ザイトクに施設利用を許さず!
門真教育委員会の断固とした姿勢に賞賛の声 全国自治体へ模範
戸田市議の活動に市民も呼応言論暴力集団たる反ザイトク押さえ込みの先進的施策を2月の公開研修会で開示し、一躍注目を集めた門真市だが、一部機関の意識の遅れから4月にザイトクの「5・11朝鮮民族差別集会」へ公共施設使用許可を出してしまい、一時混乱した。
この問題で先導的活躍を見せる戸田ひさよし同市市議の抗議活動や、全国からの問い合わせ電話など各地の良識ある人々の声が門真市当局の良識派を押し上げ、ついにザイトクのこれら集会への「許可取り消し決定・通知」が5/2(金)に出された!これに「門真市教育委員会の考え方について」も添付されたが、関係者は一連の経緯と「許可取り消し通知」を送る事について同日に教委力市議会議長・副議長に説明し、全会派と戸田市議にも説明し了承を得るなど、腰の据わった対応振りと優れた見解のあり方が見事だ。
今後も予想されるザイトクの全国での公共施設進出へ大きな歯止めを掛けうる優れた先進事例と目され、全国自治体も同様の対応をと戸田市議も「市教委の見解文書は『苦心の産物』で、非常に優れた内容だった」と、今後への広がりを期待する。
「門真市教育委員会の考え方について」
本市教育委員会としましては、門真市民文化会館が多くの市民に利用される施設であるため、本利用許可に反対の立場をとる者の妨害行為等により、他の利用者の安全確保が図れないことを危惧するとともに、いかなる団体であれ、人権、民族、門地など人が生まれながらにして持ち、自ら選択する余地のない点や国籍などの属性を捉まえての差別行為は許されないという姿勢に立ち、多くの子どもたちも利用する文化・教育の拠点である施設として、受け入れるべきではないという考え方であります。
本施設の指定管理者にも、市民目線に立った総合的な判断のもと、教育委員会の考え方と軌を一にした対応を求めます。
門真市教育委員会(2014年5/2)
【解説】最後のフレーズの、指定管理者に対して「『市民目線に立った総合的な判断』のもとで教育委員会と軌を一にした対応を求める」と締めくくった条項は「今後の実効性」を考え抜いた文章であり、全国の自治体と公共施設管理者が模範とできるものとして、人権・平和で運動を続ける層での積極的利用を、と戸田市議は呼びかけている。
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