資料】オナガ雄志さんの基本的政策-誇りある豊かさを!

出馬にあたっての基本的な認識

■誇りある豊かさを!出馬にあたっての基本的政策

  • 建白書で大同団結し、普天間基地の閉鎖・撤去、県内移設断念、オスプレイ配備撤回を強く求める。そして、あらゆる手法を駆使して、辺野古に新基地はつくらせない
  • 日本の安全保障は日本国民全体で考えるべきものである
  • 米軍基地は、沖縄経済発展の最大の阻害要因である。基地建設とリンクしたかのような経済振興策は、将来に大きな禍根を残す
  • 沖縄21世紀ビジョンの平和で自然豊かな美ら島などの真の理念を実行する
  • アジアのダイナミズムに乗って動き出した沖縄の経済をさらに発展させる
  • 大いなる可能性を秘めた沖縄の「ソフトパワー」こそ、成長のエンジンである
  • 新しい沖縄を拓き、沖縄らしい優しい社会を構築する
  • 平和的な自治体外交で、アジアや世界の人々との交流を深める

■はじめに 今、堂々と、誇りある豊かさを!

オナガさんの応援演説に立つ糸数慶子さん「次は我々が試される。沖縄が試される」

十万人を超える人々が結集した県民大会、「建白書」を政府に突きつけた東京行動。「県民の心がひとつ」になり、固く結ばれた「オール沖縄」に、一点の揺るぎもなかった、その頃から、私は、ことある毎に、その言葉を口にしていました。私には、行く末に立ちはだかる大きな試練と苦難が十分に予見できていたからです。

果たして、その不安は的中し、一年も経たないうちに、中央政府は、限りを尽くし、「オール沖縄」の輪から、力づくで、ひとり、またひとりと、仲間をひき剥がしていきました。ただただ頭を垂れるだけの県選出国会議員と、その傍らで、ほくそ笑む権力者という、屈辱的な構図は、かつての琉球処分を想起させ、県民の脳裏に悲しい記憶を刻みました。分断統治は植民地支配の常套とばかりに、県民に、次々と踏み絵を踏ませ、権力は、ついに、その本性を露にしてきたのでした。

しかし、どんなに強権が発動されようとも、私たちは、絶対に、ここで、屈してはなりません。これまで何百年にわたって先人達が、散々、なめさせられてきた苦汁。その苦しみに比べれば、今の私達の苦労は全く大したものではありません。悲しい白黒闘争を繰り返してはならない、もうこれ以上、県民同士がいがみあい、親子や兄弟といった近しい仲までもが裂かれてしまう悲劇はあってはならないのです。

かつて、私達は、自らが持ってきたわけではない「基地」を挟んで、「経済」か「平和」かと、常に厳しい二者択一を迫られてきました。しかし、社会情勢の変化とともに、この両者は、決して相反するものではなくなりました。観光客で賑わう北谷町美浜地区、勢いが感じられる那覇市新都心地区。これらの地区の飛躍的な発展は、かつての基地経済の恩恵を遥かに凌駕していることは誰の目にも明らかです。今や基地は沖縄経済の最大の阻害要因であると言っても過言ではないのです。

私達は、もうこれ以上「基地」を挟んで左右に分かれる必要はないのです。苦渋の選択を強いられる必要もないのです。沖縄では、もはや保守が革新の敵ではなく、革新が保守の敵でもありません。いたずらに保革の対立を煽る手法はもう過去のものなのです。私達は、これまで相反していた「経済と生活」「平和と尊厳」を県民一人一人が手にすることができるようになりました。このことをしっかりと自覚した上で「我々が試される」のならば、今こそ、「負きてぇならん。うしぇーらってぃならん。なまどぅ うちなー」の心意気のもと、誇り高きアイデンティティーにかけて、明確な意思を示さなければなりません。

