辺野古現地報告(5) 沖縄防衛局は道路の不法占拠をすぐやめろ!

辺野古に基地はいらない!海底ボーリング調査阻止へ

―ヘリ基地反対協のアピールに応えて、沖縄意見広告運動と関生支部が現地へ派遣―
 辺野古現地行動報告(その2)

辺野古ゲート前で搬入阻止

 前号でも報告のとおり、沖縄意見広告運動は、7月2日のヘリ基地反対協議会の「緊急アピール」を受けて、第6期の最初の行動として、このアピールに応えて両事務局スタッフを軸に、長期・短期まじえて現地派遣団を送ることを決めた。また関西でこの運動を支え、全組織を挙げて取り組んでいる連帯ユニオン・関生支部も現地派遣を決めた。
 前回はゲート前での資材搬入阻止が主軸だったが、ゲート前と共にたたかいの中心はブイの設置に抗議する海上行動へと移っている。 大阪より派遣された沖縄意見広告運動関西事務局及び関生支部第二次派遣団から報告する。

防衛局は、占有許可のおりていない道路の不法占拠をすぐやめろ!(8/4~7)

■8月4日 仮設ゲート内は「占有許可外」と判明

10498223 朝から生コンミキサー車やダンプが続々と搬入。我々は出入りする車両の前に立つ。「工事を中止しろ!」「埋め立て止めろ!」そのたびに警備のガードマンと警察が我々を排除する。しかし1分でも1秒でも搬入を遅らせるため、市民たちは排除されても排除されても抵抗を繰り返す。
 午後、「殺人鉄板」の撤去を求めて代表団が北部土木事務所へ。追及の結果、沖縄防衛局は鉄板設置・占有の許可は得ているが、仮設のゲートで遮断している歩道の一部は「占有許可外」だと判明。早速、キャンプ・シュワブ内の沖縄防衛局側責任者に許可外の歩道開放を求めるが、らちがあかない。「許可されてないなら不法占拠だろ!」憤慨した市民たちが実力で歩道に入った。機動隊は始めは規制したが最後には認めざるを得ず、我々は不法占拠されていた歩道を取り戻した!「勝利したぞ!」みんなで確認し合った。

■8月5日 仮設ゲート解放を!

辺野古ゲート前 この日も朝からダンプ、型枠を満載した車両などが続々とゲートにやってきた。そのたびに前日と同じ抵抗と排除の攻防戦がつづく。
 共産党の赤嶺衆議院議員とともに代表団が沖縄県警と交渉。開放された歩道部分に続き仮設ゲートも開放するように要求。警察に対して、相談して後日回答するように求めた。また、後方のナンバープレートが汚れて見えないダンプ車両を、警察に改善指導させた。
 午後からの集会で関西生コンが紹介されたので、奈良でのたたかいを紹介した。
 夕方、一旦宿舎に引き上げたが、夜の抜き打ち搬入に備え、夜の行動にも参加。
 この日、那覇市のホテルでは稲嶺進名護市長と与党議員全員が翁長雄志那覇市長と会い、11月16日投開票の県知事選への出馬を要請。翁長氏はこれに答えて出馬の意欲を伝えた。知事選の結果は辺野古新基地建設に直結する。

■8月6日 鉄管やブロックも無許可と判明

辺野古ゲート前殺人鉄板 この日は、白い石を積んだダンプが何台もやってきた。時おり機動隊が介入し、我々を暴力的に排除。こちらも怒りが噴出し、騒然とした雰囲気となった。
 夏休みなので子ども連れで参加する人もいる。この日も、三人の子どもを連れたお母さんが「殺人鉄板」を子どもに見せて、説明していた。またこの日は鹿児島の高校生が平和学習の一環でゲート前を訪問。
 この日、沖縄総合事務所で代表団が交渉を行い、「殺人鉄板」の撤去や歩道の全面開放を求めた。ところが追及してゆくと、歩道を封鎖している仮設ゲートの鉄管やトンブロック(1トン以上の重さのコンクリートブロック)も「許可外」であることが判明! 防衛局は無許可の構築物をつぎつぎと設置していたのだ! 沖縄防衛局に即時撤去を求め、「もし撤去しないなら自力で撤去する」と伝えた。
 なお、この日、那覇市では「オナガ雄志知事を実現する同志会」主催の会議が開かれ、財界を中心に1450人が集まったとの事だ。

