット、南部の会、一坪関東ブロックから抗議文を防衛省の担当者に渡した。
市民の命が脅かされているコロナ状況の中、政府がするべきは辺野古の工事を強行することではないと抗議の声を上げた。
医療労働者の方から、医療現場で労働者の人権も危うくなっているという報告もあった。
飛沫感染防止のため、シュプレヒコールはなかったが、参加者の気持ちが一つになった行動だった。
(東京K)