国際短信】香港・学生市民10万人が決起し道路占拠 ほか

香港行政長官選挙制度改革案
学生・市民が抗議!10万人が道路を占拠!


香港10万人が道路を占拠 香港では中国当局に対する自治権拡大を求めて学生・市民が決起している。
 中国では3年後の香港行政長官の選出にあたって中国の国会にあたる全国人民代表大会(全人代)常務委員会を開き、8月31日、選挙制度の改革案を全会一致で決定した。しかしその内容は今までの、事前に中国の承認を得た候補者を親中派で構成される「選挙委員会」の投票で決めるものに代わって、業界団体代表ら1200人で作る「指名委員会」による過半数の指名を受けた候補の中から直接選挙で選ぶというものであり、「指名委員会」は名称が変わっているだけでこれまでの「選挙委員会」と変わらず、立候補者数もあらかじめ2~3人程度に絞られるため、この改革案では民主派が選ばれる可能性はほとんどない。
香港10万人が道路を占拠
 民主主義を求める香港市民はこれに抗議し、学生たちを中心に、繁華街の道路を占拠した。22日には大学や専門学校など21校から約1万3000人が参加。香港紙「蘋果日報」(電子版)はこれを「香港学生運動として過去最大規模になると伝えた。28日夜から29日未明にかけて香港警察が民衆に催涙弾を浴びせたため40人以上が負傷し、それは火に油を注ぐ結果となった。道路の占拠運動はさらに拡がり、9月29日夜から30日には10万人の参加者が政府庁舎の集まる金鐘(アドミラルティ)から金融街の中環(セントラル)、繁華街の銅鑼湾、さらに対岸の九竜半島の幹線道路に至るまで覆いつくした。学生たちは無期限のストライキを決めた。
 なお、警察の催涙弾を傘で防いだことから「雨傘革命」と呼ばれている。

香港10万人が道路を占拠 香港10万人が道路を占拠

「見通しの暗い日本経済」
 米ワシントンポスト紙報道


経済でも対米貢献を加速する安倍政権 19日付のワシントンポスト電子版は、安倍首相の進める経済政策と日本の現状について報じ、日本経済の回復は進んでいるとは言い難いとの見方を示した。
 同紙は、安倍首相の経済政策について、折れない三本の矢というより、数十の小さなダーツといったもののように思われると批判。また、内閣府が8日発表した4月から6月期の国内総生産(GDP)改定値が物価変動を除いた実質で前期比マイナス1・8%、年率換算ではマイナス7・1%だったことにふれ、「強い経済回復」が進んでいるとは言い難いとした。
 安倍晋三首相は消費税率を10%に引き上げるかどうか、6月から9月期のデータをもとに年内に最終判断する意向で「景気回復の軌道が確かなものか、注意深く見る必要がある。専門家、有識者から意見を集中的に聞く場を設け、徹底的な議論を行い、判断したい」と述べている。(NDより)

米軍 シリア空爆
オバマ 空爆の正当性強調


 9月23日付のUSAトゥデイ電子版は、アメリカによるシリア空爆について、オバマ大統領の発言を紹介し、オバマ大統領が5つのアラブ国が空爆に参加したことを強調したと報じた。
 空爆に参加したのは、サウジアラビア・カタール・バーレーン・ヨルダン・アラブ首長国連邦の5カ国。一方で、イランは米国の攻撃を非難しており、空爆の承認を得るべきだと糾弾している。これに対して、国務省のスポークスマンは、空爆開始の意図をすでに相互の国連代表を通して、通知していたと主張している。(NDより)

「国際法違反」の批判ひろがる
 この空爆について、国際法や国連憲章の上で根拠がなく、議会の承認もなく米合衆国憲法の規定にも違反しているとして米国の識者や反戦団体から批判の声が上がっている。またオバマが強調するように軍事目標だけでなく、事の荒廃と多数の民間人被害はほぼ確実と見られている。

ハマス・ファタハが合意
統一政府 ガザ統治へ

ハマス・ファタハ合意
 9月25日付のワシントンポスト紙は、ハマスとパレスチナ自治政府の主流派ファタハがカザを両者による統一政府の統治下に置くことで同意したと報じた。ガザは、この夏の内戦で多くの住宅や建物が失われており、その復興が急務となっていた。そのことも今回の合意の一因と見られている。統一政府樹立の合意は、今年の春にもなされていたが、ハマスが、ガザから引かず、ファタハとの対立は、深まっていた。(NDより)
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【註】文末に「NDより」とあるのは「新外交イニシアティブ(New Diplomacy Initiative / ND)米紙ウィークリーニュース 第13号」よりの引用です。

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