連帯労組関生支部・節目の50回定期大会

経済~政治闘争での「労働者主権」の復権
思想闘争を経て、新しい経済社会確立へ


50周年記念4大事業の成功を
開会前にインターナショナル斉唱

開会前にインターナショナル斉唱



 1965年10月、5分会180人でスタートし50年を迎えた全日本建設運輸連帯労組関西地区生コン支部(武建一執行委員長)の第50回定期大会が、大阪市東淀川区共同会館アソシエで開催され、近畿2府4県から参加の百数十名の代議員を前に武委員長は、「組合結成半世紀の礎を基にさらに次なる100年を目指したい」と挨拶をした(大要下記)。

 この中で武委員長は、「永続的に闘える労組の存在と力量が何より問われる時代」として、組合員が総力を注ぎ、関生支部創立50年事業の4つの柱―(1)地域に開かれた新館建設(2)労働学校と図書館開設(3)50年の歴史書編纂(4)亡くなった仲間を供養する共同墓地建設、の遂行を呼びかけ、参加代議員も圧倒的拍手でこれに応えた。

武建一執行委員長、挨拶(要旨)
安倍反動政権と大企業支配に抗して全力で闘い、労組の存在意義を

1965年10月、5分会180人でスタートし50年を迎えた全日本建設運輸連帯労組関西地区生コン支部(武建一執行委員長)の第50回定期大会が、大阪市東淀川区共同会館アソシエで開催され、近畿2府4県から参加の百数十名の代議員を前に武委員長は、「組合結成半世紀の礎を基にさらに次なる100年を目指したい」と挨拶をした(大要下記)。 社会は労働者が労働に勤しむ事で成立する。農~漁民、中小企業者など食糧生産や製品開発など地域に密着貢献する分野の方々が大切にされているのか?
 全国で5300万の労働者がいるが、政府発表で非正規労働者は2000万を越した。賃金・雇用環境とも劣悪で不安定で、中では年収300万以下が1000万人といわれる。生産の担い手であり、社会を支える労働者が極めて深刻な現状だ。農業ではTPPで、漁民は東北など特区で従来権利を奪う市場原理主義にさらされ、中小企業者は従来の得意先を狭められ倒産危機に瀕している。 

 大企業権益のため、弱者に全て矛盾を押し付ける安倍政権が大きな原因だ。それと同時に、現状を変えるために闘わなければならない。今、組織率は約18%だが、人々が労働組合らしい運動を展開すれば、労働者を踏みつける社会を変えることは可能だ。この1年間、あるいはこの50年間、我々は労働者の期待に応える活動をしてきただろうか。今、大企業の労働組合はほとんどが御用組合になり下がっている。

 関生支部は中小企業の労働者で組織する労働組合であり、経済闘争では労使関係企業だけを対象にするのではなく、背後でその企業を支配する大企業と闘う方針を掲げ実践してきた。
 我々は昨年、賃上げ1万円を獲得し、今年も一時金アップと賃上げ1万円。さらに、日々雇用労働者は日額500円賃上げを獲得。経済闘争の基本は背景資本=大企業と中小企業が対等取引できる仕組みをつくるために闘うこと。そうした産業政策によって獲得した成果だ。

 私たちは政治闘争にも取り組んできた。今、安倍政権は中小企業と労働者を踏み台にする政策を実行する一方で、過去の侵略戦争を美化する歴史修正主義を掲げ、軍事大国化を進めている。私たちはこれらの課題に対し果敢に闘ってきた。
 特に、在日米軍基地撤去を求めて闘い、継続的に沖縄意見広告運動に取り組んできた。11月の沖縄知事選挙では「オール沖縄」の立場で基地撤去を目指す翁長候補を全力で応援し、安倍の進める戦争政策に「NO」を突きつける。そして、日米安保破棄を求める運動を大きく展開する。
 
 さらに、東日本大震災の復興支援と反原発の運動に全力を挙げ、消費増税反対・TPP反対を求めて闘う。さらにもう一つは思想闘争だ。私たちはこれまで弁証法的唯物論やマルクス経済学を学習することで資本主義の仕組みを理解し、それに変わる経済システムをつくらなければならないと学んだ。こうした学習を実践に活かすことによって運動が大きく前進する。

 今、時代は大きな転換期だ。覇権国家として君臨してきた米国自身がそれを認め、大統領諮問機関でさえ、米国の覇権の終焉を説き、今後の多極化を予測している。
 支配者は自らの利益を追い求めて民衆を抑圧・搾取し、他民族を抑圧する。我々はその本質を見抜き、労働者の生活と権利、漁民・農民・中小企業の利益を守るために全力で闘わなければならない。関生支部は来年、結成50周年を迎える。それに向け、新会館の建設・労働学校の設立・50年史作成・共同墓地の建設に取り組んでいる。

 労働学校では労働者に必要な基礎知識を教育し、物事の本質を見抜く力をつけさせ、社会に役立つ人材を育成。また、新会館に相応しい中身をつくるために組織の質・量を向上させる。本大会は、来年大きな目標を実現するために心を一つにして取り組む決意を固める場だ。多くの労働者から期待される労働運動をともにつくり上げよう。 (関西 S)

<参考>武委員長インタビュー(関生支部50回大会にあたって)

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