運動型新党「革命21」(準)スタート!

新党・革命21結成総会


 2008年5月11日、大阪にて、「関生コミュニスト同志会」の発した「労働者宣言」を契機に発足した新党準備会の「公然化スタート総会」が開催されました。
 総会は、名称を「革命21」と決め、「日本を変えよう、世界を変えよう!私たちを変えよう!」なる「呼びかけ」を決議しました。以下は、その「呼びかけ」です。

英語版はこちら ※韓国語版はこちら

呼びかけ

日本を変えよう、世界を変えよう!私たちを変えよう!


■新たな準備へスタート

 わたしたちは、「生きさせろ!」と命の叫びを挙げ始めた非正規の青年たち、「もう、我慢も限界だ!」と生活不安を募らせる高齢者をはじめ、貧苦の只中にある労働者民衆の自己解放と社会変革をめざし、新しい全国的解放組織「革命21」の創成に挑戦すべく、ここに、本格的準備に入ることを公表します。

■歴史の大きな変化の時がきた

 今、時代は、「唯一の超大国アメリカの時代」が終わりを告げ、世界は歴史的激動期に入っています。資本の「カネ儲け」のための弱肉強食の暴走と延命のための悪政が、世界の自然環境を壊し、地球温暖化と世界的な食料危機を生じさせ、人間が人間であることを否定するような格差と貧困の連鎖をつくりだしています。そしてまた、モラルと人倫の荒廃を生み出し、かけがえのない地球と人間の生命や生活を、根こそぎ破壊しています。
 しかし、苦しい時こそ潮の変わり目、チャンスです。
 米国発サブプライムローン問題を震源地とする、「世界信用恐慌」の始まりに象徴される資本主義の危機は、資本主義が資本主義をやめる以外に解決しようのない根本矛盾の現れにほかなりません。
 それは同時に、わたしたちの闘いのための団結と発展の条件を生みだしています。
 現に、中南米の「社会主義ルネッサンス」の奔流にみるように、世界は労働者民衆の反米・反資本主義の闘いと資本のグローバリゼーション・新自由主義とのせめぎあいの時代に入りました。それは、労働者民衆による資本転覆によって人類の共有財であるべき水、食糧、エネルギー資源をはじめ労働によって生み出された全てのものと未来とを取り返していく〈共〉に創造する革命の可能性の接近、総じて「もうひとつの世界」への移行期といえます。そこにおける時代精神の要こそ、いかにして資本主義を倒す主体を形成するかにあると考えます。

■時代の求めるところに起つ

 これは、没落しつつあるアメリカとの運命共同体として、軍事大国・戦争国家・貧困大国への道(9条改憲・安保再編)を歩む日本においてこそ、急を要する課題です。
 日米安保体制のもとで超大国アメリカに追随し、小泉―安倍―福田政権のもと、新自由主義による「弱いものは死ね」とばかりの格差と貧困の拡大、民営化と労組破壊政策を推進してきた自公政権もまた、確実にその終わりを迎えています。
 自公政権の圧政に、「このまま座して、国に屈服していいのか」と、沖縄―日本全土に怒りと絶望の声が渦巻き、人々が団結し闘いに立ち上がる条件が大きく広がっています。
 すでにいつ倒れてもおかしくない末期症状にある自公政権に引導をわたし、戦後自民党政治の流れを変え、日本を変える扉を開くことが可能な千載一隅の好機到来です。
 にもかかわらず、これらの元凶たる資本主義を倒し、鮮明な理念と日本世直しの「希望の未来」へのヴィジョンを掲げて闘う決定的な「推進力」は、未だ創り出されていません。
 だからこそ、全国の闘う労働者民衆の拠り所として、資本主義と闘うことを諦めていない全ての人々の協働・連帯へ、「推進力」の創設を、わたしたちは開始します。