■8月7日 「撤去しなければ実力で撤去する」と通告

違法に住民を締め出す防衛局 午前中、社民党の福島みずほ副党首が激励のため来訪し「辺野古の闘いを全国に広げる」とアピール。昨日「占用許可外」と判明したトンブロックと鉄管の撤去を本日も要求。何度か沖縄防衛局の現地責任者と交渉し「3時半までに撤去しなければ実力で撤去する」と通告。3時半になり、我々が鉄管の一部を取り外すと、途端に県警の機動隊が現場を取り囲み、市民を排除。現場は一時大混乱となった。この混乱の一切の責任は沖縄防衛局にある。防衛局の横暴を許すな!

————————————————
シュワブ前、歩道占用の根拠なし 北部国道事務所が見解(琉球新報2014年8月5日)
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-229655-storytopic-53.html

防衛局の抗議住民排除は不当違法だった(見取り図) 【名護】米軍普天間飛行場の名護市辺野古への代替施設建設工事のため、沖縄防衛局がキャンプ・シュワブ旧第1ゲート前歩道の一部にかかる形で鉄柵を設置し市民らの立ち入りを制限している件で、歩道部分の占用と立ち入り制限に法的根拠がないことが4日、分かった。
 鉄柵と山形突起がある鉄板の設置許可を出した沖縄総合事務局北部国道事務所が、違法性を指摘した市民らに明らかにした。同事務所の大城純一副所長は鉄板について「危険だ」との認識を示した上で、防衛局に安全対策を指導していると説明した。沖縄総合事務局が鉄板の危険性について言及したのは初めて。
 大城副所長は防衛局や県警などが歩道上の住民まで排除していることに対し、安全対策の一環との見方を示した上で「防衛局は歩道管理者ではないので、法的拘束力はない」と指摘。歩道上の住民を排除してきた防衛局に法的根拠がないとの認識を示した。
同事務所によると、防衛局が占用できる対象は車道上の鉄板と仮設ゲートの構造物だけで、構造物のない歩道部分は占用対象外となっており、住民が立ち入っても違法ではない。しかし、防衛局や県警、警備会社は仮設ゲートから基地側の歩道に立ち入ろうとする住民を排除していた。
 同日、ヘリ基地反対協議会の安次富浩共同代表などが同事務所を訪ね、占用の違法性を指摘。その後、一転して県警などは歩道への立ち入りを規制をせず、防衛局の管理物である鉄板への立ち入りだけを制限した。

『コモンズ』75号の目次に戻る

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Twitter で

  1. コモンズ最新号目次

特集記事(ランダム)

  1. カタルーニャ独立運動

    2018-3-5

    その後のカタルーニャ独立運動 独立派が州議会選挙にふたたび勝利!

季刊「変革のアソシエ」No.31

最近の記事

  1. 3・30「働き方改革」=残業代ゼロの過労死法案許すな国会前行動
    「働き方改革」=「過労死」法案を許すな! 残業代もゼロに!  安倍晋三内閣は4月初旬にも「働き…
  2. 原発のない福島を!3・17県民大集会
     3月17日、福島県楢葉町天神岬スポーツ公園において「2018原発のない福島を!県民大集会」が同…
  3. 桜イラスト
    官邸の入口にある地獄門 安倍打倒そだねーの声充ちる 美ら海にドシャドシャ入れることならぬ…
  4. 官邸前行動レポート写真1
    官邸前行動レポート/直接行動(DA)高屋直樹 森友学園の全貌解明と関係者の責任追及を行い 民衆の…
  5. 安倍は辞めろコールの広がり
     前号で「佐川辞めろコール」の広がりを伝えたが、一気に佐川前国税庁長官国会喚問にまで事態は進んだ。こ…

職場・労働相談はこちら(外部リンク)