今、私達に強く求められているは、次の時代を担う子や孫の世代に、禍根を残すことのない責任ある行動なのです。

豊かな文化や伝統、静かに流れる時間、人々の優しい微笑み、これら全てが織りなす独特の空間が、この沖縄には広がります。国内外の多くの観光客を惹きつけ、そのポテンシャルを認めた外国資本は参入意欲を示しています。発展著しい東アジアの中心に位置し、物流ビジネスにも光明が見えてきました。

今や、経済と生活、平和と尊厳の双方を同時に享受することができるようになりました。私達は、今、誰にも恥じることなく、前を向いて堂々と、誇りある豊かさを手にすることができるようになったのです。

成長著しいアジアのなかで、かつての万国津梁の精神を存分に発揮し、豊かな自然や歴史、魅力あふれる文化と伝統に彩られ、大いなる可能性を秘めたソフトパワーで沖縄の未来を拓いていくことこそが、私達の掲げる新たな旗印となるのです。

私の胸中にあるのは、常に、イデオロギーよりアイデンテイティー。 もう一度、この言葉のもとに、県民の心をひとつにし、様々な困難を乗り越えていこうではありませんか。私たち自身の手で、大いなる可能性を秘めた沖縄の明るい未来を拓き、誇りある豊かさを手にしようではありませんか。(オナガ雄志)

三つのNO!

沖縄の明るい未来に大きな影を落とす危険な動きには断固反対します。県民とともにレッドカードを突きつけ、人々が心豊かに暮らすことができる「ふるさと・沖縄」を守ります。

1. 新基地建設・オスプレイ配備
新たな基地建設を許せば、自らその建設に加担したことにほかなりません。これから先、50年、100年もの間、子や孫の世代に基地被害を押し付けるばかりでなく、彼らの批判の口さえ封じることになります。過重な基地負担は速やかに解消されなければなりません。美ら島・沖縄に新基地・オスプレイは要りません。新基地建設・オスプレイ配備に断固反対します。

2. 格差社会
長く景気が低迷するなか、労働環境に賃金格差、非正規雇用など重い空気が広がりました。未来に希望が持てず、結婚を躊躇する若者さえいます。ひとつの格差は次の格差に連鎖し、将来への展望をも失います。人口減少社会に対処するためにも、若者から笑顔を消してはならないのです。美ら島・沖縄に格差社会は要りません。格差社会に断固反対します。

3. 原発建設
福島の原発事故は、一瞬で人々の平穏な生活を破壊しました。今なお多くの方々が愛するふるさとを追われています。沖縄に原発がおかれ、万が一事故が起これば、小さな島であるがゆえに、その被害は甚大となります。「フクシマの悲劇」は決して他人事や過去の事として見過ごすことはできないのです。美ら島・沖縄に原発は要りません。原発建設に断固反対します。

10のイエス

県民の英知を結集してつくられた「沖縄21世紀ビジョン」。那覇市長として、県市長会長として、将来を展望した私自身の熱い想いを込めてきました。経済・農林水産業の振興、産業基盤の整備、教育・福祉・医療の充実、環境の保全、観光・文化の振興など、このプランの実現に向け全力投球します。あわせて、沖縄に暮らす人々の夢が、沖縄の次代を担うこども達の夢が広がる10の重点施策に取り組みます。

1. アジア経済戦略構想の実現
成長著しいアジア経済のダイナミズムが沖縄に近づいています。巨大なマーケットの中心に位置する沖縄の地理的優位性を活かし、経済発展の恩恵を享受する「アジア経済戦略構想」を創り上げ、同構想の実現に取り組みます。

2. 次世代型交通ネットワークの構築
環境や交通弱者に優しいLRTなどの整備により、南北を縦貫する鉄軌道と各域内の循環路線を結びます。定時定速の快適、気軽な移動手段として、それぞれ地域の活力の原動力となる次世代型交通ネットワークを構築します。

3. こども環境・日本一の実現
こども目線の施策を推進します。子どもの貧困対策、待機児童ゼロ、認可外保育施設、児童クラブ、発達障がい児等への支援を拡充するとともに、きめ細やかな教育指導ができる30人学級や少人数学級の導入を推進します。

