6.14 沖縄意見広告運動 関西集会(協同会館アソシエ)

 第5期沖縄意見広告運動報告集会(関西)は、6月14日、協同会館アソシエにおいて開催され、賛同者を始め、労働組合・市民団体など200名が結集した。(同時開催された関東集会の様子はこちら

沖縄意見広告運動 関西集会 協同会館アソシエ沖縄意見広告運動 関西集会 協同会館アソシエ

武建一代表世話人が開会のあいさつ

 集会冒頭、沖縄意見広告運動の武代表世話人が挨拶した。
 武代表世話人は同運動への支援・協力への感謝の意を述べた上で、「日本の面積の0・6%しかない沖縄に在日米軍基地の74%が集中する現状があり、日米両政府は新たな基地を沖縄につくろうとしている。こうした現状を打破するため、意見広告運動を通して闘い続ける」と、その決意を語った。

上原公子さん(元国立市長)が講演

上原公子さん(元国立市長)が講演上原公子さん(元国立市長)が講演 続いて、元国立市長・上原公子さんが「日本国憲法改悪について(自民党憲法草案批判)」をテーマに講演した(以下、要約)。

 「新しく自民党憲法改正草案(自民党案)が提出された。この内容はあまりにもひどい。しかし、それによって現憲法の内容が理解しやすくなった。自民党が日本をどんな社会に変えようとしているのかを見抜くとともに、現憲法が私たちに訴えていることを理解してほしい。
 現憲法の三原則の中で最も大事なのは『基本的人権の尊重』だ。現憲法の第10章に『最高法規』という項目があり、その中で『基本的人権は永久不可侵の(将来にわたって侵すことができない)権利』だと書かれている。基本的人権とは『一人ひとりが自分らしく生きる権利』のことだ。

 まず、憲法前文について。現憲法には『政府の行為によって再び戦争の惨禍が起こることのないようにする』とある。これは、政府はときに間違うことがあるということを示している。そして、だからこそ主権者の国民が政府を常に監視し、コントロールしなければならないと言っている。これこそまさに立憲主義だ。
 今、『安倍政権が悪い』と多くの人々が口にするが、それを支えているのは国民だ。国民が主権者としてどう行動していくのかが最も重要であり、それが私たちに問われている。
 また、前文には『平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意』『全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免れ、平和のうちに生存する権利を有する』とある。平和で一人ひとりが自分らしく生きていける社会をつくるためにこの憲法をつくったと言っている。

 では、自民党案の前文はどうか。書き出しが全く違う。現憲法は「日本国民は」で始まっているのに対して、自民党案は「日本国は」で始まっている。国民一人ひとりの権利が書かれているのが現憲法だが、自民党案は日本国をどうつくるのかという観点だ。
 また、自民党案には『日本国民は、国と郷土を誇りと気概を持って自ら守り』と書かれていて、自ら国防軍に志願してこの国を守りなさいということが暗示されている。
 さらに、『和を尊び、家族や社会全体が互いに助け合って社会を形成する』とあるが、これは自己主張してはいけないという意味であり、個人ではなく家族に重点が置かれていて、その上に社会があるという風に昔の家父長制のような発想が見える。
 そして、前文の最後には『日本国民は、良き伝統と我々の国家を末永く子孫に継承するため、ここに、この憲法を制定する』とある。素晴らしい国家を子孫に継承するためにこの憲法をつくると言っていて、現憲法とは全く違うものになっている。
 自民党は「国家を支えるために、個人を無視し、家族をつくり、その上で秩序ある社会をつくりなさい。そして、国家を守るために志願兵になって戦いなさい」と言っている。

 さらに、自民党案の9条の2には『国防軍の保持』が明記されている。
 そして、より一層怖いのが『第9章緊急事態』(自民党案98条・99条)だ。ここでは、戦争、内乱等による社会秩序の混乱、大規模な自然災害が起こった場合に総理大臣が『緊急事態だ』という宣言を発する権限を持つと書かれている。何を「内乱等による社会秩序の混乱」とするのかはそのときの政府の判断。また、緊急事態の宣言は事後の国会承認でもよいとされているのも大問題だ。
 緊急事態の宣言が発せられている間、政府は法律と同等の拘束力を持つ政令を出すことができ、さらに、地方自治体に対しても必要な指示を出すことができるとされている。つまり、自民党案では総理大臣が「緊急事態だ」と宣言することで絶大な権力を持ち、全国民を掌握することができるのだ。そして、戦後の日本で初めて国防軍が国民に対して銃口を向ける危険性が出てきた。

 自民党案はこれほど恐ろしいものだ。今こそ、現憲法を読み解くことによって私たちの権利とは何だったのかを認識し直し、憲法を使いこなしてほしい。そして『自民党案はめちゃくちゃだ!』と声を上げてほしい。軍国主義によって再び私たちの人権
が踏みにじられることがないよう、ともにがんばろう」。

韓国から埋立反対の連帯アピール

 集会はこの後、韓国・反戦平和連帯(準)のキム・ウォジン幹事からの特別アピール、「辺野古埋め立て許さない!オスプレイNO!」キャラバン隊の西山直洋さんからの活動報告・次期への提案、連帯アピールと続き、前衆議院議員の服部良一さんの閉会挨拶で締めくくられた。

韓国・反戦平和連帯(準)のキム・ウォジン幹事からの特別アピー ル 「辺野古埋め立て許さない!オスプレイNO!」キャラバン隊の西山直洋さんか らの活動報告

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