連帯労組の闘い ↑ 映画「フツーの仕事がしたい」より 労働相談は連帯ユニオン

行動予定

4月
21
18:30 ゆれる歴史認識 トロントから「南... @ エルおおさか
ゆれる歴史認識 トロントから「南... @ エルおおさか
4月 21 @ 18:30 – 20:30
ゆれる歴史認識 トロントから「南京」「慰安婦」問題を巡って @ エルおおさか | 大阪市 | 大阪府 | 日本
 皆さんは ALPHA(第二次世界大戦歴史事実を守る会)をご存知ですか?  この会は1997年から第二次世界大戦のアジアでの戦争の歴史を学生たちやカナダの市民に正しく伝えようとカナダトロントで結成されました。現在 ALPHA の団体は、カナダやアメリカなどの都市で歴史認 識活動を展開しています。  「悲惨な戦争の歴史事実を知ってこそ、平和を大切に思い築いていける」との考え方は、カナダの歴史教師や中国系、韓国系市民に共感を受け多くのメンバーが活動に参加しています。私達「南京の記憶をつなぐ」会の趣旨とも重なります。  アジアの戦争中に起きた南京大虐殺や「慰安婦問題」731、細菌戦など、これまで日本やアメリカによって隠蔽されてきた歴史事実を、市民や若者に伝えようと教育界に働きかけて副読本作成や学生シンポ、サマーキャンプ、スタディーツアーなどの 幅広いグローバルな歴史教育を企画し実践しています。  カナダやアメリカでもここ数年、「慰安婦」少女像の建設、また昨年「南京大虐殺記念日」の制定をめぐって、日本の歴史修正主義者たちが攻撃をしかけました。私達は、今回トロント ALPHA のフローラ氏、 トロントと日本で取材活動をしている田中裕介さんを大阪に招請しました。北米での歴史認識活動の意義やそれを巡る状況、圧力などホットな話題をお話ししていただきます。皆さんぜひご参加ください。 ■日時:2018年4月21日(土)  午後6時10分開場 6時半開演 ■場所:エルおおさか 7階 734 号室  京阪地下鉄天満橋西へ5分 ■講演:フローラ・チョング(トロント MPHIAL副議長)     田中裕介(トロント在住ジャーナリスト) ■協力費:800円 ■主催:「南京の記憶をつなぐ」準備会 フローラ・チョングの略歴と講演: 「なぜアジアでの戦争の歴史を明らかにするのか」 香港出身。1987年にカナダへ移住。英国で修士号(社会正義及び教育学)取得。2005年から正規採用のボランティアとして勤務。以来、アジア太平洋戦争の文脈における人間性の価値と社会正義を批判的に理解する能力を養うための教育と一般社会の啓蒙のため助力してきた。高校、大学、コミュニティを訪問し講演し、国際会議などにアルファ・エデュケーションを代表して出席し発表してきた 現在、アルファ理事会の副議長及び所長として勤務している。 田中裕介の略歴と講演: 「カナダから見える『南京』や『慰安婦』の歴史認識」  北海道出身。早稲田大学卒業。1986年にカナダへ移住。日系コミュニティ新聞の日本語編集者として20年以上勤務し、取材過程で多くの日系人会議、日系史発掘、エスニック問題、人権運動と取り組んできた。1994年以来、民話や創作を英語で語る「語りの会」を主宰し、自らカナダのみならず NY、韓国などでも活動してきた。また、日本の大学などでカナダに関する講演もしている。現在はフリーランスとして、日系メディアや「戦争責任研究」等の学術誌に執筆してきた。訳書に「ほろ苦い勝利」(現代書館)「暗闇に星が輝く時」(朔北社)等。 アルファ教育財団とは  非営利慈善団体。アジア・太平洋戦争史の中でしばしば看過されてきた史実の啓蒙と批的理解を高め、正義と平和、和解の価値を探ることを使命とし4つの方向性を伴う教育と代表発言活動を行っている。 1. 教育者、学生と共に活動する・学校でのワークショップ、会議開催・教材制作、教育者のために研修旅行、会議を開催 2. 青年層の強化・学生主体で大学でのアルファ支部・夏季集中研修、インターンシップ 3. 研究支援 ・記録・資料館のデジタル化事業・大学研究インターンシップ・学生への支援 4. コミュニティの連携 ・映像制作:「アイリス・チャン・レイプ・オブ・南京」、「アポロジー」等・出版:松岡環著「南京引き裂かれた記憶」
4月
23
18:00 第14回怒りのデモ 森友問題の核心... @ 大阪城公園「世界連邦平和像」前