4. 沖縄発オリンピック・パラリンピック選手の育成支援
沖縄の青少年達がスポーツで大いに輝いています。国民に大きな勇気を与えてくれるオリンピック・パラリンピックが再び我が国で開催されるのに合わせ、沖縄から羽ばたき、世界の大舞台で活躍する選手の育成支援に取り組みます。

5. 地域・離島・こども元気創造基金の創設
自治会、青年会、老人会、婦人会、こども会などの活動費、児童生徒の沖縄本島、全国大会等への遠征・派遣費用を助成する基金を創設します。離島の魅力を体感し、その絆を深めるための先島版「島たび助成」を行います。

6. 市町村との連携・住民目線のまちづくり
市長としての長い経験から、市町村の事情に明るく、それぞれの立場を理解することができます。住民サービスの最前線にある市町村の真摯な声に寄り添いながら、住民目線で、市町村との連携によるまちづくりを進めます。

7. クルーズ船バース増設整備・母港化推進
那覇港、石垣港は全国でも有数のクルーズ船寄港実績を誇ります。20万トン超級の接岸が可能なバースの増設を進めるとともに、沖縄発着のルート開発により、沖縄観光の裾野が広がるクルーズ船の母港化を推進します。

8. 環境共生アイランド・再生可能エネルギーの推進
沖縄はエネルギー先進地域として大きく飛躍する可能性があります。宮古島での先駆的事例を支援しつつ、環境共生アイランドを目指しながら、増大するエネルギー需要に応えうる再生可能エネルギーの推進に本格的に取り組みます。

9. J1対応サッカー場とボールパークの整備
J1対応の本格的なサッカー場を建設するとともに、10数面のサッカー場を多面的に網羅した「ボールパーク」を整備し、国内外強豪チームのキャンプ誘致などによりスポーツコンベンションアイランドとしての新しい地位を築きます。

10. 「しまくとぅば」の保存、普及と継承
「生まり島ぬ くとぅば 忘しりーねー 国ん 忘しりゆん」との黄金言葉の示す通り、しまくとぅばは沖縄の伝統文化とアイデンティティの根源です。先祖から受け継いだ「しまくとぅば」の保存と普及、次世代への確実な継承に取り組みます。

基本政策

人々を惹きつけてやまない、この沖縄に秘めた大いなるソフトパワーを活かし、沖縄の未来を拓きます。3つの視点から沖縄を拓き、うまんちゅの笑顔が輝く、沖縄を創りあげます。

沖縄の「経済」を拓く―経済発展プランー

これまでの沖縄振興予算は、大半が県外企業に還流するザル経済といわれ、その恩恵は県内企業には十分に行き渡っていません。振興予算が県内に蓄積され、地元企業に経済的な効果をもたらすような施策を推進するとともに、最近の外国資本の積極的な参入など地理的優位性を活かした新たなビジネスの動きをしっかりと捉えながら、その効果が実感される広範な経済発展施策を展開します。

沖縄の「幸せ」を拓く―生活充実プランー

人と人を結ぶ絆は、協働のまちづくりの礎となり、本当の幸せを感じさせてくれます。こどもや高齢者の笑顔が輝き、女性や障がいのある方等の力が正しく活かされる活気に満ちた社会を創り上げていきます。それぞれの地域の誇れる宝を大切にしながら、そこに住む人、働く人、学ぶ人、交わる人、全ての人々が尊重され、そこに熱い息吹が感じられる生活充実施策を展開します。

沖縄の「平和」を拓く―平和創造プランー

今、過重な基地負担に抗うことができるは、先人達の土地を守るための熾烈な「島ぐるみ闘争」で、うちなーんちゅの誇りを貫いたからです。ひとたび戦争が起これば真っ先に基地が標的にされ、この小さな島々の平穏な暮らしは、たちまち脅かされることになります。基地の整理縮小を加速化し、豊かな生活に導く土地活用を図るとともに、近隣諸外国との平和交流を促進する平和創造施策を展開します。

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