関西生コン弾圧に抗議する自治体議員
126名結集の中核母体として存在感

前号で速報の通り連帯ユニオン議員ネット(代表・戸田ひさよし前門真市議)の第15回全国大会が2月10日、大阪市西区川口の学働館で開催された。
同組織は、これまで全国で革新市民派として活動を続ける地方自治体現職議員、候補者を中心に結成され今年15回の節目を迎えた。最近では、森友事件摘発で一躍、時の人となった副代表の木村まこと豊中市議らの活動ほかで存在感を見せ、昨年の全国126名もの地方議員合同での「関西生コン弾圧に抗議する自治体議員声明」の結集軸になるなど、今後への拡がりを期待させる。
冒頭、戸田代表は現況の政治状況にふれ、以下のように報告し、同会の活動と関心の広がりを強調した。
・昨年7月参院選で自公政権は2/3には届かなかったが過半数を維持し、準与党の維新の結託も含めて、アベ政治は底なしの不正腐敗と民衆収奪強権政治を進めた。しかし〈桜を見る会〉疑惑=総理の犯罪追及な どから「アベ政治の終わりの始まり状況」になってきた。
・労働運動と協同組合運動それ自体を否定するに等しい「連帯カンナマ大弾圧」が続き、ヘイト右翼から当ネット会員議員への名指しの誹謗中傷も続いたが、会員は毅然として当ネットに結集し続けた。
・昨年秋から関生弾圧に反対する自治体議員声明」運動を展開して、当ネットの枠を大きく超えて、23都道府県の自治体議員 126 名(前職・元職を含む)の抗議声明賛同発表を勝ち取り、11/16 カンナマ弾圧反対全国集会への議員約20名の結集につなげ、今後の運動深化の基礎を作った。
・会員は各地でアベ政治反対・反ヘイト・辺野古新基地反対・原発再稼働阻止、行政の適正化等で奮闘中である」
続いて現状の活動報告と新年度方針では、以下の各氏提案が承認された。
▲馬毛島への軍事基地建設及び南西諸島の軍事化に反対する特別決議~提案説明/和田香穂里西之表市議
▲原発問題に関する特別決議~提案説明/新城せつこ東京都杉並区議
▲革新政党や弁護士会が連帯カンナマ労組への不当極まる弾圧について・反対の声をあげる事を求める決議~提案説明/木村まこと豊中市議
▲公共工事および公共施設を使用する工事のコンプライアンス点検を・強化していく特別決議~提案説明/戸田ひさよし前門真市議
▲安城市施設をヘイトに使わせない決議~提案/石川翼安城市議
戸田、木村、中西3氏の役員体制堅持
全国47の行動する地方議員集団に成長
さらに木村まこと豊中市議から『連帯関生弾圧反対の自治体議員声明運動の報告と今後』について、森友事件裁判に完全勝利した報告が行われ、議員ネット活動の高まりがあらためて確認された。
■新年度役員体制では、代表…戸田ひさよし・前大阪府門真市議 (連帯ユニオン近畿地本顧問)、副代表2名…木村まこと ・大阪府豊中市議 (森友問題追及で提訴等で著名) 、中西とも子 ・大阪府箕面市議との陣容が承認された。
■現在、議員ネット会員は、近畿 37(大阪 28・兵庫9・京都1)、中部2、北陸1、 関東3、東北2、九州2と全国に広がりを見せている。