■既成政党に代わるもの

 わたしたちは、労働者運動、大衆闘争の政治的発展のために闘い、あらゆる搾取と抑圧、貧困と格差の元凶である資本主義を根本から変革し、当面、《日本列島弧に自治・共和・協同のもう一つの日本》の実現をもって日本から東アジア―世界へ、労働者の自己解放と全ての人々の人間解放を求めて闘う「革命集団」をめざします。
 日本労働運動の戦闘的再生に立脚し、労働者が自ら創り出すこの組織は、従来の「党」の持つイメージを払拭したものをめざします。それは、真の意味で労働者の自発的・自律的意思において闘い、生き生きとその自己解放性を発展させつつ自立・自治を創出・創造する解放組織です。
 本格的な準備への「呼びかけ」を発する責任において、わたしたちは、ここに、新しい時代的特性を帯びざるを得ないであろう「新組織」のイメージについて、自らの見解を率直に提案します。
 なぜなら、これまでの既成政党・政治組織は、多かれ少なかれ、上意下達の中央集権型の組織構造、民衆に対する独りよがりの「前衛」意識によって形成され、これらは独善主義と権力主義・官僚主義、さらに組織内外での異論の圧殺と暴力(内ゲバ)をもたらしてきました。また、大衆組織や労働組合に対する支配と引き回し、革命的モラルの軽視などを組織的特性としてきました。
 そのような20世紀の既成政党・政治組織そのものが、「20世紀社会主義の挫折」とともに、もはや今日の時代においては、破綻しています。

■運動型の新しい解放組織の創造を

 わたしたちは、「運動型新党の形成」に果敢に挑戦します。それは、「協同組合型社会(アソシエーション)」の実現に向かう「21世紀社会主義革命」(アソシエーション革命)への挑戦が、それにふさわしい「21世紀の新しい型の党」を必要としているからです。
 従来の「党」のあり方を否定する新しい組織の特性とは、《構成員「主権」、民主自治制、ラデイカル(根源的)民主主義、公開性》の四つの原則です。つまり、異論があっても団結可能な「多様性の承認のもとでの統一」による協同基準の創造であり、革命的モラルを併せ持った組織原理による「運動」(「リゾーム(根茎)状」)としての組織です。
 この新しい組織は、「党のための党」ではなく、光放つ運動の渦を創り出すことにかかっており、その闘いの過程でこそ新たな絆、新たな組織原理も創りだされるものと考えます。わたしたちは、個々の運動が過去において生み出し現在も引きずっている排他性、分裂志向、不毛な党派間抗争を自己目的化するような愚を克服し、多様な諸政治勢力の可能な限りの同権的協働を、互いの人間的・同志的信頼を尊重して共に闘いたいと願うものです。
 この新しい挑戦。それは、わたしたち一人一人がその生き方、働き方、暮らし方を変えることを意味し、それが世界を変えることに通じます。闘うべき〈共通の敵〉がはっきりすれば、〈共通の戦略〉も立てられます。
 無関心・無力感を捨てよう!
 その時、わたしたちの前に、道は大きく開かれるのです。

■わたしたちは呼びかけます

 この新組織創立への準備過程は、それを望む全ての人々に開かれています。
 わたしたちは、全ての人々―― 開かれた討議とラデイカルな民主主義によって新しい革命プログラムを「憲章」として創造し、日本から東アジアへ、そして「もうひとつの世界」をめざす全世界の労働者民衆との国際的連帯を求める「新党」を、〈共〉に創ることを望む諸個人、グループ、政治的潮流 ―― に呼びかけます。
 とりわけ、出自や女性、男性を問わず、非正規の青年たち、労働組合活動家、農民組合活動家、地域の活動家、被差別民衆、全てのコミュニスト、社会主義者に呼びかけます。

 志を高く、世の中を変える闘いに、喜びと誇りをもってのぞもう!
 日本を変え、世界を変えよう!わたしたちを変えよう! 
 新たな「運動型新党」の創出に、ともに挑戦しよう!
     

2008年5月11日  「革命21」準備会

(機関紙『コモンズ』創刊号1面)

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