
野党への悪辣な誹謗中傷のみを投稿し、拡散させてきた匿名のツイッターアカウント「Dappi」。この有名アカウントはまるで「個人の言論」であるかのように装っていたが、実は企業によって組織的に運営されていたことが、名誉棄損の犯罪を特定していく過程で判明した。しかもこの憎むべきウェブ運営会社は、何と自民党関係者と取引関係にあることも判明したのだ。
右翼反動の連中などスキャンダルの暴露を「言論弾圧」などと意味不明のことを喚くが、巨額な税金が投じられた公党・政権与党が、闇企業を使って野党を攻撃するネットを「裏」で操り世論誘導していたということだ。これは、世界のどこでも政権転覆級の大スキャンダルだが、わが国マスコミは未だダンマリを決め込んでいる。
赤旗日曜版に出ている「自民党本部事務総長」Mは、以前から<自民党の金庫番>と呼ばれた人物で、2004年日歯連不正献金事件でも東京地検に事情聴取を受けているほか、19年の参院広島選挙区をめぐって元法相の河井克行、案里夫妻が起訴された大規模買収事件でも名前が取り沙汰され、当時の菅前首相の首相動静でも複数回の会談が確認されている裏金担当の存在だ。
この疑惑の真相はぜひとも明るみに出さねばならない。