第14回怒りのデモ 森友問題の核心... @ 大阪城公園「世界連邦平和像」前
4月 23 @ 18:00 – 20:00
第14回怒りのデモ 森友問題の核心は安倍昭恵と晋三だ! @ 大阪城公園「世界連邦平和像」前 | 大阪市 | 大阪府 | 日本
■日時:2018年4月23日(月)18時集会、19時デモ出発 ■場所:大阪城公園「世界連邦平和像」前  大阪市中央区大阪城1-1 (大阪城公園 大手前広場)  大阪城の西側。大阪府庁のほぼ正面の道路を渡った広場にあります。 ■主催:「森友問題」疑獄を許すな!実行委員会  連絡FAX06-6304-8431
4月
26
18:00 沖縄意見広告運動全国キャラバン ... @ 連合会館
沖縄意見広告運動全国キャラバン ... @ 連合会館
4月 26 @ 18:00 – 20:00
沖縄意見広告運動全国キャラバン 歓迎と激励の集い @ 連合会館 | 千代田区 | 東京都 | 日本
■ 沖縄から出発した全国キャラバン隊が東京に来ます 4.26「歓迎と激励の集い」に参加ください  1月17日に沖縄辺野古現地を出発点とした沖縄意見広告運動の全国キャラバン隊が、沖縄コースを経て、2月には四国コースを、さらに九州コースなどを回り、4月には23日名古屋、24日静岡、25日千葉を経て26日東京に入ります。  そこで、全国キャラバン隊の皆様を迎え、各地での行動報告を聞き、その労をねぎらい、激励する集いを持ちます。是非、ご参加ください。 ● 日時:2018年4月26日午後6時~ ● 会場:「連合会館」2階201号室  東京都千代田区神田駿河台3丁目2−11   東京・JR御茶ノ水駅より徒歩3分 ● 主催:第9期沖縄意見広告運動  http://www.okinawaiken.org/ 沖縄意見広告運動とは? 沖縄の痛みを、全ての人びとの痛みとして、みんなで受けとめよう! 「普天間即時閉鎖、辺野古(海・陸)やめろ、海兵隊いらない」 このような想いのもと、沖縄意見広告運動は2010年3月に発起されました。国内外の新聞各社への意見広告掲載を中心に様々な活動を行なっています。 意見広告には、公表可能な賛同者の方々のお名前を掲載しています。 【第8期 国内向け意見広告】 掲載日:2017年6月3日 掲載紙:琉球新報、沖縄タイムス、朝日新聞 各朝刊 賛同者総数:12,548件 公表可:10,481件 匿名希望:2,067件 賛同団体:437件 ■ 第9期広告の掲載日は6月3日(日)予定 1万5000件の賛同目標実現にお力を!  賛同者のみなさま。いつもご賛同、ご支援をありがとうございます。  第9期沖縄意見広告の掲載日は6月3日(日)を予定し、沖縄2紙と全国紙との交渉に入りました。9期の目標は、第8期の1万件越えの成果を受け、さらに15000件の賛同を目標に、運動拡大に取り組んでいます。  どうぞ、友人、知人へ賛同の輪を広げて下さい。  振込表付きの第9期新チラシが必要な方は事務局まで連絡ください。  すぐに、お送りします。 沖縄意見広告運動事務局 ● 電話 03ー6382ー6537 ● FAX 03ー6382ー6538 ● mail info@okinawaiken.org (「コモンズ」117号の目次にもどる)

特集(新着順)

  1. 官邸前行動レポート写真1

    2018-4-18

    青年たちは今(3)官邸前行動レポート/高屋直樹(直接行動)

  2. 安倍は辞めろコールの広がり

    2018-4-17

    「森友疑獄」発覚の一歩から一年 渦中の木村豊中市議に聞く(下) ― 官僚に責任押し付ける権力の末路

  3. 2018-4-13

    今、関西でなにが起きているのか ― 在特・ネオナチ一掃の市民連携へ

  4. 痛いウヨキャラ

    2018-4-1

    ネットウヨ・ヘイト団体と化したか「公益社団法人」日本青年会議所 ー ヘイトキャラ「宇予くん」が問題化

  5. ナ・ヤンイルさん

    2018-3-31

    安倍が煽る米朝戦争の危機を止めよう ー 2・24 平和集会での発言から

バックナンバー

カテゴリ一覧

本日
昨日
累計
FROM 2014/01/01
ページ上部へ戻る